4月4日は二十四節気の「清明」。暦便覧に「万物発して、清浄明潔なれば、此の芽は何の草としれるなり。」とあるように、春爛漫で、動植物が一斉に動き出す時期となりました。コロナ感染が中だるみで、花見を楽しむという状況にはありませんが、今年は4月になってからの晴天続きで、満開の桜花を目にする時間が長く、自然界の生命力が、年度替わりで多忙な私たちに格好のエネルギー充填となるように思います。昨日のニュースでは、沖縄で先祖のお墓に親戚一同が集まり、お墓掃除や供養をする「シーミー(またはウーシーミー)」と呼ばれる清明祭の様子が報じられていましたが、平和なればこその仕儀だと感じます。ウクライナではロシア軍の砲撃で多くの一般市民が犠牲になり、道端に掘られた穴に仮埋葬されるTV映像がありました。軍事行動による主権国家への侵攻、とりわけ一般市民の殺戮行為など言語道断の沙汰であり、1日も早い戦火の終息を願うばかりです。