1月20日は「大寒」。『暦便覧』に「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とあるように1年で一番寒い時期とされています。正月明けの1月10日の朝に西宮神社で行われる開門神事・福男選びがコロナ禍のため中止されましたが、例年、この時期の風物詩である剣道や柔道の『寒稽古』や社寺の『寒行』など、邪念を払い、寒さに打ち克つための鍛錬行事の多くがオミクロン株の感染拡大によって取り止められているのは残念です。ところで、1月21日、東京など1都13県に「まん延防止等重点措置区域」が設定され、週明けの25日にも大阪など2府10県が追加となる見込みとされ、感染拡大防止のための「人流抑制」が本格化しそうです。大寒の朝の水は1年間腐らないとされており、「寒の水」でうがいや手洗い、冷水摩擦などを行って、風邪ウイルスやコロナウイルス、インフルエンザウイルスなど『撃退』と行きたいところですが、「マスク」「手洗い」「3密の回避」「適切な換気」など基本的な感染予防と「早期のワクチン接種」「不要・不急の移動回避」によってオミクロン感染のピークアウトを図りたいものです。