7月14日、自民党平田支部の「居酒屋トーク」が開催され、20代から40代の男女60人が参加しました。「居酒屋トーク」は、「地域振興」「医療・介護・福祉」「子育て・教育」「国防」「人口減少・担い手確保」などの時事問題をテーマにして、お酒を片手に、1ラウンド15分から20分の意見交換を行なう自民党島根県連青年局の企画で、普段は新聞やTVで政治や行政の情報を受け取る側にある若い世代が、政治家(首長や各級議員など)に直接、触れ合い、モノ申し、政治への関心を喚起する趣向で、県内各地で開催されています。この日は、メインゲストに予定した岡山県選出の小野田紀美参議院議員が伯備線の不通などによってキャンセルとなりましたが、県連役員の青木一彦参議院議員(自民党島根県連副会長)、島田三郎参議院議員(自民党島根県連副会長)、三浦靖衆議院議員(自民党島根県連青年局長)、生越俊一(自民党島根県連組織局長)などをコメンテイターに招聘して活発な議論が展開されました。広島や岡山の豪雨災害の直後でもあり、「河川や道路、山林の安全度は大丈夫?」「都会とのアクセス向上には新幹線が必要」などの意見や少子・高齢化による人口減少で「人手不足で有休が取れない」といった意見もありました。また、空き家の活用を阻害している仏壇などの家財について「廃校になった小中学校の教室を一時預かり所に活用しては」とのユニークな提案もあり、予定した2時間のトークはアッと言う間に終了しました。
今年は、JRグループ6社と鳥取県、島根県など23団体でつくる山陰デスティネーションキャンペーン協議会が7月1日から9月30日まで「Nostalgic San’in わすれがたき山陰」をテーマに、国内最大規模の観光キャンペーンを展開する予定で、観光列車「あめつち」の運行でキャンペーンがスタートした矢先、7月5日からの豪雨で、肝心要の島根県・鳥取県と岡山、広島など、主要な新幹線の停車駅を結ぶ伯備線や因美線などのJR各線が不通となってしまいました。災害の規模が大きく、複数箇所にわたるため、早期復旧の目途は立たないとのことで、キャンペーンの目玉であった「大山開山1300年祭」「不昧公200年祭」などのイベントや観光列車「あめつち」、「鬼太郎列車」「ハローキティ新幹線」、「サンライズ出雲」などを活用した旅行商品によって首都圏や近畿・中京圏からの誘客を目論んだ取り組みは大幅な修正を迫られています。梅雨明けが発表され、今週末から本格的な夏の観光シーズンが始まることから、鉄道に代わる陰陽を結ぶ交通手段の確保如何では観光客の大幅な落ち込みは必至で、早急に代替バスの運行などの適切な対処と丁寧な対外広報の実施によって危機を突破していただきたいものです。
防災科学技術研究所の解析によると、広島県や岡山県など西日本の各地域に大きな豪雨被害を生じさせた原因は、西風と南風が運んできた湿った空気が瀬戸内海付近でぶつかって上昇気流が生じ、新しい積乱雲が同じ場所で次々と発生して一列に並ぶ「バックビルディング現象」と言われる状況となって、通常は短時間で通り過ぎる積乱雲が数珠つなぎになって「線状降水帯」を形成したことが、長時間にわたって同じ地域に大雨をもたらしたとのことであり、濁流が住宅街に押し寄せた岡山県倉敷市の真備地域での冠水被害は、豪雨によって川の本流の水位が上がり、本流に流れ込むべき支流の水が、壁にぶつかるように流れを阻害され、行き場を失ってあふれ出す「バックウオーター現象」が生じ、高梁川の支流の小田川や高馬川などで堤防が決壊し、約1200ヘクタールおよぶ浸水となったと報道されています。昨年の九州北部豪雨や日光鬼怒川の大水害が「過去に類を見ない」と形容されてからわずかの時期に、こうした災害が連続する理由がどこにあるのかは定かではありませんが、広島県の府中町では上流から流れてきた土砂や流木で榎川がせき止められて冠水、福山市では溜め池の決壊、米子市では土砂崩れと雨が上がってからの災害発生も報道されており、地滑り地域や中山間地域の溜め池を数多く抱える島根県にとっては『他所事』ではなく、日ごろの危険個所の点検・目視と万が一の備えが欠かせないと感じます。