元島根県議会議員の川上昌彦先生には令和4年1月14日、病気のため、84歳でご逝去になりました。まことに痛惜の念に堪えません。川上先生は、永年、島根県職員として勤務され、県内企業の生産性向上や中心市街地の活性化、中小企業の振興など、「島根県の商工行政に川上あり」と形容されるがごとく、力を発揮されました。商工労働部長を最後に県庁を退職され、出雲信用組合(島根中央信用金庫)常務理事を経て、平成15年4月の島根県議会議員選挙で簸川2区(湖陵町・多伎町・佐田町)から立候補・初当選され、1期4年間、県議会議員をお務めになりました。普段の温厚篤実で柔らかな物腰の一方で、議場で発する制度金融や商工行政のスペシャリストとしての舌鋒鋭い指摘に、驚かされることが少なくありませんでした。小生とは20歳近い年齢差がありましたが、同期当選のよしみで家族ぐるみでのお付き合いをさせていただき、いつも奥様の隣で微笑みを絶やさない愛妻家だった先生の顔が瞼に浮かびます。川上先生の今日までのご高配に感謝申し上げますとともに心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌