島根県は面積の約90%、人口の約46%が中山間地域で暮らしていますが、都市部に比べて人口の減少や高齢化が進み、日常生活に必要な機能の維持が困難となる集落が増えているため、島根県では公民館エリアを単位とした「小さな拠点づくり」によって、住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくための仕組みづくりを進めています。「小さな拠点づくり」は、中山間地域の多くは社会生活における条件不利地域で、1次産業の採算性向上や病院、買い物などの生活交通の確保をはじめ1人暮らしや高齢者世帯の見守りなどの生活機能の確保が課題となっており、地域ごとに支援が必要な項目をカルテにまとめ、県と市町村、住民が一体となって「地域づくり計画」をつくり、必要となる実践活動を行うこととされています。島根県では令和2年から始まる新しい中山間地域活性化計画(5年間)の中で、新たに「小さな拠点づくり」で、1つの公民館単位では生活機能が維持できない地域が周辺地域と連携して課題解決に取り組むかたちを企図し、令和2年度から3年間、県内5か所程度を指定し、「小さな拠点づくりモデル地区推進事業」として、ハード・ソフト両面から支援するリーディング事業の募集を始めました。さきに開催された中山間・離島振興特別委員会に報告されたエントリーは、益田市の二川地区ほか5地区(3,240人)、大田市の久利地区ほか1地区(1,622人)、安来市の比田地区ほか1地区(1,058人)、江津市の長谷地区ほか4地区(2,286人)、邑南町の阿須那地区ほか1地区(1,419人)、隠岐の島町の五箇地区(1,711人)、美郷町(4,654人)の7自治体で、計画内容の審査、ヒアリングを経て採択箇所が決まりますが、有為な事業実施となるよう期待するところです。
10月8日は二十四節気の寒露。寒露とは、冷たい露の結ぶ頃という意味で、『暦便覧』には「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」とあります。いよいよ秋本番。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋などと形容されるように人々が躍動する時期到来です。ちなみに、9月28日から行われたいきいき茨城ゆめ国体での島根県選手団の成績は天皇杯得点が725点の40位、皇后杯得点が426点の44位でした。(論評は控えます。選手の皆さん、お疲れ様でした。)ところで、10月10日は「目の日」。小生はさきのドックで目の不調を指摘され(原因は前の日の飲み過ぎで眼鏡を間違えたせいでしたが・・・)、白内障の可能性ありとして、眼科の受診を勧告されました。白内障は、カメラのレンズに相当する目の水晶体に濁りが生ずる病気で、多くは加齢が原因とされます。そのため、通常は年齢とともに進行しますが、医学の進歩によって適切な治療で克服できますから、さほど悲観する心配は無いとのことです。ただ、糖尿病などの合併症がある場合は、急激に進行し、緑内障やぶどう膜炎と言った失明に至る病気を引き起こすことがあるそうですから、還暦を過ぎたら、年に1回は視力のチェックや目の検査をすることをお薦めします。
10月4日、出雲市立平田文化館プラタナスホールで恒例の「県政を語る夕べ」が開催され、480人が丸山達也島根県知事、舞立昇治参議院議員、三浦靖参議院議員、園山繁島根県議会議員の時局講演を聞きました。丸山知事は「知事に就任して5か月が経過した。『人口減少に歯止めをかける』という強い気持ちで、県民が笑顔で暮らせる島根県にするための施策、とりわけ、若い人たちや農山漁村に住んでもらうための所得向上対策や定住外国人が地域社会に溶け込めるような対策を進めたいと思っている」とし、舞立議員は「臨時国会が始まったが、北朝鮮のミサイル発射や厚生労働省が打ち出した病院再編など、地方の安心安全を脅かす問題をきちんと取りあげたい」、三浦議員は「県内市町村の声を丁寧に聞き、国に届けるという地道な役割を果たす」などと述べました。園山議員は「財政基盤が弱い島根県は、知事が進める『島根創生』に必要な財源の捻出は容易ではなく、『スクラップアンドビルド』いわゆる『徹底的な事業の見直し』が必要で、聖域はない。議論が進んでくると、意見の衝突は免れないが、言うべきことはしっかりと主張した上で、譲るときは譲るというスタンスを貫く『和而不流』で進む」と講演を締めました。時局講演会終了後は、参加者が知事や各級議員、地域団体の役員、企業の代表などを交えて交流・交歓し、盛大な異業種交流の場となった観がありました。