みなさま、こんにちは

今年5月に「城野遺跡公園を実現する会」から「城野遺跡の会」に変わりましたが、引き続きブログでの情報発信はボチボチながら続けています。今後ともよろしくお願いします<(_ _)>

 

さて、連載「北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う」は、2020年10月から「くらしと福祉 北九州」に毎月寄稿されている記事を2021年3月から転載しています。

 

北九州市の数ある遺跡の発掘調査に40年以上携わった佐藤浩司氏(埋蔵文化財調査室前室長)が北九州市の埋蔵文化財行政の問題点を具体的な事例を示しながら掘り下げられており、その実態に驚くとともに、そのあり方を問い質すための貴重な報告です。

 

ところが、ブログ担当者の都合により、今年2月6日の第10回を最後にUPできないままでした。多くの方に読んでいただきたいと思っていただけに、大変申し訳ありません。

 

今回、連載を再開するにあたり、あまりに間が空きすぎたので、第1回~第10回までを下記に添付し、一挙公開します。第11回も近々掲載予定です。ぜひご覧ください。

 

なお、当ブログは相当遅れてUPしており、9月現在、「くらしと福祉」では第23回まで掲載されており、今後も続く予定です。

 

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連載「北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う」

 

■第1回“ザル法の中身”(2021.3.28)

【連載①】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う "ザル法の中身" | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第2回“望まれる組織体制の充実”(2021.4.25)

【連載②】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う “望まれる組織体制の充実” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第3回“邪魔者扱いの遺物たち”(2021.5.29)

【連載③】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う “邪魔者扱いの遺物たち” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第4回“遺跡を守るのは誰?”(2021.6.17)

【連載④】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う “遺跡を守るのは誰?” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第5回“埋蔵文化財センター移転問題”(2021.8.1)

【連載⑤】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う “埋蔵文化財センター移転問題” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第6回“遺跡の保存・整備に疑問①”(2021.8.23)

【連載⑥】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う “遺跡の保存・整備に疑問①” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第7回“遺跡の保存・整備に疑問②”(2021.9.21)

【連載⑦】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う“遺跡の保存・整備に疑問②” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第8回“遺跡の保存・整備に疑問③”(2021.10.18)

【連載⑧】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う“遺跡の保存・整備に疑問③” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第9回“遺跡の保存・整備に疑問④”(2021.12.29)

【連載⑨】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う“遺跡の保存・整備に疑問④” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

 

■第10回“驚くほどに文化の砂漠”(2022.2.6)

【連載⑩】北九州市の埋蔵文化財行政の是非を問う “驚くほどに文化の砂漠” | 城野遺跡の会(旧 城野遺跡公園を実現する会・城野遺跡の現地保存をすすめる会) (ameblo.jp)

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【寄稿/佐藤浩司氏のプロフィール】 

1955年福岡県生まれ、九州大学文学部史学科卒業。1979年北九州市教育文化事業団(現・市芸術文化振興財団)入所。埋蔵文化財調査室で開発事業に伴う城野遺跡をはじめ市内の数多くの遺跡の発掘調査に携わり、2015年4月室長に就任後、2020年3月退職。2014年から日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会の幹事として九州各地の文化財保護にも携わる。現在、福岡市埋蔵文化財課勤務、北九州市立大学非常勤講師、日本考古学協会会員

 

↑ 城野遺跡の現地見学会

弥生時代後期(1800年前/邪馬台国時代)の城野遺跡は、九州最大級の方形周溝墓に真っ赤な水銀朱(中国産)がたっぷりと塗られた幼児の箱式石棺、石棺の木口石に描かれた「方相氏」ともいわれる絵画文様、九州2例目の玉作り工房などが発見され、全国的に注目された遺跡です。現地見学会には約600名もの参加があり、北橋市長も現地を視察され、「残せたらいいですね」と話されたそうです。しかし、残念ながら広大な城野遺跡はほぼ全域が開発により消滅しました。現在、方形周溝墓保存に必要な最低限の部分が「城野遺跡公園」として整備されています。

 

 

■動画「城野遺跡実録80分『弥生墓制の真の姿』」(2022年6月公開)

この動画は、佐藤浩司氏が九州最大級の方形周溝墓で発見された幼児の箱式石棺2基の発掘調査を2ヵ月半、約3時間撮り続けたビデオ記録を約80分に編集したものです。佐藤氏のコメントとともに現場の声や音もはいっており、発掘調査の歴史的瞬間の感動がよみがえります。をクリックしてご覧ください。

https://youtu.be/qafp00zCTzQ?t=10

 

■動画「城野遺跡 朱塗り石棺の謎」(2017年1月公開)

城野遺跡を多くの方々に知っていただくために、城野遺跡の全体像がわかるように、上記の発掘調査のビデオ記録を約14分に編集したものです。をクリックしてご覧ください。

 https://youtu.be/QxvY4FBnXq0