5月3日は憲法記念日です。「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。」とあるように、憲法の施行を記念して制定された祝日です。法治国家における憲法は最高法規で、ある意味「国のかたち」を表すものですが、中国の軍事力増強や北朝鮮の核武装、コロナ禍、大地震やゲリラ豪雨など「想定外」の事象が次々に起こり、憲法に法律の枠内では対応できない事態に備える「緊急事態条項」を明記する必要性を感じます。仄聞するところでは、連休明けに何年振りかで両院の憲法審査会が開催され、国民投票法の改正案が審議されるとのことですが、国権の最高機関たる国会で、憲法の適格性が議論されることが極めて少ないことは疑問です。マスコミ論調では「有識者や憲法学者に、権力による過剰な権利抑制を懸念する意見が強い」とありますが、実力組織たる自衛隊を編成しながら自国の法律で軍事行動を縛り、自国の領土が他国に侵略される可能性が生じた刹那、総理大臣が渡米し、アメリカに領土防衛をお願いするという奇妙奇天烈な独立国家は世界中探しても日本のほかには存在しないと考えます。コロナ禍にある今年の憲法記念日を前にした世論調査では圧倒的に「改憲すべき」とする意見が多かったことを国会議員諸氏はどのようにお感じになったでしょうか。

 「政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開に関する法律」により、都道府県の議員、政令指定都市の議員、都道府県知事、市町村長は、国会議員と同様に資産等の公開をすることとされています。国会議員に支給される月額100万円の立法調査費の使途を報告する義務はありませんが、地方議員には政務活動費の使途を報告し、精算すると定められており、このほど、令和2年度分の政務活動費と所得の状況および資産等の補充について島根県議会議長に報告書を提出しました。島根県議会議員に支給される政務活動費は、議員1人につき年額324万円(月額27万円)が個人、36万円(同3万円)が所属会派にそれぞれ年4回(4月,7月,10月,1月)に分けて支給されます。園山繁議員が令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)に支出した政務活動費の総額は2,380,454円で、主たる内訳は、調査活動や諸会合出席の交通費など研究調査費245,839円、要請陳情等活動費が432,189円、資料購入費が58,434円、家賃、電話料、郵券代などの事務所費1,583,992円で、残余の859,546円を返還することとなりました。また、令和2年中(令和2年1月1日~12月31日)における資産補充はなく、出雲税務署に確定申告した令和2年分の所得金額は21,308,358円でした。

日本文芸社の『週刊漫画ゴラク』に連載されている『江戸前の旬』(九十九森原作でさとう輝劇画)は、,連載1000回を超える人気漫画です。毎回、寿司ダネとなる食材の故事来歴や魚介類に関する蘊蓄をはじめ日本の食文化に関わる様々な事柄が主人公と家族や弟子、贔屓の馴染み客などとのやり取りで紹介されますが、今週号(4月23日発売の5月7日号)で、脂の乗りが悪いとされる春先のマアジ、とりわけクロアジの中で、例外的に島根県浜田港で水揚げされる『どんちっちアジ』だけが脂の乗りが別格と紹介されました。作中、その理由を浜田沖の日本海には、魚のえさとなる『カラヌス』と呼ばれる動物性プランクトンが豊富で、この付近を回遊するアジの脂質が通常の2~5倍とされており、脂質が10%を超えるものだけを『どんちっちアジ』として選別、ブランド出荷されていると解説され、握りダネとしてはもちろん、巻物となる海苔との相性も抜群と絶賛されています。過去にも小学館の『ビッグコミックスピリッツ』に連載された『美味しんぼ』(雁屋哲原作で花咲アキラ劇画)で、宍道湖のヤマトシジミなどが紹介されましたが、コロナ禍にあって、島根県産食材に対する『日本一』の評価は元気が出るとても嬉しい話題の提供です。ただ、浜田漁港の巻き網船団1ヵ統の休漁が続いているのは少し心配な事柄ではあります。