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日々、徒然なるままあるがまま。





さて、カナダに留学するためには、就学許可証(study permit)が必要です。
学生ビザと呼ばれることもあるんだけど、正確にはビザではない。

私は電車が好きなので、
シアトルからバンクーバーまでアムトラックで行こうと
当初は考えてた。

しかし、調べてみても問い合わせてみても、
アムトラックでの入国審査時、
この許可証を受け取れる確証が得られない。

受け入れ先の学校も、車で来た留学生はいるが、
アムトラックは前例がないと。

さすがに、そこでわざわざ冒険する事もなかろうよ
と日本出発直前にエアーカナダを予約した。

インターネットが普及しても、
やはり現地に行かないとわからないものはわからないんですね。

彼の奥さんが、車で行く方が断然楽よと提案してくれた。

私もあの大荷物を持って船に乗り、電車に乗り、飛行機に乗り、
また電車に乗る気がしない。(徒歩含む)

それに、娘の冬服もどこかで調達したいと思っていたら、
車で行く途中にアウトレットがあると言う。

一瞬の逡巡の後、飛行機はキャンセルして、
車をレンタすることにした。

カナダへ向けて出発当日、船に乗り遅れるハプニングはあったが、

大荷物は、彼の会社へ先に車で持ってってもらっていたので、
シアトルのダウンタウンで車を借りてから荷物を受け取り、

なんとか、インターステート・ハイウェイ5号(I-5)を
北へと向かうことができました。 (つづく)









ウィッドビー島は、
シアトルから車で1時間くらいのとこにある南北に長い島です。

もちろん車ごとフェリーに乗って行くんだけど、
海の上は実質20分くらい。

部屋もちゃんとあるし、キッチンもトイレもある、
十分すぎる設備のキャビンの
一番いいところに、彼は娘と私を泊めてくれた。

目の前の海でカニを捕るというので、
いっしょにボートに乗って見に行くことにした。
カニ取りカゴに鮭の頭のえさをしかけ、
それを底に沈め目印にブイを浮かべる。

しばらくして引き上げに行くと、アメリカイチョウガニがごろごろ。
でも、メスと小さいのは海に戻すんだって。
取るには免許が必要で、1日何匹までと決まっているらしい。

島には小さい街もあるけれど、野生のシカがいるしウサギもいる、
ブラックベリーはあちこち生えてていっぱい実がなってる。

奥さんの英語は早くて、私は何度も聞き返さないといけなかったけど、
毎朝カフェラテを入れてくれて、
美味しいベーグルを食べさせてくれて、
豪華な夕飯を作ってくれて、感謝の言葉もない。

9歳の男の子は
漢字を書いて一生懸命「パワーレンジャーSAMURAI」を説明をしてくれた。
7歳の女の子は
とても器用で、あっという間に上手につるを折った。

彼は特別お金持ちではないと思うけれど、
自然の中でこういう暮らしをできるのは
本当に贅沢だなぁ。

カヤックをしたり、でっかい流木がごろごろする海辺を散歩したり
お客さんが来てにぎやかに火を囲んだり、
あっという間の3泊4日を過ごした後、
私たちはバンクーバーへと向かいました。 (つづく)











8月23日(金)現地時刻朝11時前に、
8時間半飛んだB777は、シアトル・タコマ国際空港に降り立ちました。

機内で、やっぱり寂しくなったとしくしく泣き出した娘も
日の出に向かうにつれて笑顔になり、
私はといえば、入国審査の長い列に並んでいるうちに
20年ぶりの友達に会える実感をかみしめて、にやにやしていました。

それぞれ3つずつの荷物を抱えた私たちは、税関を抜け、
自動的に電車に乗せられました。
そして出た先は、とても待ち合わせするような場所ではなかった。汗。

「なんで空港のどこでと具体的に待ち合わせ場所を決めてないのか理解できない」
と顔に書いている娘をよそに、

働かない頭ながら、この非常事態にけちることはないと
ケータイのデータローミングをonにして、
迎えに来てくれているはずの友人に電話をした。

なんとかつながり、無事感動の再会となりました。

9歳のかわいらしい男の子を連れたアメリカ人の友人は、
アメリカンなピックアップトラックに私たちと荷物を乗せて、
さっそく海の方へと車を走らせました。

私たちは、ウィッドビー島(Whidbey Island)にある彼のキャビン(別荘)で
これから数日間を過ごすのです。 (つづく)




渡航前に終わらせなければならない仕事が一段落し、
そこそこ準備も整って、
淡々と毎日過ごしています。

今回の旅の予定は・・・

成田 → シアトル by 全日空   友達のキャビンで3泊
シアトル → バンクーバー by エアーカナダ  Carmana Plazaで2泊
バンクーバー → ソルトスプリング島 by BCフェリー

ソルトスプリング島という小さな島に
娘の高校があります。学校の始まりは9/3。
その前に半日のオリエンテーション。

私は娘のホームステイ先に5泊のち、そこを出て
その後の7泊は未定。
行ってから考えてもいいか~
とまぁ直感に頼るのんきな旅にしようかと。

寂しくなるねとよく言われるけど、
ぜーんぜん。と思ってきた。

が、わりとあの年になっても私にべったりな娘と
一緒に過ごした時間は濃密すぎて、
ここにきて、ほんの少しだけ感傷にひたることがなきにしもあらず。

まぁでも、現地高校のインターナショナルスチューデント担当の
スコットから矢継ぎ早にくるメールは、

オリエンテーションの後はカヤックだぁとか
冬のウィスラーツアーに申し込む人は早めにだとか
楽しいことばかりをつらつらと書いてて

よしよしがんばっておいで~
と即座に気持ち切り替わるけどね。

残りの日々、真面目にゴハンくらいは作ってやろうと
決意だけは新たにしています。



アーセンプレイス@秋谷


Beach Muffin@逗子


こういう出会いってあるんだ。

今年で4回目参加のキャンプフェス「Natural High!」。
そこで出店していたAくんと仲良くなった。

人との垣根は低い方なので、わりとすぐに打ち解けられる性格だけど、
彼はなんか違った。
何が違うのかはよく分からないけど、なんか他の人と違う。

道志村という非日常から街に戻っても、彼との交流は続き
「世の中で一番苦手なものが片づけ」と言う私に貸してくれたのが、この本。


ときめきました。(注:彼にではなく、この本に)

仕事柄、売れてる本の中身はないと思ってるし
莫大な広告費の一部を担うのもイヤなので
話題の本は、買わない・読まない・信じてない。

それが必ずしも正しくはないことを教えられた。

これは巷にあふれる片づけHow to 本ではなく、
人生に必要な哲学とでもいうべきものかも。

全体に流れているのは、
自分が選んだモノと真摯に向き合いなさいということ。
それは自分自身だよと。

その作業が楽しくて、
一生片づくことはないでしょうと思っていた部屋がみるみる片づいていった。

そしてね、片づくだけではなくて、
明らかに私のなかに新しい風が吹き始めたのです。
それは読んでのお楽しみ。

売れてるケド、おすすめ。


そして
Aくんのことは
これからもずっと大切にしたいです。


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