このところ菅義偉首相の動静についてマスコミの辛口批評が続いています。8月6日の広島平和記念式典では、あいさつ文の一部を『読み飛ばし』したとし、8月10日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に1分遅刻したとして、いずれも会見で陳謝となりましたが、トイレに立ち寄ったため式典会場への着席が遅れたことまで目くじらを立てて、批判するような事柄なのか、小首を傾げざるを得ません。確かに、原稿の読み飛ばしや遅刻は「ケアレスミス」との誹りを受けるべきことではありますが、メディアで一斉攻撃するほどの『重大な失態』なのでしょうか。さきの国会でも副大臣の着席が1~2分遅れたとして、午前の審議が中断しましたが、近年、とみに、日本人の『鷹揚さ』はどこに行ってしまったのかと思う事象が続きます。ところで、名古屋市の河村市長が、ソフトボール日本代表の後藤希友投手の表敬訪問で「メダルを噛んだ」事件で、新しいメダルとの交換を打診された後藤選手が「その必要はありません」としたにもかかわらず、外野席からメダルの交換を求める声が高まり、結果、『河村市長が交換にかかる費用を負担して交換』となったことやサンデーモーニングでの張本さんのコメントに対するリアクションが取り上げられていますが、少し大弁慶だと感じるのは高齢者所以か。
8月8日、自民党島根県支部連合会(島根県連)は、竹下亘衆議院議員の病気による次期衆院選不出馬を受けた後継候補者を選考するため、島根県選出国会議員5名(竹下議員は欠席)と県連役員7名の12名で構成する選挙対策委員会(委員長;細田博之衆議院議員)を開催し、全会一致で高見康裕県議会議員(出雲市選挙区;当選2回)の擁立を決定しました。島根県連では衆議院議員の任期(10月21日)が迫る中で、7月10日に開催した第59回県連大会で「直ちに選考作 業に入る」との方針が示され、迅速に候補者を選考するため県議会議員10名で構成する衆議院選挙対策本部(選対本部)において公募を含めた選考の方法や選考基準、選考日程等を協議して候補者の絞り込みを行い、最終的には県連規約に則り、選挙対策委員会で決定することが確認されました。選対会議では、透明性と公平性を図る観点から、推薦人2名を条件とする候補者の公募を行うこととし、締め切りとした7月31日までに高見康裕県議会議員と原拓也県議会議員の応募を受理し、志望動機や所信等の聴取および第2選挙区の地域支部長会議等を経て協議を重ねましたが、2人の経歴、識見に遜色はなく、ともに前途有為な人材であるとの評価であり、最終的には県議のキャリアにおいて一日の長がある高見さんを推すことが選挙対策委員会で了承されました。今後は、党本部への公認申請を経て正式決定となりますが、さきの支部長会議で『分裂選挙となった知事選の二の舞は絶対に避けるべき』とする強い意見を踏まえ、組織一丸となって総選挙の勝利に向けた体制構築を図りたいと思います。
8月4日、東京オリンピックの陸上競技女子1500m準決勝で豊田自動織機TCの田中希実選手(同志社大学3年)が5位となり、8月6日の決勝レースへのキップを自力でつかみ取りました。予選で自らが持つ日本記録を塗り替え、準決勝では日本人で初めて『4分の壁』を破る3分59秒19を記録しました。ちなみに、令和3年度の島根県高校総体男子1500mの優勝記録は3分59秒66(女子は4分45秒67)ですから、この記録がいかに凄いかがわかると思います。オリンピックの2レースで自己記録を5秒以上も短縮した田中選手の潜在能力の高さは驚くばかりで、バルセロナオリンピックの水泳競技女子200m平泳ぎで優勝した岩崎恭子さんを彷彿させ、決勝で「ひょっとすると」の期待を抱かせます。自己記録を大幅に短縮させた点では、陸上男子3000m障害の三浦龍司選手(順天堂大学2年;浜田市出身)も同様ですが、(凄まじい努力を重ねている)競技者には、ある日・ある時に訪れる『瞬間』をモノにすると、一気に壁を打ち破って『新しいステージ』に到達することがあります。『瞬間』が何時訪れるのかは全く不明で、オリンピックで『その瞬間』を迎えた選手の神がかり的な進化が「勝ちに不思議な勝ちあり」と言わしめるのかもしれませんが、初出場の面々の活躍が日本選手団の勢いにつながっていることは疑う余地のないところです。