6月10日、「育てよう 希望の森を いのちの森を」をスローガンに第69回全国植樹祭ふくしま2018が開催され、全国の森林整備や森づくりにかかわる関係者約10,000人が参加しました。午前9時30分から南相馬市市原町雫地区の海岸防災林で行われた記念植樹には福島県内の学校、企業などで育てられたクロマツやアカマツ、スダジイなどの苗木20,000本が植えられました。福島県の太平洋沿岸に広がっていた白砂青松の海岸防災林は、2011年3月の東日本大震災による大津波で壊滅的な被害を受けましたが、現在、新たに防潮堤を含め200mにもおよぶ防災林が整備されつつあり、震災からの復興と新たないのちの育みを象徴する場所となっています。会場には終日、大会テーマソングである「福ある島」が流され、前日の30℃近い陽気から、台風の影響もあって一転、気温15℃の雨が降り続く中、午後1時35分から記念式典が始まりました。会場に天皇・皇后両陛下をお迎えした午後2時10分過ぎから小1時間ほど、雨が止んだのは奇跡的で、摩訶不思議としか言えません。天皇陛下がクロマツ、ケヤキ、スダジイの3種、皇后陛下がアカマツ、ヤマザクラ、ヤブツバキの3種を「お手植え」され、さらに、天皇陛下が津島マツ、飯豊スギを、皇后陛下がベニシダレ、マルバシャリンバイをそれぞれ「お手播き」されました。式典の前後には吹奏楽演奏や相馬馬追い、霊山太鼓などの披露、小学生による森づくりのメッセージ発表などがありました。第70回大会は愛知県県民の森で開催の予定で、昨年の富山県から引き継がれたエノキの苗と木製地球儀が内堀福島県知事から大村愛知県知事に渡されました。2020年には島根県で第71回大会の開催が予定されているだけに、雨対策や開催時期、開始時間などに検討を要すると感じました。