札幌の地下鉄がちゅんちゅんとなるわけ

テーマ:

北海道ファンマガジンに乗っている記事の抜粋なのですが

https://pucchi.net/hokkaido/closeup/subway-chun.php

札幌の地下鉄に乗ったことがある人は聞いたことがあると思いますか

 

札幌地下鉄東西線線

 

地下鉄の車両が駅のホームに近づくとこの「ちゅんちゅん」の音が鳴ります、

 

 

札幌市営地下鉄がチュンチュンと音を鳴らす理由 動画

 

なんで、この音が鳴るかといいますと

普通の鉄道は、鉄のレールに鉄の車輪ですから、架線からとった電気は

鉄車輪から放電するのですが、

 

札幌の地下鉄は、ゴムタイヤが付いていますから、

 

札幌の地下鉄車両のゴムタイヤ

 

車輪からは、放電できませんので、真ん中部分に両側から

案内輪(ゴムタイヤ)ではさみ、電車を所定の方向に誘導する「案内軌条」があります。

実は、この案内軌条からマイナスの電気が流れるしくみになっているのです。

 

▼両車輪の通る真ん中部分にあるのが案内軌条

 

案内軌条に電気を流すために、電車には「負集電器」という

装置が取り付けられています。

その「負集電器」は、常に案内軌条に触れるような仕組みなのですが、

走行中に案内軌条の継ぎ目のところで離れることがあります。

離れた負集電器が案内軌条に再度触れるときに起きる音、

これが実は「ちゅんちゅん」音なのです。

 

▼負集電器。東西線と東豊線は案内軌条を左右から挟み込む形状になっており、

南北線は上から押しつける形状になっている

 

鉄と鉄をぶつけると「カンカン」というような音がしますが、

走っているためぶつかるというよりもこすれるような音になり、

さらには地下空間ということもあり、

それが反響して「ちゅんちゅん」というような音に聞こえるというわけでした。

 

 

【動画】札幌市営地下鉄 ちゅんちゅんと音が鳴らす理由