3月21日、アメリカのメジャーリーグで活躍し、シアトルマリナーズに在籍するイチロー外野手が東京ドームで開催されたアスレチックスとの開幕2連戦終了後に現役引退を表明しました。日米通算で4,367安打(日本1,278、米国3,089)を放ち、「希代の安打製造機」「バットを持った魔術師」などと形容され28シーズン目に突入した45才のレジェンドがバットを置く日が来ました。小生は2007年の711日のオールスターゲームでランニングホームランを記録し、MVPを獲得した日にTV観戦していた父が急逝したこともあって、イチローの動静には興味があり、引退報道には特別の感慨を覚えます。ところで、統一地方選挙が始まり、島根県知事選挙が告示されました。4人が立候補したことにより「保守分裂」がことさら強調されていますが、イギリスの政治家ジェームズ・ブライスの「地方自治は、民主主義の最良の学校、その成功の最良の保証人」という格言があるように、フェアな選挙で住民の多数意思が示された後には、それ以前の対立を引きずることがあってはならないと思っています。

 

 

 

 3月18日に開催された国の文化審議会は、文部科学大臣に美術工芸品分野で奈良県明日香村のキトラ古墳など3件を国宝、島根県出雲市の鰐淵寺に伝わる「鰐淵寺文書」と鳥取県青谷町の「青谷上寺地遺跡」を含む41件を重要文化財に指定するよう答申したと報道されました。島根県教育委員会の文化財課によると、鰐淵寺文書は鎌倉時代から明治にかけて鰐淵寺に関わる寺領の安堵状や訴訟記録、出雲大社の別当寺とされた関連文書など494通に上る歴史資料で、島根県に存する古文書の重要文化財指定は昭和47年の「出雲国造北島家文書」「出雲大社并神郷図」から47年ぶりとのことです。鰐淵寺は、先年、国の史跡指定を受け、境内整備に着手されたところですが、所有する文書の指定は寺院の歴史的価値をさらに高めることになります。また、仁多郡奥出雲町が「たたら角炉伝承館」として公開している旧槙原製鉄場角炉を国の登録有形文化財とすることも発表されており、島根県の大きな魅力である「神々の時代から伝わる『営みの歴史』」が、さらに輝きを増すよう期待したいと思います。

 

 

 

 3月17日、一般国道9号の多伎・朝山道路が竣工し、多伎コミュニティセンターで開通式が、出雲多伎IC付近で祝賀行事が行われました。一般国道9号は島根県の東西を結ぶ基幹幹線道路ですが、出雲市と大田市境の「仙山峠」付近は、急カーブが連続し、交通事故の多発する島根県内でも有数の交通の難所である上に、事故や災害発生時の迂回路がないため、緊急、防災などの危機管理上のネックとなってきました。多伎・朝山道路は、出雲市多伎町久村から大田市朝山町朝倉に至る延長9.0kmの自動車専用道路として平成18年度に事業化され、平成30年3月に開通した朝山・大田道路と合わせて15.3kmが暫定2車線で供用開始となりました。開通式で溝口知事は「この道路の完成が世界遺産の石見銀山や三瓶周辺の観光や大田地域の産業振興の起爆剤になることを期待するとともに、山陰道のさらなる整備進捗をお願いしたい」と述べ、長岡出雲市長と楫野大田市長、池田国土交通省道路局長の3名が主催者挨拶、細田博之衆議院議員、三浦靖衆議院議員、亀井亜希子衆議院議員、青木一彦参議院議員の4名が祝辞を述べました。また、宮脇島根経済同友会終身特別幹事、田中出雲商工会女性部長が道路開通の期待を述べ、地元の小中学校の児童生徒のビデオレターが紹介されました。テープカットやくす玉割りの祝賀行事に続いて式典参加者が車列をつくり、「通り初め」を行い、多伎・朝山道路は午後5時に一般供用が開始されました。