気象庁は7月9日、中国地方の梅雨明けを発表しました。7月7日が二十四節気の「小暑」で、梅雨明け間近の夏到来をあらわす時候とは言うものの、例年よりも2週間近く早い梅雨明けは、豪雨災害を受けた地域にとって復旧作業を極めて厳しいものとするおそれが強く、懸念するところです。島根県は、9日午後に溝口知事が、10日午前に大屋県議会議長が、江津市や邑南町、川本町、美郷町など浸水被害を被った江の川沿いの市町を視察し、復旧に向けた対策が迅速に進むよう緊急の予算措置を含めた対応について報道発表されましたが、すでに、農林水産部や商工労働部、土木部で相談窓口の設置を完了し、被害の把握を急いでいるとのことです。また、今回の豪雨災害は、山陽道や松江道、JR伯備線や木次線など都市間を結ぶ主要な交通幹線を寸断させており、生活物資の輸送のみならずモノづくりや観光に大きな影響を生じさせる恐れが生じています。仄聞するところでは、中国五県の知事会が安倍首相に対し早期復旧にかかわる緊急要請を行うとしており、鳥取県の平井知事が10日に官邸を訪問する予定とのことです。
7月8日、出雲市塩津町の塩津漁港沖で操業する(有)塩津定置(松村一正代表取締役)の漁労船「海王丸(19㌧)」が新造され、竣工式が執り行われました。(有)塩津定置は、平成初年に塩津町在住の住民など約50人が出資して設立された大型定置網で、毎年、1億5千万円前後の水揚高を記録している県内有数の経営体ですが、漁労に使用している作業船の老朽化が進行しており、省力化や鮮度保持の観点からも新船建造が課題でした。このほど、水産庁や島根県、出雲市の支援によって、リースによる新船建造事業が採択され、約1億4千万円をかけて立派な漁労船が新造されました。ホクモウ(株)の設計、監修によって山口県仙崎市で 建造された漁労船は、最新鋭の設備を備えており、鮮度保持や省力化に大きな効果が期待されており、松村社長は「懸案の新船建造によって、着実な漁労が図られ、収益の向上と船員の待遇改善を果たす」と抱負を述べました。
7月6日、広島市のホテルグランヴィア広島で在広島根県人会(福田昌則会長)の平成30年度総会が開催され、島根県出身の広島県在住者や島根県と関わりの深い政経人など約200名が参加しました。この日は西日本から東日本にかけて活発な梅雨前線の活動により広島県内に「これまでに経験したことのない大雨が降る恐れあり」として、「大雨特別警報」が発令されたこともあって、松江から広島まで6時間を要しましたが、議事の終了後には、溝口知事の代理で出席した島根県の藤原孝行副知事から永年に亘り県人会の運営に貢献した山崎さんなど2人の役員に知事感謝状が贈られました。総会後の懇親会では、安来節保存会による民謡やどじょう掬いの披露や島根県の特産品などが当たる抽選会も行われました。翌7月7日は山陽道、中国道、松江道、国道2号、54号などの主要道路がすべて不通となったため、広島からの帰路は、国道2号、188号を西進、熊毛ICから山陽道、山口JCTから中国道、千代田JCTから浜田道、浜田JCTから山陰道、国道9号で出雲まで、約9時間30分を要する道行となりました。高速道路の各SAやPAの駐車場は生鮮品を積んでいると思われる夥しい大型トラックで溢れており、豪雨による主要幹線の寸断で週明けからの生活物流の停滞が心配されるところです。