3月2日、島根県議会2月定例会は本会議が開催され、一般質問(一問一答方式・1日目)が行われました。この日は、田中明美議員、高橋雅彦議員(自民党議員連盟)川上大議員(県議会自民党)、平谷昭議員、須山隆議員(民主県民クラブ)、尾村利成議員(共産党)の6人が質疑を行いました。田中議員は「先端金属素材生産拠点の創出・拡大」「県立高校の入学者選抜制度の変更に伴う高校の在り方」などについて、平谷昭議員は「経済対策」「少子化対策」「発達障がい」「中山間地域対策」などについて、川上大議員は「『ヘルンとセツ』ドラマ化に向けての県の支援」「『しろがねの葉』と石見銀山観光振興」「宍道湖流域下水道事業」「プロテニスの細木咲良さんの活躍」などについて、尾村利成議員は「福島原発事故の現状認識」「島根原発2号機再稼働」「避難計画の実効性」などについて、高橋雅彦議員は「近居対策」「若者の起業対策」などについて、須山隆議員は「県内教育の水準の実態と向上の方策」について、それぞれ知事、関係部局長、女性活躍推進統括監および教育長の見解を質しました。丸山知事は、県内経済について「コロナ禍や物価上昇の影響で厳しい状況にあるが、ウィズコロナによる回復が着実なものとなるよう所要の支援を執る」と述べました。藤井地域振興部長は、小さな拠点について「中山間地域251エリアのうち141の公民館エリアで防災、買い物、生活交通などの支援活動が実践されている」、田中商工労働部長は、たたらプロジェクトについて「事業着手された平成30年の関係企業従事者は3,953人で、令和9年に4,389人、専門技術者は4人から56人を見込む」、石見銀山について「令和7年は開削500年、世界遺産登録20年の節目に相応しい事業を企図されるよう期待する」、野津教育長は、発達障がいについて「令和3年度の調査では、特別な支援が必要な児童、生徒は10%程度存在し、にこにこサポート事業などによる支援員を468人確保している」などと答弁しました。