今年は例年に比べて暖かい日和が続いていますが、11月7日は二十四節気の「立冬」です。暦便覧に「冬の気立ち始め、いよいよ冷ゆれば也」とあるように、朝晩の冷え込みが厳しくなり、野山が朱に染まる紅葉の季節到来と言いたいところですが、今年の紅葉の見ごろは11月下旬から12月上旬になりそうです。昨日、冬の味覚であるズワイガニ(松葉ガニ)漁が解禁となり、初日の水揚げは昨年並みとのことですが、研究者によると資源量が大きく減少しているとのことで、先行きが少し心配です。目に映る民家の軒先につるされた干し柿や郵便局前に立てられた年賀ハガキの幟、インフルエンザで学級閉鎖の報道、クールビズの終了など、いよいよ晩秋近しを思わせる風物や季節の便りですが、この時期から本格化する忘年会での深酒や寒暖差が大きくなって風邪をひきやすいなど体調を崩す時期でもありますから、摂生、用心を心がけたいものです。