1.  10月24日、東京都内で新型コロナウイルス感染症の発生によって中断していた島根県認可保育所理事長会(園山繁会長)の研修会が3年ぶりに開催され、内閣府子ども・子育て本部と厚生労働省子ども家庭局の子ども・子育てに関わる政策担当者との意見交換と前厚生労働副大臣の高階恵美子衆議議員講演を聴講しました。意見交換は、あらかじめ理事長会から提起した「保育士の配置基準」「保育の無償化に伴う給食費のあつかい」「保育人材の養成」「栄養士、看護師および事務員の配置」「小規模保育所への支援」「新型コロナウイルス感染への対応」などに関わる事項について国の対応を質すかたちで行われ、4,5歳児30人を1人の保育士で保育すべきとする国の基準の妥当性や国立大学に保育士の養成講座が設置されていないこと、コロナ感染防止に関わる保育職の福利厚生などについて国の善処方を求める意見が相次ぎました。国の担当者からは、待機児童解消から保育の内容充実や保育職の待遇改善に一連の子育ての制度充実には、なお3,000億円程度の財源が不足しているとの回答があり、高階議員に対しては「出生数の減少によって待機児童が無くなり、保育園の定員割れが生じてきている島根県の現状は、いずれ全国で生じる事態であり、国は、保育所保育指針と幼稚園運営要領の改訂によって幼保の垣根が取り払われた現状から、『保育の受け皿拡張から保育の質を向上させる方向』に保育政策を転換させるべき」とする提言を行いました。

 10月23日、出雲市鹿園寺町の旧東小学校で「山のうえの学校マルシェ」とするイベントが開催されました。このイベントは、「サードプレイス」と呼ばれる「地域や年齢を超えたつながりで、誰もが癒される居心地のいい場所をつくりたい」とする若手経済人の企画に東地区自治協会が呼応して実現したもので、たくさんの飲食や食品、果物、雑貨、小物などの販売ブースや似顔絵、ヨガ・座禅、ネイルアートなどの体験コーナーが用意され、日ごろは閑散としている一帯は秋日和もあって3,000人を超える多くの老若男女で賑わい、学校再編による廃校の利活用を考える上で大きなヒントになると感じました。ところで、東京島根経済人クラブの元会長で川崎市の北山グループ会長の田中菊雄さんは松江市出身の87歳ですが、年間300ラウンドを超えるゴルフプレーを実践し、「ゴルファーなら生涯に一度はやってみたい」とするエージシュート(ゴルフのラウンドプレーのスコアが自身の年齢を下回ることで、プロでも困難とされる)が今春1,000回を超え、高齢化社会を元気で長生きしてゴルフ界の発展を目指そうと「一般社団法人日本エイジシュートチャレンジ協会」を立ち上げたと聞きました。田中さんは帰省時のコメントで「歳をとって楽をしてしまうと、どんどん身体が動かなくなる。だから、健康、長生きの秘訣は『常に自己に都合の良い解釈をしない』という姿勢を貫く厳しさを持つことだ」と述べていますが、高齢者に限らず、社会生活を営む上で、実に味わいのある言葉だと思います。

 出雲市平田町の愛宕山公園の動物広場でポニーの飼育が始まりました。従前、愛宕山公園ではロッキーという名前のポニーが飼育されていましたが、去年の夏に熱中症で亡くなったため、平田ロータリークラブ(杉原朋之会長)が、奥出雲の「やまなみファーム」から譲り受けて出雲市に寄贈したもので、10月20日に中央公園で杉原会長から飯塚俊之出雲市長に目録が渡されました。贈呈式で挨拶した杉原会長は「平田地域のシンボルである愛宕山公園で、子どもたちに命の尊さや生き物を大切にする気持ちを養ってもらいたいと考え、ポニーを贈呈することにしました」と述べ、飯塚市長は「新しい仲間を迎え、市民に愛され続けてきた愛宕山公園の魅力がより高まることを期待します」と謝辞を述べました。ポニーは、隠岐の島生まれで体高が1メートル、体重約150キロの10歳のオスで、平田保育所の年長児「ゾウぐみ」の園児たちが話し合い、「龍のように足が速そうだから」として『タツ』と名づけられました。一般公開は11月上旬からとのことですが、この日の贈呈式に参加した約40人の園児が見守る中、新しい名板とともにポニーが披露され、記念撮影が行われました。