毎年3月20日の国際幸福デーにあわせて「世界幸福度ランキング」が発表され、日本は147カ国中55位で、昨年から4つ順位を下げました。ブランド総合研究所は、住民の幸福度、生活満足度、愛着度、定住意欲度などを数値化し「あなたは幸せですか」という設問に対し「とても幸せ」「少し幸せ」「どちらでもない」「あまり幸せではない」「全く幸せではない」の5段階で評価してもらい、それぞれを100点、75点、50点、25点、0点として加重平均した数値を「都道府県『幸福度』ランキング2026」として発表し、1位は沖縄県65.8、2位は佐賀県62.9、3位は愛知県62.8で、島根県は28位58.9(昨年は22位)となっています。また、全国47都道府県を対象に認知度や魅力度、イメージなど全90項目の設問を設け、「地域ブランド力」を消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化した「魅力度ランキング」では、北海道、京都府、沖縄県などベスト3の順位は変わりませんが、神奈川県や奈良県などが躍進してきており、当初は産品やグルメが主軸であった評価が、震災時には応援力、地方創生では若者の関心、コロナ禍ではデジタル発信、近年はSNSやインバウンド、産業振興といった要素が加わるとされており、20代や30代の若者と40代以上の世代の意識に大きな差異が生じてきているとのことです。島根県は42位(昨年は38位)に低迷しており、UIターンを進める上からも若年層の取り込みに参考とすべき要素だと思います。

 出雲市の市道中筋浜線の改良工事が完成し、3月8日、『竣工記念ロードレース大会』が開催されました。中筋浜線は一般県道小伊津港線と国道431号を結ぶ最短ルートで、平成27年度に事業着手され、11年間に18億7千万円の事業費をかけて延長750mの幅員7.25mで2車線片側歩道3.5mの規格で整備されました。久多美橋は、東福町地内の平田船川にかかる全長66mのコンクリート橋で、この日の正午に令和3年11月1日から4年4ヶ月ぶりに通行止めが解除されました。開会式では、主催者の久多美地区自治協会の福田賢治会長が「待望久しかった道路の完成で通学や通勤、買い物など住民生活の利便性が飛躍的に向上する」と挨拶し、選手のゼッケンをつけた飯塚俊之出雲市長が「軟弱地盤など想定外の問題が生じて時間が経過したが、今日から交通安全に注意して大いに利用してください」と祝辞を述べました。ロードレースは、小学生の部と中学生を含む一般の部の2組で行われ、特別参加のなでしこリーグ2部でプレーするディオッサ出雲FCの選手など140人が800mの区間で盛大に健脚を競いました。また、4月4日には久多美橋の竣工を記念して「桜ウオーキング&プチマルシェ コース」とする6kmのウオーキングイベントも行われるとのことです。

 3月5、6日、島根県議会は総務、文教厚生、農林水産商工、建設環境の4つの常任委員会が開催され、農林水産商工委員会(岩田浩岳委員長)では、「令和7年度島根県一般会計補正予算(第11号)」や「令和8年度島根県一般会計予算」など予算案11件と「島根県家畜保健衛生所条例の一部を改正する条例」および「直轄特定漁港漁場整備事業に対する県の負担について」など一般事件案4件について審査を行いました。審査過程で出された主なる意見では「コメ生産の基本方針」や「中東情勢が与える燃油や資料、肥料への影響」「農林水産にかかる公共事業の執行状況」「石見地域の観光誘客」および「島根のブランド戦略の方向」などについてあり、全会一致で原案の通り可決しました。所管事項の調査では、農林水産部から「2月8日の大雪にかかる被害状況」「令和6年度の農業産出額」「水稲新品種『島系84号』の導入」「野生イノシシの豚熱検査体制」「漁港臨港道路の照明柱点検」など、商工労働部からは「令和7年の観光動態速報」「石州瓦の産地再生計画」「安来市切川地区の工業用地造成事業の進捗状況」「企業立地計画の認定状況」および「三菱マヒンドラ農機の清算に関わる県の対応」などについて説明があり、委員からは三菱マヒンドラ農機の事業停止について、詳しい情報提供の必要性や従事者の雇用確保、影響を受ける下請けや関連事業体への支援などについて意見があり、石橋商工労働部長は「定例会最終日となる3月12日午前に常任委員会を開催し、県の支援策を示したい」と述べました。