5月26日、第481回島根県議会5月定例会が開会しました。初日の本会議では、会期を6月21日までの27日間とし、知事提案の予算案2件、条例案3件および一般事件案4件の計9議案が上程され、新型コロナウイルス感染症にかかる総額39億円の「令和4年度島根県一般会計補正予算(第1号)」を即決しました。丸山知事は、「コロナと社会生活の共存を図る時期が近付いた」との認識を示し、「島根原発2号機の再稼働の可否判断について6月2日に表明する」と述べました。島根原子力発電所対策特別委員会の中村芳信委員長は、「島根原子力発電所2号機のの再稼働について『エネルギーおよび電力の安定供給』『原子力発電の安全性、経済性、環境適合性および必要性・有用性』『核燃料サイクルと使用済燃料対策』『避難対策』『電力事業者の適格性』の観点から慎重に調査をし、議論を進めた結果、賛成多数で再稼働を了とすることとした」との委員長報告を行い、討論では、6人の議員が「安全性の確保、エネルギー自給の安定、地球温暖化防止対策などの観点から総合的に判断すれば再稼働は必然」「国の核燃料サイクルは不十分で判断は時期尚早」「中国電力の事業者としての適格性や避難計画の実効性は疑問で再稼働すべきではない」などの意見を述べ、議長を除く33人の採決では、賛成28、反対5で島根県議会は再稼働を了承することを決定しました。