10月6日、出雲市立平田文化館プラタナスホールで恒例の「県政を語る夕べ」が開催され、400名の参加者が国会議員の時局講演や県政、市政の状況報告を聴講しました。時局講演で、高階恵美子衆議院議員は、先ごろ岸田首相が自民党に指示した経済対策の内容を説明し、「物価高騰や子育て支援、災害復旧などに臨時国会で予算措置が行われる」とし、高見康裕衆議院議員は、昨年8月からの法務大臣政務官の政務内容について「在留資格についての法律改正により外国人労働者や難民の受け入れがしやすくなった」、飯塚出雲市長は「『出雲』のブランド力は中四国で倉敷に続いて第2位となっており、さらなるブラッシュアップを目指す」などと述べ、10月9日に開催される出雲駅伝は沿道応援やワイナリーでの大慰労会など、コロナ禍前のイベントスタイルに復することを明らかにしました。園山議員は議長としての近況に触れ、「ケーブルテレビの県議会中継画像では議長席で眠っているように映るが、手元の次第書を見ているために伏し目がちになっているだけで、決して居眠りをしているわけではない」と述べると、会場は大きな笑いが上がりました。丸山達也島根県知事と厚生労働大臣政務官に就任した三浦靖参議院議員は公務のため、第2部の交流会からの参加となりましたが、政治に携わる面々にとっては、新型コロナウイルスの法的位置づけが変更され、久方ぶりに多くの住民の皆さんに直に触れる有意義な機会となりました。

 10月5日、島根県議会9月定例会は本会議が行われ、島根県教育委員会委員の任命同意1件を追加上程して即決し、知事提出議案の「令和5年度島根県一般会計補正予算(第5号)」など24件と請願2件にかかわる常任委員長報告および議員提出議案の「未来志向の日韓関係構築に関する意見書」を議了して閉会しました。今季定例会では島根県の人口が初めて65万人を下回ったこともあり、出生数の確保につながる若者の定住や結婚・子育ての充実、学校教育の充実を求める質疑が多くみられました。また、会期中に令和4年度決算が提示され、決算特別委員会に常任委員会単位の分科会を設置して詳細な審査が始まり、防災建設委員会では、島根原子力発電所1号機の廃炉に伴う計画変更の事前了解についての議論が行われましたが、決算案件とともに、閉会中も引き続いて議論されることとなりました。丸山知事は閉会にあたり「島根県が直面する困難な課題の解決のため、粘り強く国への働きかけを行う」と述べ、国の令和6年度予算編成に向けた要望を強める決意を表明しました。今議会では、議案のペーパ^レス化に向けた取り組みを進めることが発議され、令和6年2月議会をめどにタブレットの導入を図ることが決まりました。議会の終了後には自由民主党の常任総務会が開催され、細田博之衆議院議員の衆議院議長辞任の経緯について県連会長から説明があり、ご本人が10月13日に記者会見を開いて詳細な説明を行うことや10月28日に松江市内で島根1区の関係者に自ら説明の機会を設けるとする報告を了とし、次期衆議院選挙については本人の意向を尊重し。引き続き支援することを確認しました。

 10月4日、松江市内のホテルで島根原子力発電所周辺環境安全対策協議会(「安対協」会長;丸山達也島根県知事)が開催され、島根県、松江市、出雲市、安来市および雲南市の行政、議会、各種団体から選出された委員と事業者の中国電力の関係者など約100名が出席しました。丸山知事は「島根原発に対する住民理解は立地や華道の前提で、安対協は極めて重要な機会と考えている」とし、中国電力の長谷川千晃島根原子力本部長が「島根原子力1号機の廃炉に向けたスケジュールについて、完了時期を2049年度とする計画変更にご理解をいただきたい」と挨拶しました。この日の会議では、使用済み核燃料の再処理が不透明であることや法定基準値を下回る廃棄物のリサイクル方針などについて意見があり、青森県の使用済み核燃料の受け入れ施設については2024年度の完成を見込むことや廃棄物のリサイクルについては原発の施設内での活用にとどめたいとする回答がありました。計画変更には立地自治体である松江市と島根県の事前了解が必要であり、島根県は、県議会や原子力安全顧問の意見、周辺自治体である出雲市、雲南市、安来市、米子市、境港市および鳥取県の意向を聴取した上で結論を出す方針としています。