満開の桜の下で県内ほとんどの学校で入学式が行われていることと思います。大きな希望と限りない可能性を持つ若者たちに心からのエールを贈ります。さて、島根県教育委員会では、礼儀、作法、挨拶、しぐさ、モラル、ルール、しつけ、道徳、倫理観、生活行動、生活動作、思いやりなどを「ふるまい」と位置づけ、営みの中に宿る人と人とのつながりや規範意識やモラルの醸成を図ることによって、学校や家庭、社会の教育力を再生させようとする「ふるまい向上プロジェクト」を提唱・実践してきました。美しい自然や文化、歴史、教育熱心な人々などに恵まれた素晴らしい教育環境にある島根県で、心身ともにたくましい人材の育ちが実現できるよう乳幼児期から小中学校までの時期を過ごす皆さんに「幅広い知識の習得」と「逞しい社会性の定着」を期待しますが、そのためには忍耐力と体力が不可欠で、その土台となるのは「健康」です。「早寝・早起き・朝ごはん」は老若男女に共通する健康生活に必要な基本習慣を端的に表す言葉であり、是非とも心根において大切にしていただきたいと思います。

 4月9日、松江市のくにびきメッセで第78代衆議院議長に就任した細田博之衆議院議員の記念講演会が開催され、県内各地域から約800人が聴講しました。細田議員は東京大学を卒業後、通商産業省勤務を経て父である細田吉蔵衆議院議員の秘書となり、平成2年2月の衆議院議員総選挙で島根県選挙区から立候補し初当選、令和3年10月の総選挙まで連続11回目の当選を果たし、この間科学技術庁長官や内閣官房長官、自民党幹事長など枢要な役職を歴任、自民党の最大派閥(清和政策研究会)の領袖として安倍内閣を支えるなど、国政の重鎮として活躍し、令和3年11月10日の特別国会で衆議院議長に選出されました。この日の会合では島根県選出の青木一彦、舞立昇治、三浦靖、高階恵美子、高見康裕の5人の国会議員と丸山島根県知事が祝辞を述べ、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長を務める橋本聖子参議院議員が特別講演しました。橋本議員は「『東京オリンピック・パラリンピックの開催がコロナ禍の暗いトンネルを抜ける光となった』との評価は、『日本人の凡庸な日常がいかに優れたものであるか』を世界に示したものであり、ウィズコロナを念頭に社会を再建しなければならない」などと述べ、細田議員は、議長就任後の本年2月1日に洋(ひろ)夫人が逝去したことを報告した後、「初当選の折に島根県選出の櫻内義雄先生が議長に就任されたことを想起し特別な感慨を覚えるが、議長としての職務を熟しながら、地方の立場で言うべきことはきちんと言っていく」と挨拶しました。

 4月4日は二十四節気の「清明」。暦便覧に「万物発して、清浄明潔なれば、此の芽は何の草としれるなり。」とあるように、春爛漫で、動植物が一斉に動き出す時期となりました。コロナ感染が中だるみで、花見を楽しむという状況にはありませんが、今年は4月になってからの晴天続きで、満開の桜花を目にする時間が長く、自然界の生命力が、年度替わりで多忙な私たちに格好のエネルギー充填となるように思います。昨日のニュースでは、沖縄で先祖のお墓に親戚一同が集まり、お墓掃除や供養をする「シーミー(またはウーシーミー)」と呼ばれる清明祭の様子が報じられていましたが、平和なればこその仕儀だと感じます。ウクライナではロシア軍の砲撃で多くの一般市民が犠牲になり、道端に掘られた穴に仮埋葬されるTV映像がありました。軍事行動による主権国家への侵攻、とりわけ一般市民の殺戮行為など言語道断の沙汰であり、1日も早い戦火の終息を願うばかりです。