A-6同様に、

  1. 設問と解答を解析する
  2. 本文を解析する
  3. 解析した本文に近い解答を選ぶ
で見ていきましょう。正確な訳は必要ありません。

Step1. 設問と解答を解析する

「○○は▽▽する」「○○は××である」の塊を見つけていきます。文をつなげる言葉(and、but、when、whileなど)、関係詞(which, who, that)、前置詞(in, toなど)で区切れるとよいです。

When, 

as a general rule, 

is it acceptable 

for a ship station 

to use DSC 

on the frequency 2189.5 kHz?

it is  ××(形容詞)for ○○(名詞) to ▽▽(動詞)」は見抜けたでしょうか。ここでのit自体は、あとの「to 動詞」を指します。「○○にとって▽▽することは××である」となります。「as」は「~として」ですね。

acceptableは、accept(受け入れる)+able(できる)=acceptable(受け入れられる)、という形容詞になります。

  • いつ
  • 一般的なルールとして
  • 受け入れられるか
  • 船舶局として
  • DSCを使うこと
  • 2189.5kHzで

問題文の大意は、「船舶局で2189.5kHzを使うことが許されるのはいつ?」です。

 

では、質問の1を短く切っていきましょう。

When /

calling other ship stations /

of different nationalities

ここでのWhenは「(~する)とき」です。

  • とき
  • 他の局を呼ぶ
  • 異なる国籍の

つまり「異なる国籍の船舶局を呼ぶとき」ととらえられればOKです。

 

次に2です。

When /

calling coast stations /

whose nationalities are different /

from the ship's own

whoseは関係詞と呼ばれ、前の名詞を「of」や「's」でつなぐ関係になります。

 

the coast stations' nationalities are different / the nationalities of the coast stations are different

 

を表しています。nationalityは「国籍」、different from ○○で「○○と異なる」という意味です。

  • とき
  • 海岸局を呼ぶ
  • 国籍異なる
  • 自身の船と

つまり「自分の船と国籍が異なる海岸局を呼ぶとき」ととらえられればOKです。

 

最後に3です。また「it is (形容詞)for (名詞) to (動詞)」の文章になっていることに気づけましたか?

It is always permissible and desirable /

for ship stations /

to use this frequency /

to call any radio station.

permissible=許される/desirable=望まれる/強く求められる、という意味です。「燃えてdesire♪」は、あなたのことを激しく求めるんです。toが2つありますが、2つ目のtoは目的(~するために)を表すtoです。
  • いつも許され、望まれる
  • 船舶局にとって
  • この周波数を使うこと
  • いかなる無線局を呼ぶために
ということで、「いつでもこの周波数をつかって呼出してもよい」というニュアンスをくみ取れればOKです。
 

Step2. 本文を解析する

一文が長いですね。まずは最初の1文目をかたまりごとに改行しましょう。
The international digital selective-calling frequency 2189.5 kHz 
may be assigned 
to any ship station. 
  • 国際DSC 2189.5kHzは
  • 割り当てられてもよい
  • どの船舶局にも
そして2文目です。
In order to reduce interference 
on this frequency, 
it may be used 
as a general rule 
by ship stations 
to call coast stations 
of another nationality.
アンダーライン部は受動態で書かれていますが、「ship stations may use it (= this frequency)」と同じです。in order to~は、「~するために」です。to callがありますが、ここでのtoは目的(~するために)を表すtoです。
  • 混信を軽減するために
  • この周波数で
  • それは使われてもよい
  • 一般的なルールとして
  • 船舶局により
  • 海岸局を呼び出すために
  • 別の国籍の
「DSC 2189.5kHzは船舶局が別の国籍の海岸局を呼び出すために使われてもよい」というニュアンスをくみ取れればOKです。

Step3. 解析した本文に近い解答を選ぶ

本文:DSC 2189.5kHzは船舶局が別の国籍の海岸局を呼び出すために使われてもよい
設問:船舶局で2189.5kHzを使うことが許されるのはいつ?
 
1.異なる国籍の船舶局を呼ぶとき
2.自分の船と国籍が異なる海岸局を呼ぶとき
3.いつでもこの周波数をつかって呼出してもよい

1と2で悩みますが、1の呼出先は船舶局なので誤りです。正解が2であることが分かります。
 
おつかれさまでした。

Pickup Words and Idioms

  • digital selective-calling :デジタル選択呼出(DSC)

  • interference:混信

  • frequency:周波数

  • nationality:国籍

  • in order to~:~するために

  • it is (形容詞) for (名詞)to (動詞):(名詞)にとって、(動詞)することは、(形容詞)である

  • different from ~:~と異なる

A-6同様に、

  1. 設問と解答を解析する
  2. 本文を解析する
  3. 解析した本文に近い解答を選ぶ
で見ていきましょう。正確な訳は必要ありません。

Step1. 設問と解答を解析する

「○○は▽▽する」「○○は××である」の塊を見つけていきます。文をつなげる言葉(and、but、when、whileなど)、関係詞(which, who, that)、前置詞(in, toなど)で区切れるとよいです。

Other than the rescue coordination center / 

in charge of controlling a search and rescue operation / 

who else is permitted /

to coordinate distress traffic /

relating to the incident?

A-6にも出てきましたがother than好きですねぇ。「other than ○○」で「○○以外」です。解答には直接影響しませんが、「in charge of ○○」で「○○を担当する」という熟語も覚えておくとよいでしょう。

 

 

問題文の大意は、「誰が許されているか?遭難交通のコーディネート(宰領)を」です。遭難交通ってなんだ?ってのは考えません。「遭難時に何か交通整理がいるんだな」とでもとらえておけばよいでしょう。

 

では、質問の1を短く切っていきましょう。

No one /

other than the center responsible / 

is permitted /

to coordinate distress traffic

また、other than・・・これは絶対覚えないとですね。

  • 誰でもない(=0人)
  • 責任のあるセンター以外
  • 認められる
  • 遭難交通を宰領すること

Noで始まる文章は、あとの動詞を否定します。「0人が認められる=誰も認められない」となるわけです。しかし、この後にother thanが続くので「責任のあるセンター以外」の人は認められないことになります。

 

つまり「責任のあるセンター以外、遭難交通の宰領は認められない」ととらえられればOKです。

 

次に2です。

Only the unit in distress  /

because /

it is capable of communicating /

with all relevant land-based facilities

この場合のitは、only the unitを指します。

  • 遭難した船舶だけ(itの指すもの)
  • なぜならば
  • その船舶(it)は通信できる
  • すべての関係する地上の設備と

unit=単位ですが、この場合は、遭難した船舶、遭難した局、と理解すればよいでしょう。つまり、「遭難した船舶だけが通信できる」とイメージすればよいです。最後の文章は訳せなくても、landがあるので、地上と何か関係するんだな、とイメージすればよいです。

 

最後に3です。

Another station /

if so appointed /

by the rescue coordination center /

controlling a search and rescue operation

  • 他の局

  • もしそのように命じられた

  • 救援を宰領するセンターによって
  • 捜索と救援作業を制御する
「apppoint=命じる、指定する」といった意味があります。日常会話で、アポとる=約束する、というように、「約束させられた」ととらえてもよいでしょう。
 
ということで、「救援を宰領するセンターによって命じられた局」というニュアンスをくみ取れればOKです。

Step2. 本文を解析する

一文が長いですね。かたまりごとに改行しましょう。
The rescue coordination center /
responsible for controlling a search and rescue operation /
shall also coordinate 
the distress traffic
relating to the incident
or
may appoint another station to do so.
orを挟んで、1つの主語が2つの文を作っていることに気づくのがポイントです。
 
また、受験英語ではshallは強い自分の意志を示すのに使う、と指導されますが、法律文では「shall」は「~しなければならない」という義務を示す助動詞を意味します。mustと同じです。
  • 救援を宰領するセンターは
  • 捜索と救出作業の制御に責任がある
  • 同じく、宰領しなければならない(alsoは「また/同じく」前の文章がないので無視してもよいです)
  • 遭難交通を
  • その事故に関係する
  • または、
  • 他の局にそうするよう指定してもよい
「救援を宰領するセンターは遭難交通を宰領する、または、他の局に命じてもよい。」というニュアンスをくみ取れればOKです。

Step3. 解析した本文に近い解答を選ぶ

本文:救援を宰領するセンターは遭難交通を宰領しなければならない。または、他の局に命じてもよい。
設問:誰が許されているか?遭難交通のコーディネート(宰領)を。
 
1.責任のあるセンター以外、遭難交通の宰領は認められない
2.遭難した船舶だけが通信できる
3.救援を宰領するセンターによって命じられた局

1と3が悩みますが、他の局に命じてもよいので、正解が3であることが分かります。
 
おつかれさまでした。

Pickup Words and Idioms

  • appoint:命じる/指定する

  • responsible(for~):(~に)責任がある

  • relating to ~:~に関係する

  • in charge of ~:~を担当する

  • be capable of ~:~ができる

  • other than ~:~以外

A-6~A-9は国際文書の規定に関する問題です。基本的には「○○は▽▽する」「○○は××である」の塊を見つけていくのはB問題と変わりません。

 

しかし、法令文書は一文が非常に長いので読みにくいです。この場合、B-3同様、文をつなげる言葉(and、but、when、whileなど)、関係詞(which, who, that)、前置詞(in, toなど)で区切れるとよいです。さらに、塊ごとにスラッシュを入れる(このブログでは改行しています)していくと分かりやすくなると思います。

 

この問題の解き方の流れは↓のようになります。正確な訳は必要ありません。

  1. 設問と解答を解析する
  2. 本文を解析する
  3. 解析した本文に近い解答を選ぶ

Step1. 設問と解答を解析する

まずは設問を区切っていきます。

In order to /

avoid delay /

in shore-based authorities' awareness of distress incidents, /

how must DSC distress alerts /

normally /

be dealt with?

in order to ○○は、「○○するために」という意味です。

deal with○○は、「○○を扱う」という意味です。

 

3番目の塊は非常にややこしいので無視して、ざっくり大意を理解するのに主語と動詞だけを訳すと「遅延を避けるために、DSCアラートは、どのように扱われなければならないか?」という意味になります。

 

1を短く切っていきましょう。「○○は▽▽する(される)」は一塊で切っていいと思います。

 DSC acknowledgements should not be made /

by other entities than /

a coast station or a rescue coordination center

acknowledgeは「認める」「認識する」「応答する」といった意味があります。

other than ○○で、「○○以外」という意味があります。

  • DSCの応答はなされるべきでない
  • 海岸局や救援をコーディネートする中心(わかりにくいので、以降、宰領する局とします)
  • 以外の存在により

コーディネートは、法規を学んでいれば、宰領、にあたることが分かるのではないかと思います。

 

これらの塊をつなげていきます。entityには実体、存在、といった意味がありますが、訳さなくても問題ありません。正確に訳さなくても、「DSCの応答は、海岸局か、宰領する局以外はダメ」というニュアンスをくみ取れればOKです。

 

次に2です。

2. DSC alerts should be acknowledged /

as soon as possible /

by any entity /

so as not to /

make a distress unit send the  distress alert again.

同じように、文を分解していきます。

 

as soon as possibleは、「できるだけ早く」という意味で、しばしばASAP、と言われることがあります。

make O1 動詞は、「O1に(動詞)させる」という意味になります。

  • DSCアラートは、認識されるべきである。
  • できるだけ早く
  • いかなる存在によって
  • することがないように
  • 遭難ユニット遭難アラートを再び送らせる

これらの塊をつなげていきます。正確に訳さなくても、「DSCアラートは、とにかく早く、遅延がないよう、誰でも応答しないといけない」というニュアンスをくみ取れればOKです。

 

最後に3です。

DSC acknowledgements need to be sent /

automatically and simultaneously /

by both a coast station and a rescue coordination center.

 

simultaneouslyは「同時に」という意味です。サイマル放送なんて言葉もありますね。

  • DSCの応答は送信されるべきである。

  • 自動的に、かつ、同時に
  • 海岸局と、宰領する局の両方
これらの塊をつなげていきます。正確に訳さなくても、「DSCの応答は、海岸局と宰領する局の両方に、自動的かつ同時に送信されなければならない」というニュアンスをくみ取れればOKです。

Step2. 本文を解析する

一文が長いですね。かたまりごとに改行しましょう。
In order to ensure that /
no unnecessary delay occurs /
before the shore-based authorities become aware of a distress incident, /
the acknowledgement by digital selective calling (DSC)  /
to a distress alert sent by DSC /
shall normally only be made /
by a coast station or a rescue coordination center.
「○○は▽▽する」の塊だけを訳すと
  • 次のことを確実にするために
  • 必要のない遅延が起こらない
  • DSCによる応答
  • DSCによって送信された遭難アラート
  • に限って、通常なされるべき
  • 海岸局または宰領する局によって
これらの塊をつなげていきます。正確に訳さなくても、「海岸局または宰領する局に限ってDSCは処理されないといけない」というニュアンスをくみ取れればOKです。

Step3. 解析した本文に近い解答を選ぶ

本文:海岸局または宰領する局に限って処理されないといけない
設問:DSCは遅延を避けるために、DSCアラートは、どのように扱われなければならないか?
 
1.DSCの応答は、海岸局か、宰領する局以外はダメ
2.DSCアラートは、とにかく早く、遅延がないよう、誰でも応答しないといけない
3.DSCの応答は、海岸局と宰領する局の両方に、自動的かつ同時に送信されなければならない

ここまでくれば、正解が1であることが分かります。
 
おつかれさまでした。

Pickup Words and Idioms

  • simultaneous(ly):同時の(同時に)

  • entity:実体、実物、存在(海上の場合は船舶局や海岸局などを示す)

  • as soon as possible:できるだけ早く

  • in order to:○○するために

  • make ○○ 動詞:○○に(動詞)させる

  • deal with:○○を扱う
  • other than:○○以外

Step1. 選択肢のペアを見極める

まずは選択肢を見てみます。

  1. accordance

  2. cooperation

  3. expected

  4. inspected

  5. instructions

  6. master

  7. officer

  8. on

  9. over

  10. rule

似たような形の単語、似たような意味の単語のペアを作りましょう。

ペア分けするのが難しい場合は、問題を読み解きながら進めてもよいと思います。

  • expected(3) - inspected(4)
  • master(6) - officer(7)
  • on(8) - over(9) 
  • accordance(1) - cooperation(2) 
  • instructions(5) - rule(10)

Step2. 日本語と英語を対にする

法令文書は一文が非常に長く「○○は▽▽する」「○○は××である」の塊がいくつもあるので読みにくいです。

 

この場合、文をつなげる言葉(and、but、when、whileなど)、関係詞(which, who, that)、前置詞(in, toなど)で区切っていくとよいです。

[船舶局の開局中]、当直の無線通信士は一般通信を行うことが見込まれる海岸局の通信圏に入る時、そしてそこを離れ次第すぐに航行報告(TR)を送信し、さらに船長の指示に従って船位通報を送信すべきである。

[While the ship station is open], the radio operator ( ア ) watch should send a traffic report when entering and ( ア ) leaving the service area of a coast station from which general communications might be ( イ ) and transmit reports to ship reporting systems in ( ウ ) with the ( エ ) of the ( オ ).

(ア)には「当直の」が入り、on(8) - over(9) か選ぶことが分かります。正解は8ですが、「on watch」を知らない可能性が高いと思います。(私もこの問題を解くときに、on watchは知りませんでした)

 

こういう場合、知っている日本語に置き換えていき、単語のヒントをつかんでいきます。

 

例えば、on air(放送中)/on premise(オンプレミス)/over work(働きすぎ)/game over (ゲーム終了)のように知っている単語からイメージしていき、「onには、○○中、○○に存在する、というニュアンスがあるかな?」と思うわけです。on watchだと「ワッチ中」=「当直」につながりやすいと思います。

 

次に(イ)(青の塊)を見つけていきます。この文章の「○○は▽▽する」を見つけていきましょう。

一般通信を行うこと見込まれる海岸局の通信圏に入る時、そしてそこを離れ次第すぐに

when entering and on leaving the service area of a coast station from which general communications might be ( イ )

このwhichは、「どっち」という意味はなく、前の名詞を補うための「関係代名詞」と呼ばれます。

意味的には

general communications might be ( イ ) from a coast station

を表す感じです。(一般通信が海岸局から行われることが見込まれる)

 

で、見込まれる、を探していきます。expected(3) - inspected(4)のどちらかを選ぶのですが、期待する(expect)を示す3が正解です

 

それでは最後に(ウ)(エ)(オ)です。
船長の指示に従って
in ( ウ ) with the ( エ ) of the ( オ ).
(ウ)は、in accordance with = according to という熟語を反射的に見つけられるかどうかがポイントです。accordance(1) - cooperation(2)の組合せの中から正解の1を選びます
 
(エ)は、「指示」にあたる単語を選びます。instructions(5) - rule(10)から選ぶとすれば、5のほうがより適切です。ということで、正解は5です
 
(オ)は、「船長」にあたる単語を選びます。master(6) - officer(7)から選ぶとすれば、マスター(主人)のほうを選ぶのがより適切でしょう。正解は6です
 
おつかれさまでした。

Pickup Words and Idioms

  • on watch:当直の
  • (名詞) which (主語)(動詞):(主語)が(動詞)する名詞
  • in accordance with:○○に従って(= according to ○○)

Step1. 選択肢のペアを見極める

まずは選択肢を見てみます。

  1. causing

  2. diversion

  3. fixed

  4. lain

  5. lane

  6. located

  7. making

  8. shipping

  9. significantly

  10. slightly

似たような形の単語、似たような意味の単語のペアを作りましょう。

  • causing(1) - making(7)
  • diversion(2) - shipping(8)
  • fixed(3) - located(6) 
  • lain(4) - lane(5) 
  • significantly(9) - slightly(10)

Step2. 日本語と英語を対にする

5文型を意識しながら「○○は▽▽する」「○○は××である」の小さな塊を見つけ、日本語と英語を対にしてみましょう。

北西航路は、北極海を通って大西洋と太平洋を結ぶ海上交通輸送路である

The Northwest Passage is the sea ( ア ) which connects the Atlantic and Pacific Oceans through the Arctic Ocean.

seaが書かれているので、(ア)に入るのは、「輸送交通路」に相当する言葉であることが分かります。

 

ペアの中で名詞となるのはdiversion(2) - shipping(8)、lain(4) - lane(5)のペアですが、shippingには「路」にあたる意味はないため、正解は5となります。なお、shipping(8)はこの後の問題で使うことからも、不正解となることが分かります。

 

(イ)(ウ)を見つけるために、残りの単語を日本語と照らし合わせてみましょう。andやbutがあるので、文を切りながら進めるとわかりやすいでしょう。

それは全体が北極圏内に位置していて、海氷のために商業的に成り立つ航路ではなかったが、現在は状況が変わりつつある。

It is ( イ ) entirely within the Arctic Circle and has not been a commercially viable ( ウ ) route due to sea ice, but that's now changing. 

(イ)には、「位置している」にあたる言葉を探せばよいことが分かります。

 

ただし、be動詞があるので、過去分詞の選択肢を探せばよいことになります。fixed(3) - located(6) がその選択肢ですが、ロケーション、ともいうように、位置を示す単語は、locateになります。したがって、正解は6になります

 

(ウ)は、「商業的に成り立つ航路」を探すのですが、商業的に=commercially、成り立つ=viableの順に当てはめていくと、「航路」を探せばよいことが分かります。

 

routeを補う言葉としては、diversion(2) - shipping(8)がありますが、shipには船で輸送する意味も含まれているので、この場合はshippingを選ぶのが適切でしょう。したがって、正解は8になります

 

それでは(エ)です。これはちょっとややこしい文章です。

気候変動と気温上昇により北極海の海氷が解け航路が開かれている。

Climate change and warmer temperatures are ( エ ) the Arctic sea ice to melt and opening the route up. 

「○○は▽▽する」の小さな塊を見つけましょう。ここには(エ)が含まれませんので残りの文を見ていきます。

気候変動と気温上昇により

Climate change and warmer temperatures are ( エ ) 

こうすると、(エ)には、原因を表す「~により」を探せばよいことになります。

causing(1) - making(7)のどちらも原因~結果を表すために使うことができますが、ここは文法知識です。

  • ○○ cause ▽▽  to 動詞
  • ○○ make ▽▽ 動詞

となります。あとの文を読むと「to melt」とあり、toがあるので、正解は1になります

 

残りの(オ)です。

過去10年間でこの航路の交通量は著しく増加している。

Traffic through this route has increased ( オ ) in the past decade.

(オ)には、著しく、という単語が入ることが分かります。significantly(9) - slightly(10)の組合せから選びます。

slightlyは、単語の中にlightが入っているように、少ないニュアンスを表しているようので、正解は9になります

 

お疲れさまでした。

Pickup Words and Idioms

  • Arctic:北極(南極=Antarctic)
  • diversion:迂(う)回路、そらすこと
  • significant:重大な、著しい
  • decade:10年
  • ship:船で輸送する
  • make O ▽▽(動詞): [名詞]に[動詞]させる
  • cause O to ▽▽(動詞): [名詞]に[動詞]させる
  • lie - lied - lied:嘘をつく/lie - lay - lain:横になる/lay - laid - laid :横にする

B問題のポイントは2点です。

  1. 選択肢のペアを見極める(Step1)
  2. 日本語と英語を対にする(Step2)

Step1. 選択肢のペアを見極める

まずは選択肢を見てみます。

  1. below
  2. delayed
  3. emphasize
  4. explorer
  5. held
  6. pioneer
  7. promote
  8. toeing
  9. towing
  10. under

似たような形の単語、似たような意味の単語のペアを作りましょう。

  • below(1) - under(10)
  • delayed(2) - held(5)
  • emphasize(3) - promote(7) 
  • explorer(4) - pioneer(6) 
  • toeing(8) - towing(9)

Step2. 日本語と英語を対にする

5文型を意識しながら「○○は▽▽する」「○○は××である」の小さな塊を見つけ、日本語と英語を対にしてみましょう。

日本の海運会社が、東京の造船所で建造中のLNG燃料フェリーの命名・進水式を行った。

A Japanese shipping company has ( ア ) the naming and launching ceremony for an LNG-fueled ferry ( イ ) construction at a shipbuilder in Tokyo. 

つまり、(ア)に入るのは、「行った」に相当する動詞であることが分かります。

 

ペアの中で動詞となるのはdelayed(2) - held(5)、emphasize(3) - promote(7)のペアですが、「行う」にあたるholdの過去形なので、正解は5となります

 

(イ)を見つけるために、残りの単語を日本語と照らし合わせてみましょう。

東京の造船所で建造中のLNG燃料フェリーの

for an LNG-fueled ferry ( イ ) construction at a shipbuilder in Tokyo. 

(イ)には、「建造中」にあたる言葉を探せばよいことが分かります。

 

選択肢で「○○中」にあたる単語はbelow(1) - under(10)のペアですが、under constructionで「建造中」「建築中」という意味があり、belowは「~より下」「以下」といった意味で「○○中」という意味は持たないため、正解は10になります

 

次の文章も、「○○は▽▽する」「○○は××である」の小さな塊を見つけてみましょう。

進水時には同じくLNG燃料を使うタグボートが曳航作業支援した

A tugboat, also fueled by LNG, assisted with ( ウ ) operations during the launch. 

これも、単語の当てはめ作業をしていくと、「曳航(えいこう)作業」にあたる言葉を探せばよいことが分かります。

 

航空機でいうトーイングにあたるのでそのペアを探せばよいのです。toeing(8) - towing(9)がそうですが、toeは「つま先」という意味(ヒールアンドトゥ、のトゥです。知らんか。。。)なので、正解は9になります

その会社は、カーボンニュートラル社会の先駆けとして低炭素燃料であるLNGの利用促進熱心である

The company is eager to ( エ ) the use of LNG, a low-carbon fuel, as a ( オ )of a carbon-neutral society.

これも「○○は▽▽する」「○○は××である」の小さな塊をに分けていくと、(エ)には「促進」にあたる単語を選べばよいことが分かります。emphasize(3) - promote(7)になり、emphasizeは「強調する」なので、正解は7になります

 

(オ)を見つけるために、残りの単語を日本語と照らし合わせてみましょう。

カーボンニュートラル社会の先駆けとして低炭素燃料である

a low-carbon fuel, as a ( オ )of a carbon-neutral society.

「先駆け」にあたる単語が入ることが分かるのではないでしょうか。

 

explorer(4) - pioneer(6)のペアで、どちらも探求心が高い人を示しますが、explorerは冒険者、pioneerは先駆者なため、正解は6になります

 

お疲れさまでした。

Pickup Words and Idioms

  • launch:(船を)進水する、(ロケットを)打ち上げる、(会社を)立ち上げる
  • tugboat:タグボート(港湾や水路で大型船を誘導・補助する小型の船舶)
  • tow:~をけん引する、~をえい航する
  • be eager to~:~に熱心である
  • under ○○:○○の途中 (under construction:建築中/under observation:観察中 など)
  • as:~として、~のように、~と同じように○○(as ○○ as~)
  • emphasize:~を強調する

 

第三級海上無線通信士を受けるにあたり、えっ!英語あるのっ!!とビビりました。

また、通信士の英語で苦労されているSNSを多く見かけたこともあり、ん10年前にやってた英語の塾講師のアルバイト時代を思い出しつつ、合間を縫って英文解釈を書いていこうかなぁ、思います。

 

まずは、合格できた海上系から始めて行きたいと思います。(航空通はまだ対策してないので)

 

単に訳したい、単語を調べたいだけであれば、ChatGPTなどのAIツール、DeepLのような翻訳ツール使ったほうが早いので、そっちに行きましょう。

英語のキホン

基本的には、以下の5つの形で構成されて、この形にトッピングがくっついたり、中高時代に学んだ文法を駆使したり、単語が難しくなったり、、、という感じになります。

 

試験では、文章をできるだけ小さい5つの塊に分解し、読み解いていくことがポイントになります。

(基本5文型、というけど、詳しい解説はもっと素晴らしいサイトやら参考書があるのでググってね)

  1. SV型:A pen dropped. (ペンが落ちた
  2. SVC型:This is a pen. (これはペンです)これペン)C=補語。S=Cとなる
  3. SVO型:I have a pineapple. (私はパイナップルを持っています)(パイナップル
  4. SVOO型:I gave him an apple. (私は、彼にリンゴをあげました)(リンゴ
  5. SVOC型:Steve named this company Apple. (スティーブは、この会社をアップルと名付けた)(スティーブこの会社アップル

5文型を使った英文の読み方

例えば、令和7年3月期の海上無線通信士の問題です。

大問1の英文の一行目は、「but」をつなぎ言葉として、上の3.の文と2.の文で構成されます。

Gerry Cushman, a fishing boat captain, has seen Maine's iconic lobster industry survive numerous threats in his three decades on the water, but the latest challenge could be the biggest one yet.

  • Gerry Cushman(ゲリークッシュマン)
  • a fishing boat captain(漁船の船長)
  • has seen(見てきた)※sawとhas seenの違いは、入試じゃないので、「見た」でもよいでしょう
  • Maine's iconic lobster industry survive numerous threats in his three decades on the water ※この文章は長いので後回し
  • but(だがしかし!)
  • the latest challenge(最新のチャレンジ)
  • could be(であろう)
  • the biggest one(最も大きい)
  • yet(今までで)

かっこの言葉をよせ集めて日本語にすると、

ゲリークッシュマン(漁船の船長)は、(※後回しにした何か)見てきた。だがしかし、最新のチャレンジ今までで最も大きいものであろう

となり、なんとなく意味が通じますね。

 

では、長くて後回しにした↓の文も見てみましょう。実はこれ、文の中に文が入ってます。

inとかonとかは、そのあとに続く名詞の塊に分けていきます。

Maine's iconic lobster industry survive numerous threats in his three decades on the water

  • Maine's iconic lobster industry (メイン州の象徴的なロブスター産業)※Maineって何のことかわかりませんでした。Maineって人の名前か地名なんだぁ~、でスルーする
  • survive(生き残る)
  • numerous threats (数多くの脅威)
  • in his three decades(彼の30年の中で)
  • on the water(水の上で)

同じく、かっこの言葉を集めて日本語としてつなげてみましょう。

水の上での彼の30年の中で、メイン州の象徴的なロブスター産業が数多くの脅威から生き残る

では、後回しにした文章をハメこみます。

ゲリークッシュマン(漁船の船長)は、水の上での彼の30年の中で、メイン州の象徴的なロブスター産業が数多くの脅威から生き残るのを見てきた。だがしかし、最新のチャレンジは今までで最も大きいものであろう

こうすれば、日本語として理解できますね。このように、英文をひたすら分解していくのです。

単語のレベルは?

高校生レベル(英検2級)までの単語がほとんどで、それよりも難しい単語には意味がつけられていることがあります。ただし、たまーに英検1級準1級レベルでしか見ない単語に補足がない時があり、注釈そこじゃないだろ!ってときがあります。

リスニング(英会話)の難易度は?

日常会話、自然科学、海上(航空)知識を問う問題で構成されます。

 

3回繰り返され、ゆっくり、通常、速め(順番は違うかも)で読まれます。ただし、非常に日本人なまりが強いクセスゴなので、正直聞き取りづらいです。また、英検やTOEICなどには出てこない専門的な単語(海上用語、航空用語、無線通信、その他自然科学)が出てきて、聞けても知るか!って時があります。なので、運的要素が少しあります。

 

いずれにしても、英文を読むスピードより速く聞くことはできないので、読むスピードを速くするトレーニングが大事です。