2月5日、出雲市の国富コミュニティセンターで、昨秋、島根半島西部地域の山林で実施した、シカの生息頭数調査の結果と平成31年度のシカ対策に関わる住民説明会が開催されました。島根県農林水産部の桑本次長は、「島根半島地域での目撃数は減少傾向にあるが、現行の駆除方針を継続して、被害の発生を防止したい」とし、中山間研究センターの金森科長が、「平成30年度の弥山・鼻高山地域の調査区域1,197haでの目撃数は36頭(昨年は65頭)で、捕獲頭数289頭(474頭)を加味したベイズ法による推定生息頭数は900頭程度、湖北地域の調査区域655haでの目撃数は7頭(昨年は17頭)で、捕獲頭数707頭(474頭)を加味した推定生息頭数は1,300頭程度」とし、「松江市の大野、秋鹿地域で実施したライトセンサスで生息を確認した。シカによる造林木の剥皮なども少なからず発生しており、生息域は東部に拡大している」と見解を述べました。北山地域シカ被害者の会(園山繁代表世話人)からは、「捕獲にあたる駆除班や被害調査にあたる巡視員の高齢化」「駆除期間の見直し」「調査区域の拡大」などについて意見があり、被害防止のために設置する電気牧柵や防護資材の補修や更新について、出雲市の江角森林政策課長は、「従来、新設のみとしていた資材支給を平成31年度から補修や更新についても要件とする」と応えました。
2月4日は二十四節気の「立春」。『暦便覧』に「春の気立つを以って也」とありますが、今年は例年よりもかなり暖かく、梅の花が咲く様に、春の到来近しと感じます。 出雲市では2月3日に須佐神社で「豆まき」、木綿街道で「もち街木綿街道」とする搗き立ての餅を好みのトッピングで味わう節分イベントが盛大に行われました。今年は2月5日が旧暦の元旦で、出雲大社神楽殿では、午前1時から「子の刻まいり」と称され、祭典終了後に参拝者が悪病・悪虫・災難を取り除き、開運招福の御利益があると言われる紙垂の取り合いを行う福神祭が齋行されました。ただ、2月1日には、大社漁港に船籍を有するカニかご漁船の第68西野丸(利見秀治船長、乗組員10人)が、日本海で操業中に、ロシアの排他的経済水域(EEZ)で操業した疑いがあるとして警備当局に拿捕されてナホトカに連行されたと伝えられ、2月4日には、松江市内の障害児通所支援施設の経営者と職員が利用者への暴行容疑で逮捕され、さらには、殺人未遂事件の発生も報道されました。島根県は、溝口知事が外務省の正木欧州局長と水産庁の長谷長官を訪ね、第六十八西野丸の乗組員全員が早期に日本に帰還できるよう緊急要請を行ったと発表しましたが、相次ぐ島根県発の気懸かりなニュースには胸が痛みます。
兵庫県明石市の泉房穂市長が明石駅南の国道2号の拡幅工事に関する市の担当職員との内部協議で叱責した「不適切な暴言」の責任をとって辞任しました。協議は2年前で、内容は国道2号の明石駅南東にある交差点は死亡事故も起きており、市民の安全確保を急ぐ観点から、市長として地権者の買収交渉を急ぐよう督励したものですが、過激な発言の一部が、メディアで繰り返し取り上げられ、自らの暴言について「辞任相当として処分する」として、辞職願を議長に提出し、議会が可決しました。泉市長は1963年生まれで、東大卒業後にNHKを経て弁護士となり、2003年民主党から衆議院議員に出馬、当選し、2011年から明石市長を務めています。高齢者偏重の医療・福祉の予算を徹底的に見直しして財源を捻出し、子どもや子育て世代に対する手厚い支援施策が好感され、6年間で7000人の人口増をはじめ出生率や税収の伸長など、その手腕が全国的に評価・注目を集めているだけに残念でなりません。政治家は任期中、365日、24時間その職にあり、スマホの普及になどによって「いつ・いかなる時も撮影、録音され、公開されるリスク」があり、感情のコントロールはそう簡単なことではありませんが、自重・自戒が必要だということを実感します。できることなら、もう一度、政治家として手腕を発揮していただきたいと思います。