10月3日、日本で経済活動を展開する中国企業で組織する在日中国企業協会(王家訓会長)の役員一行が島根県内の経済団体関係者と懇談しました。2003年に設立された在日中国企業協会は、日本の商工会議所にあたる機関で、500を超える大手企業のほとんどが参画しているとのことで、この日の訪問には中華人民共和国在大阪総領事館の薛剣総領事などが同行し、午前の島根県庁での丸山知事の表敬や夕刻に玉造温泉で開催された交流会にも参加しました。薛剣総領事は「日中間には難しい問題もあるが、両国は2000年の交流の歴史がある世界中で漢字を使う2つの国であり、在日中国企業協会役員の美しく清浄な島根県との経済交流の拡大を企図した訪問を機に結びつきを深めてほしい」と述べ、王家訓会長は「中国企業は日本での社会貢献が第1で、コロナパンデミックにおける寄付は100億円を超えている。島根には10月に全国のリーダーが集まると聞いており、今日を契機に、島根県内の企業の皆さんとの結びつきを深めたいと考えている」と挨拶しました。参加者は県内産食材での料理に舌鼓を打ち、酒を酌み交わしながらも、石見神楽の舞台に釘付けとなる一幕もありました。

 

 

 9月30日、東京都墨田区の両国国技館で、本年1月の大相撲初場所で引退した島根県隠岐の島町出身の隠岐の海改め君ケ浜親方(本名;福岡歩)の引退相撲が開催され、正午から始まった断髪式では8,000人の相撲ファンが見守る中、後援者など約300人がはさみを入れ、師匠の八角親方が大銀杏を切り落としました。断髪式に先立って行われた「隠岐の海最後の取組」は、同郷の三段目の隠岐の富士と隠岐の島に伝わる「隠岐古典相撲」の形式で行われ、土俵に大量の塩が投げ入れられる様に館内からは大喝采が上がりました。幕内在位75場所を務めた関取の引退相撲は、十両や幕内力士の取り組みや横綱照ノ富士の綱締めや土俵入り、相撲甚句、櫓太鼓などフルコースの内容でした。打ち出し後のパーティでは、隠岐の島町の池田町長が「15年近くNHK-TVの相撲中継で『隠岐郡隠岐の島町』とのアナウンスをいただいたことは島民の誇りで感謝の言葉しかありません」と挨拶し、調髪、タキシード姿の君ヶ浜親方が「今後は八角部屋の親方(指導者)として精進し、強くて立派な関取を育てたい」と述べ、八角部屋の後援者や隠岐の島町の皆さんと交歓しました。

 9月29日、島根県議会9月定例会は決算特別委員会が開催され、常任委員会の所管別に設置された4つの分科会で令和4年度の決算審査が行われ、各分科会では担当部局から『主要な施策の実施説明書』と『政策評価調書』に基づいて詳しい説明を受けて質疑が行われました。ところで、この日は旧暦の8月15日、いわゆる「中秋の名月」の日ですが、本年は中秋の名月の日と満月(月齢が15.0)が重なる特異日であり、次に一致するのは7年後の2030年9月12日とのことで、昨日から一転、天候にも恵まれ、日の入りとともに澄み渡る秋空の「中秋の名月」を愛でた方も多かったのではないかと思います。出雲市園町の倉留寺で「第九回全国名月サミット」が開催されました。この催しは、後世に残したい名月を「日本百名月」として認定・登録し、名月観光に従事する事業者の連携により新たなる価値の創造を図ることを目的に設立された一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー(代表理事;丸々もとお)が主催したもので、午後4時30分から全国各地で名月を観光資源にと活動する自治体や観光、交通関係者など80名が、夜間観光や名月の資源活用に向けた取り組み事例について意見交換し、午後6時過ぎからは宍道湖の東岸から水面に映る明月と郷土料理を堪能しました。