世間では明日から夏休みというお勤めの方が多いと思います。

基本的に自衛隊も来週がお盆休みのピークの週であるため、早い者は今日から帰省などしています。


そんな中、昨日の宮崎を震源とする地震、本日の神奈川県を震源とする地震が発生しました。

昨今の防災教育の成果なのか、ネットでは東南海地震に関するコメントが色々上がってきています。


こうした状況に対して、これまで繰り返し書いてきましたように「正しく恐れる」ようにしないといけません。

ただ単に恐い、と思うのは思考停止の証左であり、最悪の思考様式です。

怖がるだけで何らの対策もないという状態だからです。


昨晩から明朝(午前中)にかけ、スーパーに買い出しに行く人が一定数発生することは誰でも容易に想像できると思います。

備蓄品目の選定を行うことなく、水だ、レトルトだ、とあたふたすることでしょう。


それよりも、地震の際の避難所と水害の際の避難所が異なることがある、ということをまずは理解しないと。

年代によっては水、食料よりもモバイルバッテリーが重要と考えるゆとり脳の方もいることでしょう。


いずれにしても、防災は

①自助

②共助

③公助

です。


①自分で出来る準備を行う。

→水、食料、ラジオ、予備の電源(バッテリー等)、毛布、着替等

②避難所などでは、可能な限り助け合う。

但し、どんな場合でも、ではありません。

例えば備蓄の糧食(食料)を提供する 義務 はありません。あくまで任意の協力です。

持ってきた食料は個人の財産なので、それを侵害することは出来ません。(財産権の侵害)

同調圧力に負けないこと。

これ以上詳細には書きませんが、多くの人がこうしたことを知っていたとしても、混沌とした状況の中では様々な困難が生じますので、協力できること、したくないことを弁別し、ときには嘘も方便ということを理解しておいてください。


ちなみに、避難所は自治体が運営するのではなく、避難者たちが運営するものです。

それだけは知っておいてください。


③公助

基本は自治体が行うものです。

自衛隊の災害派遣活動をイメージされる方が多いと思いますが、自衛隊は自治体が対応できない範囲を担当し、その必要性が無くなれば速やかに撤収すると定められています。

自衛隊はお助けマンです。主役は地方自治体の職員の皆様です。



ということで、これまで書いてきたことの再掲が主となりました。


これまで聞き流してきた南海トラフにおける地震について、真正面から向き合い、個人ができることを速やかに行う必要があります。

時期的にお盆と重なりますが、私的には災害対策が最優先と考えます。

お盆は来年でもできますが、災害対策を怠ることで命を落とす危険性とどちらを優先すべきか、言うまでもないことと思います。


転ばぬ先の杖という言葉があります。

備えあれば憂いなし、とも。




婚活系の話を敢えて持ってくるのであれば、自衛官はお盆であれお正月であれ、部隊が行動する場合は問答無用で登庁します。

それが自衛官としての鉄板の行動様式です。


こうした場合に、夫に、彼氏に不満をぶつける方は自衛官とは結婚するべきではありません。

むしろ激励し送り出せるくらいでないと駄目ですね。

自衛官が後顧の憂い無く職務に邁進できるのは、結婚している場合妻の物心両面に渡る後方支援があればこそ、です。


メンヘラ系的な場合は後顧の憂いがありまくりになり、とてもではありませんが任務に専念などできませんから。



グダグダ長くなりました。

まとまりもたかなくなりますのでこの辺りで。



ところで今月末は松島基地の他、新潟県小千谷市にて中越地震震災復興記念祭にてブルーインパルスの展示飛行があります。

中越地震について既に忘却の彼方の方が多いと思いますが。

喉元すぎるとそんなものです。


阪神淡路、東日本も風化しています。

岩手内陸、大阪府北部、熊本等々ありました。

ご記憶にありますか?



さて、✈️。
今年度の美保基地航空祭における展示機。
築城基地第6飛行隊のT-4


夏前のイベント(館山とか富士学校とか)はほぼ不参加でした。
今月末から少し参加の予定です。

松島、千歳には妻のカメラ機材持ちとして随行します。
陸自と海自のイベントを押さてえいませんが、何処かありますかね。

海自はほぼイベントが終わっていますので、艦艇広報にかけます。
一方の陸自は秋の施設学校や武器学校辺りと目達原かな。

いずれにしても、行けるところは行っておこうかと(画像素材収集のため)。
予算は財務省主計局主計官(妻)との折衝次第。
事業仕分けより難易度高いので、必要性などを丁寧に説明する必要があります。


備えて空振りが一番良い結果と考え、備えましょう。

以上