島根県出雲市出身で将棋の里見香奈女流4冠(女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)が、5月27日に大阪市の関西将棋会館で行われた棋王戦予選決勝で古森悠太五段を99手で破り、女流棋士として史上初となる渡辺明棋王・名人への挑戦権を争う本戦トーナメント進出を決めたことが大きく報道されています。将棋界の「棋士」と「女流棋士」は似て非なるもので、女流の上位に位置付けられている「棋士」となるには、「奨励会」と呼ばれる育成リーグにおいて上位2名となって勝ち抜けるか、8大タイトル戦のうち竜王、王位、王座、棋王、棋聖の各棋戦に参加が認められているアマチュア将棋界と女流棋士の代表選手となって参戦し、「棋士」を相手にした直近の戦績で「10勝以上かつ勝率6割5分以上」を挙げた場合に取得できる受験資格獲得した上で、改めて「棋士」5人との試験対局で3勝した場合に限られており、編入試験の突破者は長い歴史になかでもわずか数人の超難関な世界で、女性はありません。報道では、里見さんが編入試験を受けるか否かは未定とのことですが、将棋界にあって、10年以上も女流の第1人者の座を保ち、且つ、極めて特異の男性社会である「棋士」への道をついに切り開いたことに敬意と感動を覚えます。応援する立場にあるものとしては、「編入試験を突破して「棋士」に昇格してもらいたい」と思う一方で、「敢えて苦難を背負わなくても良いのでは」とも思うところであり、しばらくは静かに里見さんの決断を見守りたいと思います。
5月26日、第481回島根県議会5月定例会が開会しました。初日の本会議では、会期を6月21日までの27日間とし、知事提案の予算案2件、条例案3件および一般事件案4件の計9議案が上程され、新型コロナウイルス感染症にかかる総額39億円の「令和4年度島根県一般会計補正予算(第1号)」を即決しま した。丸山知事は、「コロナと社会生活の共存を図る時期が近付いた」との認識を示し、「島根原発2号機の再稼働の可否判断について6月2日に表明する」と述べました。島根原子力発電所対策特別委員会の中村芳信委員長は、「島根原子力発電所2号機のの再稼働について『エネルギーおよび電力の安定供給』『原子力発電の安全性、経済性、環境適合性および必要性・有用性』『核燃料サイクルと使用済燃料対策』『避難対策』『電力事業者の適格性』の観点から慎重に調査をし、議論を進めた結果、賛成多数で再稼働を了とすることとした」との委員長報告を行い、討論では、6人の議員が「安全性の確保、エネルギー自給の安定、地球温暖化防止対策などの観点から総合的に判断すれば再稼働は必然」「国の核燃料サイクルは不十分で判断は時期尚早」「中国電力の事業者としての適格性や避難計画の実効性は疑問で再稼働すべきではない」などの意見を述べ、議長を除く33人の採決では、賛成28、反対5で島根県議会は再稼働を了承することを決定しました。
5月24日、出雲市のラピタウェディングパレスで出雲市私立認可保育園(所)理事長会(原成充会長)の令和4年度総会が開催され、市内38法人の保育関係者が参加しました。飯塚俊之出雲市長は来賓挨拶で「出雲市が17万人の人口をキープするためには、働く場の確保と勤労世代の結婚・子育て支援が欠かせない柱であり、コロナ禍で保育にあたる皆さんのご労苦に感謝をする。」と述べ、原会長は「国の子ども政策がコロコロ変わり、保育園の運営者と行政担当者の密接な意思疎通が欠かせない」と挨拶しました。議事では令和3年度の事業報告と決算および令和4年度の事業計画と予算を承認し、小村信弘出雲市こども未来部長が出雲市の子ども政策について行政説明を行いました。小村部長は、「令和3年度の出生数は1,490人(令和2年度1,381人)で、(出雲981人、斐川284人、平田96人、大社85人、多伎18人、湖陵19人、佐田7人)合計特殊出生率は1.72、保育園の入所者は5,959人(6,063)、幼稚園1,000人(1,086)、放課後児童クラブの利用者は2,519人(2,394)」とし、保育士の実態調査では「保育職は子どもの笑顔や成長にやりがいを感じるが、給与改善や休暇の取得、事務負担の軽減が課題となっている」、「新しい出雲市の振興計画の中に『出生率2.1の達成と、健康寿命の1才延伸』を掲げて、所要の政策を推進する」などと述べました。意見交換では、「人口急増地域と減少地域の保育園の運営状況や入所決定に関わる連絡・調整、中、長期的な保育園、幼稚園のありかたなどについて行政と保育の受託、運営者との意思疎通を図るべき」との提案がありました。