新装、アンスガー2018
届いた箱からボトルを引っ張り出してみて初めて知った。
「お、エティケットもキャップもデザイン一新...シンプルだけど垢抜けていて結構良い感じじゃないの♪」
エティケットが変わると大概は、「前の方が良かったのに」なんてガッカリすることが多いものだが
この生産者の場合は前回もそうだが変わる度に良くなっている、と思う。(2004年産まではこんな感じ→★)
そんな訳で、スカイブルーの下地に「MOSEL」のゴールド文字も眩い
アンスガー・クリュッセラート醸造所の2018年産リースリング・トロッケン「フォム・シーファー」。
この2018年産は2つの異なる畑、トリッテンハイムのアルテルヒェン(Altaerchen)と
ノイマーゲンのローゼンゲルトヒェン(Rosengaertchen)からの収穫で造られているのだそうな。
スクリューキャップ。微かに緑色がかった明るいレモンイエロー。
アプリコットや黄桃系の黄色い果実や樽を感じさせる木、そしてクリーミーな香り。
アタックはシャープで少々攻撃的。その酸とは対照的にスマートで優しい果実の旨味。
ミネラル味は酸や果実味の陰に隠れて目立たないが、しっかり柑橘の薄皮系のアクセント。
非常に透明感のある洗練された辛口で、まさにモーゼル産の辛口裾モノの理想形のイメージ。
開栓3日目。変にシーファー風味が前に出る事も無く、なかなか濃厚でここは2018も良いヴィンテージみたい。
ボリューム感のある酸を主軸に、モーゼル産としては不足の無い果実味と程好いミネラル感。
バランスは初日よりも良い。いやー、コスパも抜群。86/100
(過去のヴィンテージ→2017、2016、2015、2014、2013、2012、2011、2010、2009、2008)
2018 Riesling Qualitaetswein trocken - vom Schiefer -
Weingut Ansgar Cluesserath (Trittenheim/Mosel)
A P Nr 3 607 269 13 19,Alc 11.5%vol,9.80€