11月7日、沖縄県糸満市米須霊域の「島根の塔」前の広場で、平成30年度沖縄「島根の塔」追悼式(沖縄島根県出身戦没者追悼式)が執り行われました。「島根の塔」は第2次世界大戦中に沖縄地域の戦闘で犠牲となった島根県出身者908柱を慰霊するため、昭和44年に島根県遺族連合会によって建立されました。碑文には当時の島根県知事である田部長右衛門氏の揮ごうで「美しく花開くためには そのかくれた根のたえまない営みがあるように 私達の平和で心静かな日々には この地に散ったあなた達の深い悲しみと苦しみが そのいしずえになっていることを思い ここに深い祈りを捧げます」とあり、公益財団法人沖縄県平和祈念財団によって管理されています。この日の追悼式では小村浩二島根県健康福祉部次長が島根県知事の追悼文を代読し、来賓を代表して園山繁島根県議会副議長が追悼の言葉を述べ、中里智子沖縄県副参事、新里米吉沖縄県議会議長、宮城篤正沖縄県遺族連合会会長、上原兼治沖縄県平和祈念財団常務理事、福頼弘之沖縄島根県人会会長、松田泰典出雲大社権禰宜、青木義親平濱八幡宮権禰宜など30人が献花・拝礼しました。また、11月8日には島根県からの参加者で宜野湾市嘉数高台公園にある「島根の碑」に献花・拝礼を行いました。
  今年は例年に比べて暖かい日和が続いていますが、11月7日は二十四節気の「立冬」です。暦便覧に「冬の気立ち始め、いよいよ冷ゆれば也」とあるように、朝晩の冷え込みが厳しくなり、野山が朱に染まる紅葉の季節到来と言いたいところですが、今年の紅葉の見ごろは11月下旬から12月上旬になりそうです。昨日、冬の味覚であるズワイガニ(松葉ガニ)漁が解禁となり、初日の水揚げは昨年並みとのことですが、研究者によると資源量が大きく減少しているとのことで、先行きが少し心配です。目に映る民家の軒先につるされた干し柿や郵便局前に立てられた年賀ハガキの幟、インフルエンザで学級閉鎖の報道、クールビズの終了など、いよいよ晩秋近しを思わせる風物や季節の便りですが、この時期から本格化する忘年会での深酒や寒暖差が大きくなって風邪をひきやすいなど体調を崩す時期でもありますから、摂生、用心を心がけたいものです。  
 11月6日、鳥取県境港市の夢みなとタワーで境港管理組合(代表理事;平井伸治鳥取県知事)の設立60周年記念式典が執り行われました。境港は、北前船の寄港地で、明治29年には中国の大連、朝鮮の清津、元山、釜山と定期航路が開設されるなど大陸への中継地として役割を果たしていましたが、戦災で壊滅的なダメージを受けました。戦後、昭和26年に重要港湾の指定、昭和33年の鳥取県・島根県による境港管理組合の設立を機に大きく港湾整備が進められ、日本海側を代表する港湾の1つとなりました。現在は、中国や韓国との定期コンテナ航路や韓国・ロシアとの国際定期フェリーの就航、大型クルーズ客船の寄港が実現し、物流ターミナル、貨客船ターミナルなどの整備によって「北東アジアのゲートウェイ」としての地歩を固めつつあります。平井知事は「多くの先人の尽力で境港は日本海側を代表する海の玄関として認知されるに至った」と式辞を述べ、境港管理組合議会の安田優子議長は「親子2代で境港の整備・発展を目にできることは感慨深いものがある」と挨拶しました。式典では、定期コンテナ航路の開設や港湾整備の協力者など15団体に感謝盾が贈られたほか、境港歴史楽会の面谷昭俊さんが「『北国倒し』の浚渫による港湾整備の歴史」について説明し、新しく整備された竹内南旅客施設の名称を「夢みなとターミナル」とすることが発表されました。