4月9日、松江市のくにびきメッセで第78代衆議院議長に就任した細田博之衆議院議員の記念講演会が開催され、県内各地域から約800人が聴講しました。細田議員は東京大学を卒業後、通商産業省勤務を経て父である細田吉蔵衆議院議員の秘書となり、平成2年2月の衆議院議員総選挙で島根県選挙区から立候補し初当選、令和3年10月の総選挙まで連続11回目の当選を果たし、この間科学技術庁長官や内閣官房長官、自民党幹事長など枢要な役職を歴任、自民党の最大派閥(清和政策研究会)の領袖として安倍内閣を支えるなど、国政の重鎮として活躍し、令和3年11月10日の特別国会で衆議院議長に選出されました。この日の会合では島根県選出の青木一彦、舞立昇治、三浦靖、高階恵美子、高見康裕の5人の国会議員と丸山島根県知事が祝辞を述べ、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長を務める橋本聖子参議院議員が特別講演しました。橋本議員は「『東京オリンピック・パラリンピックの開催がコロナ禍の暗いトンネルを抜ける光となった』との評価は、『日本人の凡庸な日常がいかに優れたものであるか』を世界に示したものであり、ウィズコロナを念頭に社会を再建しなければならない」などと述べ、細田議員は、議長就任後の本年2月1日に洋(ひろ)夫人が逝去したことを報告した後、「初当選の折に島根県選出の櫻内義雄先生が議長に就任されたことを想起し特別な感慨を覚えるが、議長としての職務を熟しながら、地方の立場で言うべきことはきちんと言っていく」と挨拶しました。