1月20日は「大寒」。『暦便覧』に「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とあるように1年で一番寒い時期とされています。正月明けの1月10日の朝に西宮神社で行われる開門神事・福男選びがコロナ禍のため中止されましたが、例年、この時期の風物詩である剣道や柔道の『寒稽古』や社寺の『寒行』など、邪念を払い、寒さに打ち克つための鍛錬行事の多くがオミクロン株の感染拡大によって取り止められているのは残念です。ところで、1月21日、東京など1都13県に「まん延防止等重点措置区域」が設定され、週明けの25日にも大阪など2府10県が追加となる見込みとされ、感染拡大防止のための「人流抑制」が本格化しそうです。大寒の朝の水は1年間腐らないとされており、「寒の水」でうがいや手洗い、冷水摩擦などを行って、風邪ウイルスやコロナウイルス、インフルエンザウイルスなど『撃退』と行きたいところですが、「マスク」「手洗い」「3密の回避」「適切な換気」など基本的な感染予防と「早期のワクチン接種」「不要・不急の移動回避」によってオミクロン感染のピークアウトを図りたいものです。
1月19日、島根県は前日に判明した新型コロナウイルスの感染検査(PCR検査)で176人の感染を確認し、1月の感染者累計が1,000人を超え、病床使用率は全都道府県で最も高い35.8%となったと発表しました。これを受けて、丸山達也知事は、感染拡大が続く浜田、出雲、益田、江津の4市と邑南町の市町長と緊急のWEB会議を開催し、国に『まん延防止等重点措置』の適用を申請することを前提に、県立学校と5市町の小、中学校について臨時休校措置などを要請し、1月22日から1月31日までの間、県立高校は1,2年生の学年閉鎖、出雲市と邑南町が小学校は休校で中学校は1,2年生の学年閉鎖、益田市は小学校4年生から中学2年生の学年閉鎖、浜田市と江津市は全ての小、中学校の休校とする方針となったことが明らかにされました。島根県は徹底した疫学調査の実施によって感染を抑え込んできましたが、オミクロン株の急激な感染拡大は保健所の調査が追い付かない事態を迎えて おり、「行動制限やむなし」との判断に至ったと考えられます。今のところ『まん延防止等重点措置』の適用地域は4市1町とする方針と聞いていますが、17日の検査分で松江市の陽性者数は29人、安来市4人、津和野町2人などと感染は全県におよんでおり、全県での行動制限に踏み切る必要性もあると思われ、一般事業所でもBCP(Business Continuity Planの頭文字を取った言葉で、緊急時の事業継続計画のこと)準備が必要だと感じます。
元島根県議会議員の川上昌彦先生には令和4年1月14日、病気のため、84歳でご逝去になりました。まことに痛惜の念に堪えません。川上先生は、永年、島根県職員として勤務され、県内企業の生産性向上や中心市街地の活性化、中小企業の振興など、「島根県の商工行政に川上あり」と形容されるがごとく、力を発揮されました。商工労働部長を最後に県庁 を退職され、出雲信用組合(現島根中央信用金庫)常務理事を経て、平成15年4月の島根県議会議員選挙で簸川2区(湖陵町・多伎町・佐田町)から立候補・初当選され、1期4年間、県議会議員をお務めになりました。普段の温厚篤実で柔らかな物腰の一方で、議場で発する制度金融や商工行政のスペシャリストとしての舌鋒鋭い指摘に、驚かされることが少なくありませんでした。小生とは20歳近い年齢差がありましたが、同期当選のよしみで家族ぐるみでのお付き合いをさせていただき、いつも奥様の隣で微笑みを絶やさない愛妻家だった先生の顔が瞼に浮かびます。川上先生の今日までのご高配に感謝申し上げますとともに心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌