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雪景色の長野県へ…

里山保全と環境教育に取り組むNPO団体、フォレストワークさんの20周年記念事業にお招きいただきました。

シアター・ジョウでの限定演目を、この度、初めて!シアター・ジョウを飛び出しての上演でした。






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ダンボール人形劇
「森の妖精パルーシュカの大冒険」

エプロンシアター
「大きなかぶ」

沢山の家族連れのお客様にご覧いただきました。

普段はシアター・ジョウの極小空間での上演作品。いつもより広い会場をパルーシュカはのびのびと飛び回りました。

子ども達は夢中になって劇世界に入り込み、終始声を出してパルーシュカを応援してくれました。






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終演後のフォトサービスにて…。


久しぶりの平土間会場での上演でしたが、この会場ならではの温かな空気に包まれました!


主催関係者の皆様、お手伝いをしてくださった皆様、本当にありがとうございました!そして、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!!何もかもが貴重な体験となりました!!


また皆様にお会い出来るのを楽しみにしています!!



東京への帰路の最中は、公演の余韻に浸りつつ、翌日の新国立劇場に向けて予習とお勉強!

東京到着後もぐったりでしたが、次の日に向けての準備に励みました。

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クリスマス公演  メイキングレポ!

第7弾は小道具についてお届けいたします!

この舞台は小道具がとても少ないですが、「てぶくろ」の上演の後、続けて上演される「ウォルターのおくりもの」に、重要な小道具が登場します。


「ウォルターのおくりもの」は、「てぶくろ」の続きの物語を私が創作したものです。



「てぶくろ」はウクライナの民話です。絵本でもお馴染み。私自身、子どもの頃から大好きなお話でした。しかし、終わりがなんとも…、続きがとても気になる終わり方なのです。てぶくろという暖かい棲家を失った森の動物達はどうなってしまったのだろう…と。


また、何より、あまりに魅力的な動物達。「てぶくろ」の物語が終わった後もまた何らかの素敵な物語を展開してくれそうなキャラクター達です。

そこで、「ウォルターのおくりもの」では、「てぶくろ」に登場した動物達が続けて再び登場いたします!




おじいちゃんから色々な話を聞き、森の動物達が寒くしているのではないかと心配になったウォルターは、森の動物達に毛布を届けることにします。


この毛布、ウォルターのお家にあった毛布を可能な限り持ってきた…という設定!おばあちゃんやおじいちゃん、お母さん達に頼んで集めた色々な毛布。

当初は市販品のひざ掛けなどを使おうと思っていましたが、この物語に合う理想的な柄がない…。素朴で古風でどこか可愛らしい、中には地味なの、中にはお洒落なの…というイメージ。


うう…、市販品を買って済ませようなんて甘かった…。とにかく理想的な柄が見つからない…。


ならば!作るしかない!!


再び新宿オカダヤへ!!

フリース生地の売り場で生地を調達…。中には理想的な柄もありましたが、ほんとんどが暗い色で地味だな…と思いました。しかし、これ以上悩んでもいられないし…ほかの店舗に行く時間的余裕もないし、もう買ったし、今回はコレでいくか…とか、ブツブツしょげながらオカダヤを出たその瞬間!!






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なにーーー!!??

そ、外に、外に!よりどりみどりなフリース生地!色々な柄…。しかもセール品!!

一度カットしてしまった生地はもちろん返品交換できません。時間を少しで良いから戻したい!!しかも、店内で先に買ったフリース生地がとても暗い柄なのにそれなりのお値段…。かなり落ち込みました!w

そっか!冬になってた!!
店頭をまず見るべきだった!!盲点だった!!泣。

しょうがないです。ここで買い直し。






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それぞれのフリース生地に合わせて、パイピングテープを購入。ものによっては三つ折りのみ…。七瀬ちゃんに全てミシンがけしてもらいました!!作業の様子は撮り忘れた!ほんとこの辺から余裕がなくなってたので。




毛布を運ぶためのソリも、どうにか市販品で手に入らないかと探しましたが理想的なものは見つからず…。しかし公演日は迫り…、いっそのこと、ウォルターが頑張って手で抱えて持って来る設定にしちゃう!?とかそんなズルをすることもよぎりましたが、やはりソリが居る!!


北海道で育った私…
冬のお買い物やお出かけはソリが大活躍するのです。冬は自転車が使えないので、ママ達の自転車はソリに変わるのです。買い物した物をソリで運んだり、子どもの送り迎えで子どもをソリに乗せたり。あの感じは思い出すだけでほっこりします。


そんな経験もあってか…ウォルターくんがソリを引くイメージがどうしても強くありました。


しかし、市販のプラスチックのソリというわけにもいかず…、サンタクロースが乗っている様な感じの木のソリ…その、小さい版!!が必要でした。

市販品では見つからない…ならば作るしかない。

迫る公演日…!!
ゼロから作る時間はなく…
ひとまず、100円ショップでスノコを3枚購入!そのほか少しの板材を仕入れ、それを大急ぎで組み合わせてサンタのソリ風に…。

これが、意外とうまくいった!!

ウォルターにぴったりな小さな木のソリ完成!
こちらも制作過程の写真はなし!すみません。余裕がなかったです。






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ウォルター、無事に森の中まで毛布を運びました!






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森の動物達は人間を恐れています。

そのため、ウォルターはこの毛布を動物達に直接渡すことが出来ません。

森に置かれた毛布に出会う動物達…

毛布なんてみたことありません。


食べ物かと思う動物、生き物だと勘違いする動物…様々。動物達はちょっとしたパニックに。






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せっかくのおくりものですが、森の動物達はなかなか受け取ってくれません…。


その様子を隠れてこっそり見ているウォルターくん。

どうしたら森の動物達に毛布の良さを分かってもらい、受け取ってもらえるだろうか…その奮闘がこの劇の中で描かれています。






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ウォルターが作る雪だるま!
この雪だるまが、森の動物達と毛布を繋ぐ役目を果たします!!

細かなストーリー展開は劇場でお楽しみいただくとして、この雪だるまの制作過程もお届けしましょう!!






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雪だるまを作る場面を表現するために、小さい玉から大きな玉まで…全部で4種類の雪玉が必要でした。






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一番小さな玉と、その次に大きな玉は市販品のスチロール玉をベースに。顔となる雪玉と、ボディとなる大玉は、ダンボールでベースをつくりました。絶妙なイビツさや、柔らかさを出すのにも適していました。帯状に切ったダンボールを交差させて球状にしていきます。中の空洞には新聞紙を詰めました。重さの調整もコントロールしやすくて良かった!雪だるまは軽過ぎると安定感が出ませんからね。






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ここから恥ずかしくなるほどにあまり見せたくない試行錯誤ですが、見せちゃいます。

表面の加工についてです。

最初は細かく刻んだフリース生地を木工用ボンドで貼り巡らす予定でした。ひとつやってはみたものの…変!!泣。アルマジロの背中に見える…。ので、却下!ボツ!!

綺麗にくるんでうまく縫い込む方が良い!と判断。






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フリース生地で包み、最小限のシワを寄せ、そのシワを縫い閉じることに。ここで再び、ひでくん登場!


しかし、出来上がると…

縫い閉じ線が、それはそれは目立つ…
どんなにうまく縫っても目立つ…


残念ながら却下!ボツ!!泣。


ならば線の出ない綿だ!!と綿プランで進める。






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木工用ボンドで綿を貼りめぐらす!


うう…

なんか…何かがちがう…


これじゃない!!


変にリアル‥.

この劇世界の中で雪だるまだけが異質になってしまう!!



却下!!ボツ!!涙。



原点に戻り、布プランで、生地そのものを見直すことに…

そこで思い浮かんだのが、昨今の女子の部屋着に人気のモコモコ生地!ジェラートピケなどのブランドでお馴染みのあの生地!!あれが良いのでは!!と思った!!あれなら縫い閉じ線も生地の毛足に紛れて目立たないだろう!?と判断!


新宿オカダヤ直行!!理想の生地はすぐに見つかった!!早く作業しないと!!しかし、雪だるままで手が回らない!!


もう本番2日前!!汗。
人手が足りない!!






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なんと、私の大型作品の舞台で黒衣(くろこ)キャプテンを務めている“ごずちゃん”こと女優の牛頭奈織美ちゃんに助けてもらい進めました!最終的な雪だるま担当はごずちゃんに!!

小さい玉でひとまず作ってみたところ、良い!!とってもキレイ!!雪だるまだコレ!!これでイケル!!


はい…ここからもう雪だるまの制作風景写真が一切ありません。
これよく撮ったー!!

全4種の雪玉が見事に出来上がりまかた。






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目鼻口眉はフェルトで。
ウォルターが指の熱で顔を描いた設定です。
この雪だるまの表情、とても気に入っています!!

ふー。間に合ったー!!



さて、この雪だるまとウォルターがどんな活躍をするのか…

毛布は無事に、森の動物達に受け取ってもらえるのか…

そらはぜひ劇場でお楽しみください!!



メイキングレポは終盤戦に突入です。

次回は衣裳小物についてお届けいたします!



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シアター・ジョウ
クリスマス特別公演
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」

12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演

全公演、残席僅かとなっております。

来場者全員にクリスマスプレゼント付。

完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…


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クリスマス公演  メイキングレポ!

続々とお送りしておりますが、ここでちょっと番外編といたしまして、ネタバレ注意な内容をお届けいたします!!

ひとつ前の投稿、第5弾!動物編!の最後で触れた、てぶくろに動物達が入る演出をどうするか…について、その全容を公開いたします。



お芝居の演出に関わるネタバレが含まれます。

まだ舞台をご覧になっていない方で、新鮮な気持ちで舞台を楽しみたい方は、観劇後にこの「第6弾!」をお読みいただくことをお勧めいたします!

とはいえ、もしここに書いてあることを知ったとしても、実際の舞台では様々演技が加わりますので充分に楽しめます!舞台未見で読んでしまってもご安心ください!!






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「てぶくろ」の原作はウクライナに伝わる民話です。絵本でもお馴染み。

おじいさんが森に落としていったてぶくろに動物達が暖を求めて住み始めるという物語。

なんてファンタジックで夢があるのでしょう。



さて、絵本であればその様子は絵で如何様にも表現できますが、人形劇でその様子をどう演出するか…。ここは考えどころでした。



てぶくろを巨大化させていけば良いのですが、別なてぶくろに差し替えるのは避けたかった。てぶくろに何らかの仕掛けや細工を施し、それなりに大きくしつつ、動物達が入っているという動きだけを見せるのもありですが、それではなんとなくつまらない…。やはり、動物達がきちんと全員、全身まるごとてぶくろに入ってもらいたいものです…。出来れば!てぶくろそのものは、多少の伸び縮みはしつつも、おじいさんが落としたときのままの状態で最後まで貫きたい!それにこそファンタジーがあると思いました。



そこで!発想の転換!!


人形劇ならではの演出で…


人形が小さくなれば良い!!と思いました!!


ということはどういうことかというと…


はい、そうです。人形の数も増えるわけです。
作るのは大変です…汗。


このプランにたどり着いたのは準備期間の後半であったため、間に合うか!??と不安はありましたが、これはぜひとも実現したい!!と思いました!!






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というわけで、それぞれの動物達のミニサイズを作ることに…。



ここでポイントが!!


ねずみくんのみ、最後までサイズを変えません。

全ての人形をねずみくんと同じサイズにして、動物達の共存を表現することにしました。






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小さな人形は細かな作業の連続でした。
小さいからといって、ディテールに省略箇所はございません。

竹串がかなり役に立ちました!!


この辺の作業はあまりに佳境過ぎて制作現場の写真がほとんどありません!泣。

作業が多過ぎると写真どころでなくなります。こちらは美術チームさんがたまたま撮ってくれた貴重な1枚!


では、制作現場の写真はございませんが、舞台写真で、完成したミニサイズ人形をお楽しみいただきましょう!






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カエルのおばさんは、いったん通常サイズのままてぶくろに入ります。






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は〜、あったかい。






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そこへ陽気なうさぎの兄ちゃんが…

カエルのおばさん「もういっぱいです!入れません!」


ならば…






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これならどうだ!!
…とまあ、こういう流れです。






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きつねのお姉さんも…






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これなら入れる!






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狼だって…






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これなら入れるでしょ…


ここでカエルのおばさんも苦しくなって、体を小さくします。その場面は劇場で!






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イノシシのおばさん
こりゃ無理だ!大きい…。
ならば…、






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ね!






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大きな大きなクマさんが、小さくなる瞬間です。






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これでみんな、入れるね。
とは言えギュウギュウ…ギュウギュウ…


そこへ、てぶくろの持ち主であるおじいさんと、そのおじいさんの飼い犬がやって来ます…。


さてどうなることやら…。


続きは劇場でご覧いただきましょう!



「おじいさんの飼い犬」と「てぶくろの住人となった動物達」←この両者の会話をどう成立させるか…ここもちょっとした台詞の工夫を施しています。そこも、この作品の見どころのひとつです。


さあ、クリスマス公演 メイキングレポ!
後半戦に突入しております!

次回は小道具についてお届けいたします!!

お楽しみに!!




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シアター・ジョウ
クリスマス特別公演
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」

12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演

最新残席状況
23(土)→比較的余裕あり
24(日)→残席僅か
25(月)→残席僅か

来場者全員クリスマスプレゼント付。

完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…


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クリスマス公演 メイキングレポ!

いよいよ、人形達のお話に突入です!






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人形制作にはとにかく時間がかかりました…。
数が多く、それぞれカタチも全く異なります。

ねずみ・カエル・ウサギの3体から試作品を作り、大きさなどの方向性を検討していきました。






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ウサギまで方針が決まったところで、他の大きめな動物のサイズを、デザイン画の拡大コピーで検討していきます。この拡大コピーよりももうひと回り小さくて良いな…と判断。

ここから一気に他の動物の彫りを開始します。

素材は主にサンペルカ。コストはかかりますが、軽くて加工もしやすく、比較的丈夫です。ここ最近の人形はほとんどがサンペルカです。






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色彩指定。カラーチップを使ってそれぞれの色を決めていきます。本来ならデザイン画に色を塗るべきなのですが…すみません、ここ、いつも省略してしまっています。






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今回の動物の体の表面は主にパイル生地。所謂タオルの生地です。理想の色のパイル生地がないものは染めました。

目の玉は全てプラスチックの板を使用。プラスチックの板を熱して柔らかくして、これらのカタチにします。






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まぶた・まつ毛・まゆげ…などの細かな部分は主にフェルトで…。
ほんの少ししか使わないフェルトもありますが、アトリエのフェルト在庫に理想の色が揃っているわけではありません。ほんの少しの部分のフェルトでも、買いにいかなくてはいけない。オカダヤのフェルト売り場にどれだけ長く居たことか…。あのフェルト売り場のフェルトの棚、そのまままるごとアトリエに置きたい!!w






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こんな感じでまぶたが付きます。人形の表情が豊かになります。






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ウサギのほっぺにはポンポンを。

濃いめピンクのまぶたも付きました!

これらは全て「G10ボンド」で接着!!我らの強い味方!!通称ジーテン!!買っても買ってもジーテンがすぐに無くなる…。






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動物達勢揃い…。まだ、それぞれの存在感が薄い…。

ここから細部の装飾&メイクに入ります。



さて…
この辺から、実は作業がかなりギリギリで!!汗!!全く写真を撮る余裕がなくなり…。制作風景がほとんどない!!スタッフチームに撮ってもらうんだった!!作業が佳境に入っていると写真どころじゃなくなります…涙。

ギリギリに完成とかほんとはあってはならないことなのですが、今回の演目、全ての美術アイテムが完成したのは本番初日の朝でした。私は一睡もせずに2ステージという、とんでもない状況になってしまいました。もう年齢も年齢なので、これからはそんなことないようにしたい!!




では、写真はありませんが、ここから先の作業の流れをざっくり解説…

鼻やヒズメなどの露出部分はアクリル絵の具で塗装しました。

サンペルカは直接色を塗ることが出来ません。そこで、下地塗りがまず必要。


1.シンナーとゴムのり(G10など)を混ぜたものをまずサンペルカの表面に塗ります。

2.それが渇いたらまずは白塗り(場合によってはここは割愛)。

3.その後、最終的な色を塗装。

4.そして、表面にツヤを出したいときは木工用ボンドを塗り込みます。ニスだとツヤツヤし過ぎる。木工用ボンドが乾いたときのツヤは絶妙です。



さて、メイクです…。

人形のメイク(タッチ・陰影)はほとんどを水彩色鉛筆で行いました。水彩色鉛筆、ほんと便利…。水彩色鉛筆を多用するまではいつもすべてアクリル絵の具で頑張ってました。水彩色鉛筆だと早い上に、繊細なメイクがより可能になります。


今回、それぞれの人形の黒目部分はビニールテープです!調節自由でとても便利!光り具合もちょうど良い!!


というわけで、制作風景の写真がほとんどないので、完成した人形達を舞台写真でご覧いただきます。






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物語の最初に登場する、小さなねずみくん。
そしてカエルのおばさん。






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てぶくろに入るねずみくん。
そして驚くカエルのおばさん。






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てぶくろに入るカエルのおばさん。






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ぬくぬくあったかーい!!



いかん、こんな調子で写真をアップしていたらとんでもない量になる…。まるで紙芝居!w


ここからは細かなストーリーの流れについての説明は割愛します!!






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陽気なうさぎの兄ちゃん。






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キツネの美人お姉さん






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狼!!

昨年初演を迎えた「3びきのこぶた」の狼も個人的にかなり気に入っていますが、そちらは焦げ茶色。グレーのウルフを作ってみたい!とずっと思っていたのです。夢が叶った!この劇世界にはシルバーウルフが似合います!!

狼のみ、表情人形(パクパク人形)です。口がパクパクできるので、とても愉快な演技が出来ます。






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そして、イノシシおばさん。
大きなクマさん。



「てぶくろ」はウクライナの民話が原作です。


おじいさんが森に落としていったてぶくろに、動物達が暖を求めて暮らし始める…という何とも夢のあるお話。絵本でもお馴染みです。


さて、このてぶくろにどうやって動物達を入らせるか…。ここは色々と考えました!!




普通なら…

てぶくろを何らかの方法でマジック的に差し替えて大きくする…、もしくは、てぶくろの家を動物達が増築していく…

というところですが、



今回はどうしても…おじいさんのてぶくろは差し替えたりせずに、そのままのてぶくろを使い通したかった!!

そこに夢があると思ったのです。

ギュウギュウでいっぱい!
てぶくろパンパン!!…にはなるものの、あくまでてぶろはそのままという演出にしたかった!

もちろん、マジック的に差し替える面白さもあるとは思います。てぶくろが巨大化するという演出も面白いと思います。

しかしながら、それらの演出はこれまで様々な劇団さんの「てぶくろ」で一般的に取り入れられてきた演出。何らかの新たな工夫が出来ないものかと、色々とプランを練りました。






小さなてぶくろに何匹もの動物が住むなんて…

なんて夢があるんだ!!

そこがポイント!そこがファンタジック!!なんとか、てぶくろを差し替えずに演出する方法はないか…(←くどい!しつこい!すみません!)





まず考えたのは、てぶくろの差し替えこそしないものの、大きくなる何らかの仕掛けを施したてぶくろ。そして、大きな動物は、てぶくろに入る瞬間に頭(顔)とボディを分裂させて、頭(顔)だけをてぶくろの中に入れ、入っているとかのように見せる…というプランでした。プラン図面を描いたが、これが…描いても描いても…ひどくつまらなかった。なんだか無理がある…という感じ。これじゃダメだ。



おじいさんが飼い犬と森に戻ってきててぶくろを見つけた際、動物達は居なくなります。そして元のてぶくろの状態に戻ります。


であれば、やはりてぶくろに仕掛けや細工を施してしまっては、この流れがうまく表現できなる…と判断。


てぶくろは多少の伸び縮みはしたとしても、最初から最後まで、そのままの見た目が良いな…と思いました。



そこで!!

逆転の発想!!


あれを、ああして、ああすることにしたのです。



人形劇ならではの手法です!!



ここは、演出上のネタバレになるので、今回は書きませんが、次の投稿では全て公開してしまおうと思っています。




ネタバレしたくない方は、次の投稿「第6弾!」は観劇後にご覧ください。もし見たとしても、生の舞台ではそれにプラスしての色々な演技がございますから、充分に楽しめます!ご安心ください!




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シアター・ジョウ
クリスマス特別公演
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」

12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演

最新残席状況
23(土)→比較的余裕あり
24(日)→残席僅か
25(月)→残席僅か

来場者全員クリスマスプレゼント付。

完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…


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クリスマス公演 メイキングレポ!

背景幕編、木パネル編、床面編…とお届けして参りましたが、第4弾は、舞台中央の台と、左右のドレープ布についてです。

舞台中央の台は、皆さんでも今すぐ作れる簡単な造りです。恥ずかしくてほんとは見せたくないほどに身近な素材で作ったアナログ品。見せちゃいます。






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天板はなんとダンボール!!
強度のために数枚重ねております。






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それを、折りたたみ式の丸椅子にはめ込んでいるだけです。

天板底面中央に椅子の座面と同じ大きさの穴+ドーナツ型に切ったダンボール。これでハマりが良くなっています。クッション部分がかなり厚めの丸椅子です。このダンボールの中にズブズブッと座面が入り込んでいます。






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左右のドレープのバランスを決めるために色々と検討…。

ここで再び、ひでくん登場!
ひでくんのキメ顔をお楽しみください。

小さな舞台ですが、広がりや奥行きを感じてもらえるようなバランスを心掛けました。






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雪のイメージとして、発泡スチロールの玉を装飾。バランスを決めます。位置を決めたら養生テープで印を付けていきます。






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ひでくんがひたすら縫います。

ひでくん、縫い物上手です。玉結びが鮮やかです。






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試しにセッティングしてまた検証…

台に掛けてみないことにはバランスが掴めません。

この位置に欲しい?要らない?と検討を重ねます。






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いったん出来上がったのがコレ!

しかし!なんだか…違和感…。

玉が、うるさい。私には恐竜の背中に見えてしまった!!汗。


せっかく縫いとめた玉ですが、何個か減らすことに。ひでくんごめんね!とひたすら謝る私。

ひでくん「芸術なんだから当然でしょ。」と。

ありがとうひでくん!容赦なく糸を切らせていただきます!!






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これで納得!!

装飾は沢山あれば良いというものでもない…。

引いてちょうど良いものですね。

これで恐竜の背中には見えなくなった。この方が、雪の世界の広がりを感じます。






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開演前の舞台。






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開演後の舞台。


これでようやく舞台美術が完成です!!



クリスマス公演 メイキングレポ!
舞台美術のパートがこれで全て終わりました!!


さて!!次回からはいよいよ人形達の登場です!!

この作品ではさまざな人形達が登場いたします。そのほか、小道具諸々…、それらの制作過程をまたお届けいたします!!


続きもぜひご覧くださいませ!!




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シアター・ジョウ

クリスマス特別公演

「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」

「クリスマスファンタジー」


12/23(土)〜25(月)

全日14:00開演


最新残席状況

23(土)→比較的余裕あり

24(日)→残席僅か

25(月)→残席僅か


来場者全員クリスマスプレゼント付。


完全予約制

TEL予約:03-3230-7770

Web予約も可!

詳しくは…

クリスマス特別公演・詳細ページ