畑名はそのままに、ちょっと甘め

夏の体調不良のせいで飲みが進まず、今頃になって新酒を消化している。（いや、もう新酒じゃないよなぁ．．．）
遅れ馳せながらホルスト・ザウアー醸造所の2014年産エッシェルンドルファー・ルンプ・リースリング・トロッケン。
これ、去年まではカビネットだったんだけど、今年からはVDPオルツヴァイン（村名格）ってことになっている。
ん？村名なのに何故畑名が付いてるのかって？．．．これっ、そこそこ！余計な突っ込みを入れないように！

スクリューキャップ。緑がかったレモンイエロー。香りは熟したリンゴや洋梨、バナナ、黄桃などのピュアな果実。
口当たりは肉付きの良い果実味と、珍しく少し多めの残糖。
酸はコンパクトに凝縮されていてあまり主張しないが、アフターに舌先にチリチリした刺激感。
ミネラル感は豊かな果実味に埋没。時々フローラルなフレーヴァーが見え隠れ。

翌日は一転、鉱物的なニュアンスの香りがある。
味の方は相変わらずフルーティーだが、やっぱりこのヴィンテージはちょっと残糖が多めな造りに感じる。
オルツヴァインのジルヴァーナーの方は例年になく印象的だったので、2014年はジルヴァーナーの年なのかも。
85/100　　　　（過去のヴィンテージ→2013年産、2012年産、2011年産、2010年産、2009年産）

2014 Escherndorfer Lump Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Horst Sauer （Escherndorf/Franken）
A P Nr 4397-036-15，Alc 12%vol，9.50€