満開の桜の下で県内ほとんどの学校で入学式が行われていることと思います。大きな希望と限りない可能性を持つ若者たちに心からのエールを贈ります。さて、島根県教育委員会では、礼儀、作法、挨拶、しぐさ、モラル、ルール、しつけ、道徳、倫理観、生活行動、生活動作、思いやりなどを「ふるまい」と位置づけ、営みの中に宿る人と人とのつながりや規範意識やモラルの醸成を図ることによって、学校や家庭、社会の教育力を再生させようとする「ふるまい向上プロジェクト」を提唱・実践してきました。美しい自然や文化、歴史、教育熱心な人々などに恵まれた素晴らしい教育環境にある島根県で、心身ともにたくましい人材の育ちが実現できるよう乳幼児期から小中学校までの時期を過ごす皆さんに「幅広い知識の習得」と「逞しい社会性の定着」を期待しますが、そのためには忍耐力と体力が不可欠で、その土台となるのは「健康」です。「早寝・早起き・朝ごはん」は老若男女に共通する健康生活に必要な基本習慣を端的に表す言葉であり、是非とも心根において大切にしていただきたいと思います。