令和5年度がスタートしました。今年は4月1日が土曜日のため、就職や進学をする人の多くは4月3日からとなるケースが多いと思われます。新しい職場や学校での新しい歩みが始まる皆さんには、「『千里の道も一歩から』で、焦らず、一歩一歩着実な歩みを進めてほしい」と思います。人には均しく1日24時間の時間を持っていますが、事を為すには「時間をフルに使うこと」が大事です。今日やるべきことをきちんとすることは、明日の24時間を確保することにつながり、やり残すと明日の時間が減ってしまします。可能性を拡げるには「できない」を消し、「どうすれば」を考えることです。若い人たちは失敗や結果を懼れず、勇気をもって新しいことにチャレンジしてほしいと思います。さて、少子化対策や子育て支援、いじめなど複数省庁にまたがっていた子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」がスタートします。省庁の縦割り打破を掲げ、対応の是正を求める「勧告権」が付与して、総合調整機能を発揮できる仕組みとなる行政組織の設置によって厚生労働省や内閣府、文部科学省に分かれていた政策の一元化が実現することを期待します。