令和5年度がスタートしました。今年は4月1日が土曜日のため、就職や進学をする人の多くは4月3日からとなるケースが多いと思われます。新しい職場や学校での新しい歩みが始まる皆さんには、「『千里の道も一歩から』で、焦らず、一歩一歩着実な歩みを進めてほしい」と思います。人には均しく1日24時間の時間を持っていますが、事を為すには「時間をフルに使うこと」が大事です。今日やるべきことをきちんとすることは、明日の24時間を確保することにつながり、やり残すと明日の時間が減ってしまします。可能性を拡げるには「できない」を消し、「どうすれば」を考えることです。若い人たちは失敗や結果を懼れず、勇気をもって新しいことにチャレンジしてほしいと思います。さて、少子化対策や子育て支援、いじめなど複数省庁にまたがっていた子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」がスタートします。省庁の縦割り打破を掲げ、対応の是正を求める「勧告権」が付与して、総合調整機能を発揮できる仕組みとなる行政組織の設置によって厚生労働省や内閣府、文部科学省に分かれていた政策の一元化が実現することを期待します。

 

 3月28日の参議院本会議で2023年度予算案が与党の賛成多数で可決、成立しました。令和5年度予算は、一般会計歳出総額は114兆3812億円の過去最大規模ですが、69兆4400億円を見込む税収増もあり、コロナ禍で大きく膨らんだ国債の新規発行は31.1%に低下しました。ただ、日銀の基準金利は欧米に比べて格段に低い水準にありますが、長期金利の上昇は必至で、1%の金利上昇で14兆円の利払いが必要となることを考えれば、国債依存の財政の脱却に本腰を入れるべきであり、課題とされる防衛費や社会保障費の増加の財源捻出を考える上からも抜本的な検討を要すると思います。また、コロナ禍やウクライナ情勢に対応する予備費として2023年度も5兆円が計上されています。岸田文雄首相は会見で「速やかに予算執行に取り組む」としながらも、当初予算の成立後に、令和4年度の補正予算の予備費を活用して、畜産農家の飼料価格やLPガス、電気料金などの高騰に対する地方自治体の取り組みを支援するため1兆2000億円の地方創生臨時交付金の執行を閣議決定しました。臨時交付金の追加配分は、国の財源手当てを見込んで対応している自治体にとっては歓迎すべきことではありますが、何か釈然としません。当初予算を国会に提出してしまうと、緊急対策に充てるための補正予算を編成した刹那、「補正予算が先議」として当初予算の審議をストップさせる慣例、いわゆる、予算案の並行審議ができない国会審議のあり方は、激動する国内外の状況に機動的に対応できるよう見直しされるべきだと思います。

 3月22日、アメリカのフロリダ州マイアミ・ローンデポ・パーク球場で行われた第5回WBCの決勝で日本が米国を3―2で下し、2009年の第2回大会以来、3大会ぶり3度目の優勝を成し遂げました。試合は日本で活躍する村上と岡本の主砲2人が本塁打を打ち、大リーガーのダルビッシュと大谷の投手リレーで締めくくるという最高のパフォーマンスで栗山監督の采配に応えました。1次ラウンドから全7試合を全勝で勝ち切り、準決勝のメキシコ戦での逆転サヨナラなどによってマスコミのニュースを独占した観があり、陰りが見えていた日本の野球界にとっては人気復活への大きな潮目になったと感じます。ところで、インド訪問中の岸田文雄首相がウクライナの首都キーウを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領に「揺るぎない支持」を表明し、ロシアの隣国侵略を容認する中国と異なり、国連憲章に基づいた普遍的な価値を守るという日本の姿勢を国内外に示しました。外電は、岸田首相は自由を支持し、中国の習近平国家主席はロシアを訪問して戦争犯罪人への支持という、全く異なる2つの欧州・太平洋間のパートナーシップの存在を伝えていますが、日本国民としては、首相の「G7の議長国としての役割を果たす」という外交行動を多とし、強い支持を表明したいと思います。また、この日、出雲市平田文化館で「青年と女性のつどい」とする園山繁議員の県政報告会に350人の市民が参加し、島根県の課題や島根創生の方向性について議員が講演し、意見交換しました。