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千葉市民会館にて開催された…
「市民クリスマスin千葉2017」にお招きいただきました。

「たいせつなきみ 〜You Are Special〜」を上演させていただきました。

久しぶりの劇場版演出。
劇場の舞台照明が入り、音響のサポートも入り、とても濃厚で温かな劇世界を作り上げることが出来ました!

そして、お客様が本当に素晴らしかった!!
皆さんの心がキューッと物語に集中している空気感…。とても心地良いものでした。


シンプルなストーリーながら、テーマは実に奥深く、また、人形達の作り主である「エリ」という職人の役は、私が演じる作品の中でも最も難しい役です。主人公パンチネロの切ない気持ちを癒し慰める声がけは極めて緊張します。演じる上では心を「無」にしつつ、大きく豊かな気持ちで臨まなくてはいけません。邪念が少しでも入ると全く演じられない役です。


原作絵本に私が深く感動して始まったこの作品の上演活動ですが、絵本を舞台化する上での苦労も色々とございました…。


2010年に初演を迎え、何度も上演を重ねて参りましたが、とても難しい作品で、悩むことも多いのが正直なところでした。今年は各地でこの作品を上演させていただく機会に恵まれ、ようやく…本作品とも仲良くなれてきたように思えます。


人形達がとても嬉しそうに感じるのは気のせいではないなと感じています。どの人形も、とても生き生きとしています。続けてきて本当に良かった!!


初演の頃には多数の小道具や街並のセットなどがございました。上演を重ねてゆく中で、演出もどんどん変化してゆきました。作品のメッセージの壮大さをより効果的に伝えるべく、舞台演出の無駄を削ぎ落とし、シンプルにしてゆきました。現在では、人形達を中心に演出し、小道具や舞台美術などはほとんどございません。これにより、劇世界がより際立ち、また、何より伸び伸びと演じられることにより、作品の視界が開けている感じがします。






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終演後のフォトサービスにて。
皆さんとのふれあいもとても楽しかったです。

この作品は中高生〜大人を対象に取り組んだ作品です。今回は小さなお子様も来場されていて、後半に静かな場面の多い本作は大丈夫かな…と心配をしておりましたが、子ども達も実にじっくりと鑑賞を続けてくれていました!




星型金色シール(褒めシール)


丸型灰色シール(ダメシール)

を互いの体に付け合って暮らす人形達の物語。


この光景は、現代を生きる人間達の姿を別のカタチで表した作品です。いつからなのか…、心の中で評価のシールを相手に付けて暮らすようになっている…。

何を信じて生きることが素敵なことなのか…。



楽しい物語の中で、深く優しい問いかけと、温かな励ましをいただけるこの作品。素晴らしい作品に取り組ませていただけていること、この導きに感謝です。






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実行委員長の妹尾光樹牧師先生と…

当日の妹尾先生の司会も見事でした!

お声がとても魅力的…
そして言葉選びの美しさに感動しました。

なんと…

以前はミュージカル俳優さんをされていたそうです。どおりで…。

ミュージカル俳優さんから牧師さんへの転身!
なんとも素敵な経歴です。

先生の軽やかなターンも少し見れてしまいました!!笑。




関係者の皆様!お疲れ様でした!!

主催をしてくださった実行委員の皆様、お招きいただき、本当にありがとうございました!

ご来場いただいたお客様、本当に本当に!ありがとうございました!






さて、師走という名の通り、次から次へとお仕事です。

千葉での公演翌日となった昨日は、再来年に上演する作品の打ち合わせを丸一日かけて行いました。脚本や美術デザインは今年の夏に終えており、来年から本格的な美術制作に突入します。

日頃、様々な作品の上演活動を行いながらの新制作のため、大作な舞台は約2年の月日を要します。だいぶ先だ…と思っていましたが、来年の今頃はもう、その作品の稽古が佳境に入っている頃…というスケジュールの現実を目の当たりにして冷や冷や…。こちらの作品は来春頃に情報公開となりますのでお楽しみに!!


本日はこれからシアター・ジョウでのクリスマス公演の舞台仕込みです!

同時進行で…
新作「燭/TOMOSHIBI」の美術制作!

「燭/TOMOSHIBI」の上演も、早くも来月に迫りドキドキです。大晦日も元旦も作業です!!ハムレットのときもそうだったなあ…。元旦から仕事…とか、なんか好きなんですきっと。笑。

アトリエもシアターも、現在ごった返しております…汗。大変…。片付けが先か!?作業が先か!?休むのが先か!?…日頃から片付けを後回しにしてるとほんと大変なことになりますね!!汗。



気が付けば「今年の流行語」も「今年の漢字」も発表されて…年末ムード一色!早い!!

私はまだ今年を振り返る気になれません…汗。


クリスマス公演に向けてがんばります!!



皆さんも、何かと忙しい年末なことと思います!
体調管理も大変なこの時期…。
あったかくして過ごしてくださいね!!


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クリスマス公演  メイキングレポ!

遂に最終回です!!

「ウォルターのおくりもの」の主人公、ウォルターの制作メイキングをお届けいたします!

ウォルターのデザイン画、そしてウォルターが羽織るコートについては、ひとつ前の投稿「第9弾!ウォルターのコート編!」をご覧ください!






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首(かしら…と読みます。人形劇の世界では頭のことを言います)と手、靴のベース素材はサンペルカ。動物達と同じ素材です。

大きさについては色々と悩みましたが、主人公としての存在感を際立たせるため、首(かしら)はかなり大きめにしました。しかしながら、子どもとしてのあどけなさや可愛らしさを出すために背丈はあくまで低く。ほぼ二頭身に近い比率。二頭身半いくかいかないかくらいを目指しました。


靴はストレッチレザーをオカダヤで購入して貼り込みました。靴底はフェルトです。




そして衣装…。

セーターというイメージは最初からありましたが、色は赤か黄土色で悩んでいました。

赤は必ず使いたかったのです。ただ、その赤をコートのメインカラーにするか…コートもセーターも赤系にするか…コートは何か違う色にしてセーターを赤にするか…と迷いました。

ウォルターは森の動物達におくりものを届ける、言わばサンタクロースの様な存在。赤色は必須でした。森の中ではコートを着用していますから、コートが赤系であれば良いと最初は思っていました。




しかし、ウォルターの最初の登場シーンは室内での場面!


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シアター・ジョウのステージ横のカウンターを利用して室内シーンを描きます。






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森から帰って来たおじいちゃん(私)とウォルターの会話シーンはこんな感じ…。



お客様にとってのウォルターとの最初の出会いはこの室内シーンとなります!

第一印象でのイメージはとても重要なので、室内着であるセーターの姿こそ、彼のイメージそのものな色にしたくなりました。となるとセーターもコートも赤?それだと派手だな…と色々考えて、コートの色は前回の投稿の第9弾でお届けした通り、茶色に落ち着きました。

森の中で雪だるま作りにせっせと励むウォルターくんですから、さぞやカラダもポカポカになることでしょう。茶色のコートを脱ぎ、森でもこのセーター姿になれば良い!と思いました。はい!解決!

森の場面では登場シーンこそ茶色のコート姿ですが、物語が進むとこの元気な赤色の姿で活躍してくれます!!


動物達の色に赤色がほとんどないため、その対比によってウォルターくんの存在も際立ちました。





さてさて…
このセーターをどうしたか…
ズボンをどうしたか…


つくりました…と言いたいところですが…

うふふ



買いました。





コートは流石に市販品では成立しませんでしたが、セーターとズボンは市販品のリメイクで済みました!!w


とはいえ、あちこち探しましたけどね…


最終的に理想の品をゲットできたのは…

GAPでした!!

GAPの子供服!!GAP様々でした!!

セーターは3〜6歳児用
ズボンは2歳児用のスウェットパンツの裾を半分程切り丈詰めしました。

冬の森へ出掛ける設定なので、ズボンの、イメージはジーンズ系でした。一見ジーンズの様にも見える理想的な色がありました。

セーターは理想的過ぎる程に理想的!全くのリメイクもアレンジも加えず、そのまま着せることが出来ました。ウォルターくんが着るために用意されていたのかと勘違いするほど理想的なセーターでした。



とは言え…GAP店内での洋服探しも初めは大変でした。人形にサイズが合うかどうかの判断が難しいのです。作りかけのウォルター人形はカバンに入れて持ち歩いていたのですが、その人形をカバンから出して服を試着させることもできず…カバンの中の骨組みウォルターをこっそり覗き見しながら検討…。



女性店員さん「何かお探しですか??」

私「(ドギマギ)セーターを探してまして…。」

女性店員さん「何歳くらいのお子様ですか?」

私「(答えに困りまたドギマギ)」



人形に着せるため…とは言いたくても言えない。そのときはひとりで買い出しをしていたので、人形に着せる服なんですけど…とか言ったら変に思われるのではないかと余計な心配をしてしまう…。

そうこうしつつも、欲しい品物の方向性を伝えると、あれこれと商品のことを教えてくださるとっても親切な店員さん!何より、とっても朗らか!!

よし、この方なら!勇気を出して人形劇の人形の服だと言おう!その方が早い!と覚悟!w


人形劇の人形の衣裳を探している…と伝えると…なんとその店員さんから人形劇に対する思い出が次々と語られました!なんでも、自分の娘さんが幼い頃、人形劇を観によく出掛けていたそうで、子ども劇場の会員だったこともあるとのこと。人形劇の人形の衣裳探しと言う話に超協力体制!!言って良かった!!


(その前に、この方に娘さんが居ること、その娘さんは今大学生で間もなく就職する…という話も驚愕でした!物凄くお若く見えたので!)


そうとなれば店内で堂々と出すウォルターの骨組み!人形に次々とフィッティングを行う…という不思議な光景になりました。


おかげさまで、この親切な店員さんのご協力もあり、見事、ちょうど良いサイズの上下をゲット出来たわけです。


ちょっと長くなりましたがGAPでのストーリーでした!




そんなこんなで、無事にウォルターの服が揃いました。



さて髪の毛!






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少し厚手のフェルト生地を使い、男の子のくるくるヘアーを表現しようと試行錯誤…。

カットしたフェルトを巻き、カール部分を手縫いで固定。それを何個も作り重ねてゆく…

あれ…??

思ってたのと違うぞ!!??

カーラー巻いたおばちゃんに見える!泣。

設定年齢6歳の男の子なのに!おばちゃんに見える!!





やり直し!!


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カール度合いを小さくしてみました!

うん!このイメージです!!これこれ!!
これなら行ける!!

方針が決まったところでひたすらカールづくり!!

3色のフェルトカールをG10ボンドで地道に貼り重ねてゆきます!


カール度合いを小さくして大正解!!イメージ通りになりました!!






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まぶた、眉毛、フェルトで…

竹串大活躍!!

この写真、本番2日前!ここから初日開演まで、一切写真がありませんでした!!


ウォルターのメイクだけなら良いのですが、動物達のメイクも全く終わっていませんでした。

ねずみ、カエル、うさぎ、キツネ、狼、イノシシ、クマ…みんなまだ白目状態でした!!汗。

しかも、第6弾のネタバレ投稿にございます通り、人形が、とにかく沢山…。ほかにもまだまだ作り物が…。

これに加えてのリハーサル…。

気分は24時間テレビでした。



いやはや、深く反省です。


「ハムレット」の頃から、作業はかなり前倒しでやるようになったつもりですが、納得のいくものに…となるとどうしても追われ追われ押してしまいます!汗。


これではいけないぞ!!というトラウマからか、今年からは異常な程に前倒しで全てを進めております。それもこれも、過去のギリギリ大魔神なトラウマからです。何本もの作品が只今同時進行で進んでおります。大変ではありますが、どうやら私は同時進行が体質に合っているようです。何かひとつだけだとスパイラルに入り込んでしまう…。キリがないんです。しかし本番は待ってくれない。進めなければ完成しない。

もちろん限界はありますが…「同時進行」であることにより、それぞれの作業の集中力と判断力と決断力が高まり、脳が活性化されるのを感じます。何事もバランスは大事ですが、時間の使い方がうまくなりたいものです。






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そんなこんなで、昨年、無事に初演を迎えた「てぶくろ」&「ウォルターのおくりもの」

今年は新作「燭/TOMOSHIBI」の上演を来月に控えているため、クリスマス公演の実施は難しいかな…と思っておりました。とは言え、冬季限定演目として手掛けたこの2作品。今シーズンの上演が出来なくなるとまた1年先まで上演の機会がありません。倉庫で眠る彼らを冬には起こしてあげたい!!そして何より!!今年も観たい会いたいというお客様の声に支えられ、この度のクリスマス公演を決意しました!!

これまでは2年に一度のクリスマス公演でしたが、今年は初めて!2年連続の開催です!!

おかげさまで、どの日も残席僅かとなって参りました。今から皆様にお会い出来るのが楽しみです!!



シアター・ジョウの空間でなければ実現できないホットでほっこりなクリスマスのひととき…。

冬だからこそ感じられるこの物語の魅力。

大人も子ども一緒に感動を味わえるこの公演。

存分に!お楽しみくださいませ!

皆様のご来場を、心よりお待ちしております。






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ウォルターくんのオフショットです。

そっと本番を待つ姿…。

今年はどんなお客様に会えるのかな…。

嬉しい再会、そして新たな出会い、楽しみにしています。



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シアター・ジョウ
クリスマス特別公演2017
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」

2017.12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演

3公演ともに、残席僅か!

完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…



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クリスマス公演  メイキングレポ

第9弾は…
「ウォルターのおくりもの」の主人公、ウォルターのコートについてお届けいたします。


ウォルターは室内でのシーンに登場した後、雪深い冬の森へ…。そのため、登場時は室内着、森ではコートを着て…という流れになります。第7弾で紹介した雪だるまを作る場面で、ウォルターの体はすっかりあったまってコートを脱ぐことになります。着脱が容易にな上着である必要がありました。


デザイン画はいつもながらざっくり…

細かなディテールプランは頭の中!汗。


デザイン画を描いた時点ではまだ名前も決まっていませんでした。



そして、当初の予定ではこんなちょっと複雑なコートをプランニングしてました。


まずはどうにか、市販品で防寒着をゲットできないものかと…ちょっとズルな考えが…






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ドン・キホーテで購入した帽子とマフラーを巻いてみるものの、似合わなかった…泣。カタチ的にも無理があり違和感が…。お店で見つけたときはコレ良い!!と思ったのですが、そんなに甘くはありませんね。






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しょうがないので僕が被ってみました。

ウォルターには合わなかった…とガッカリしょんぼりしている気持ちが伝わりますでしょうか?

しかーーーし!後に、この帽子のポンポンが役に立ちます。



さて、それ以外にも随分色々な子供服売り場で防寒着探しをしましたが、現代っ子の防寒着はこの劇世界には全く合わず…市販品では無理だと判断!!


ならば作るしかない…。


複雑な防寒着は着脱が大変なので、ポンチョの様なデザインにしようと思いました。


そして、悩んだのが色!
本体が着用するセーターが赤なのは決まっていたため、その赤いセーターとマッチングするコートの色が難しかった。赤を着せたいがそれだと派手過ぎになる。青系も着せたいがそれだと背景と同化してしまう。茶系は地味だよな…


んん??


茶系、地味か??


んん??


記憶が、記憶が…






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2歳のときのジョウくんの写真です!

アルバムにこの写真があったことを思い出し、とっさにアルバムを取り出し確認!!


茶系だ!!赤のパイピングのおかげで地味ではない!!むしろ可愛い!!コレだ!!


というわけで、この写真を参考にしつつ、茶系に赤のパイピングのポンチョコート・フード付き…を作ることに!!


髪の毛もかなりボリューミーになりそうだったので、帽子やニット帽は微妙だな…と思っていましたが、フードなら大丈夫!!むしろ可愛い!!


大急ぎでオカダヤにて茶色の生地とパイピングテープを購入!!


ここでまた衣裳部の七瀬ちゃんの出番です!!






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七瀬ちゃんのおかげで、みるみるうちにポンチョコートが出来ました!

七瀬ちゃんが着てどうすんねーん!!


ご覧の通り、あのボツになったニット帽のポンポンがここに生かされた!!






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作りかけのウォルターくんにコートを着せて見え方チェック!フードも大きめで良い感じ!!髪の毛付いたらちょっとキツイかな??と心配しつつ、コート制作はここでいったん終了!






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こちらのブログを以前からご覧の方はご存知かと思いますが、うちのアトリエでは、作業が終わるとシールが貼れます!w

以前は作業一覧を貼り出し、作業を終えるごとにマルを付けるだけでした。

七瀬ちゃんのアイディアで、数年前からはシールシステムに。


丸付けるだけじゃなくて何か楽しみが欲しい…と言われ、なに?アメとか?お酒とか?…と聞き返すと、シール貼るとか…と、七瀬ちゃん。

えっ!?シール?そんなんでいいの??

という会話からシールシステムが始まりました!

これが意外にも…いい歳した大人達の心をくすぐるようで、皆、シール貼りたいがために作業を頑張るのです。

それぞれの担当作業の欄と、全体一覧とがあります。通称プレッシャーボードとも言われています。


七瀬ちゃんはこの日が作業最終日、見よ!この晴れやかな笑顔!!次の日から七瀬ちゃんは別現場のため来れません。そこで、第7弾で登場した“ごずちゃん”が助けに来てくれたわけです。


今回は冬の物語なので、雪の結晶シールでした!






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そんなこんなで、ウォルターの可愛いコートが無事仕上がりました!髪の毛が付いても問題なしでした!!




さあ!!
遂に!!次回は本メイキング最終回!!


ウォルターくん本体のメイキングです!!



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シアター・ジョウ
クリスマス特別公演
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」

12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演

全公演、残席僅か。

来場者全員にクリスマスプレゼント付。

完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…

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クリスマス公演 メイキングレポ!

第8弾は、てぶくろの持ち主のおじいさん、そしてその飼い犬についてお届けいたします!



「てぶくろ」終盤に登場する、おじいさんの飼い犬チャーリー

写真でご覧いただいての通り、私が犬を演じます。



こちらも実は紆余曲折ありまして…






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当初は人形の予定でした。

劇中のメインとなる森の動物達は皆直立二足歩行で言葉も喋ります。

しかし、おじいさんの飼い犬はあくまでワンワン!!

同じ動物ではありますが、人間界の犬があくまで動物として表現されて、森の動物は擬人化されています。犬と森の動物は同次元での絡みもあるのですが会話は成り立たない設定。


ここが悩みの種でした。

同じ次元に存在する動物なのに、全くもって異なる性質…。


まずはデザインプランとして、森の動物との差別化のために四足歩行にして、目のディテールも森の動物と異なるものにして…。この犬を現実的なフォルムにしようと思いました。


しかし…
なんだか作業が進まない。気のりしないのです。






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理想の色のパイル生地がないのでわざわざ染め作業を行い、生地の準備は整いましたが、とにかく作業が進まない…。気のりしない…。


これは、プランを変えろということか…。



イメージを巡らせました。


そこで発想の転換!!


擬人化されている動物が人形ならば、その逆である動物そのものな犬は人間である私が演じてしまう。そうすれば劇世界は“逆の意味で”成立する!!と判断したのです!!

(すみません。説明が難しいのですが、ご覧いただけばおわかりいただけます…。)


同次元に存在しつつも住んでる環境の異なる動物、それによって成立しない会話!!この演出なら納得出来る!!解決!!


四足歩行の人形の予定だったので、パイル生地も多めに染めていました。そのため生地は大分余りましたが、耳の生地としては有効活用出来ました!

オカダヤで購入したカチューシャに耳を付けて…。

時間がかかると思っていた犬がみるみるうちに完成!!肩の荷が下りました。






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おじいさんが登場してからは、犬のチャーリーは耳カチューシャに人形の様な演技をさせ、パントマイムでチャーリーの存在を表します。


この場面、個人的にかなり好きです。



そして「てぶくろ」の…てぶくろ!!


動物達や森の雪景色と対比させ際立たせるため、色は赤色に。しかしあくまでおじいさんのてぶくろ。やや落ち着きのあるダークレッドにしました。



さてさて、そんなてぶくろですが…
素材を告白してしまいますと…


実は、ニット帽です。
まさかの市販品リメイクです!!w


ゼロから編むことも考えましたが、もし良いものがあれば、ニット帽の質感は絶妙だと思いました!

何個ニット帽を見たことでしょう…
理想的な色と質感を求めて探し回りました。


最終的にはなんとドン・キホーテでゲット!!


柔軟性があり、とてもよく伸びるニット帽!!
同じニット帽を3つ購入!(1店舗では揃わず、他店に問い合わせようやく揃いました!)


あれこれとリメイクを施し…この様な2つのてぶくろになりました。



おじいさんのコートですが、こちらはオカダヤで購入した厚手のフリース生地を何の加工もせずにただぐるぐると体に巻いただけです!w


不思議と、これを羽織った瞬間におじいさんになれます。





ほっこりエピソードがひとつ。

昨年の本作公演時、終演後のエピソード。

私の公演ではいつも、終演後に、お客様に写真を撮っていただく、フォトサービスの時間を設けています。この作品では人形の数も多いのと、人形の性質上、全ての人形を自立させてズラリとならべる…などということが叶いません。そのため、会いたい動物さん(出てきて欲しい人形)居ますか?…とお客様のリクエストに応じます。


ねずみさん!キツネ!!イノシシー!!…などのリクエストは普通なのですが、ある公演の際、5歳くらいの男の子が「おじいちゃん!」と言ったのです。




私→えっ!?おじいちゃん??
       おじいちゃんに会いたいの??


男の子→うん!!


私→わかった、おじいちゃんに出て来てもらうね!




私はすかさずこの布を羽織りおじいちゃんになりました。


男の子、テンションマックス!!
手足をバタバタさせながらの大興奮!!



男の子→やった!!やった!!
               おじいちゃんだ!!




何てシュールなリクエストだろう…と思いましたが、その男の子の心にはこのおじいちゃんがとても印象深く残ったようです。


メイクや髭などもなく、私は布を羽織り腰を曲げおじいちゃんの「演技」をするだけ。しかし、その演技に紛れもなくおじいちゃんを感じてもらえたことは、役者として実に嬉しい限りでした。





お送りしておりますクリスマス公演メイキングレポ!!

舞台美術編、動物編、ネタバレ番外編、小道具・雪だるま編、衣裳小物編…とお送りして参りましたが…、いよいよ次回から最終章!!


「ウォルターのおくりもの」の主人公、ウォルターくんコートが出来るまでをお届けいたした後、最終回・ウォルターくん本体の制作メイキングへと続きます!!


お楽しみに!!



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シアター・ジョウ
クリスマス特別公演
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」

12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演

全公演、残席僅かです!

来場者全員にクリスマスプレゼント付。

完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…


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長野県小川村での公演を終え、翌日は…、


新国立劇場オペラパレスにて


「日野原重明氏 追悼&最後の書籍出版記念 演奏会」がございました。



私は「星の王子さま」の凝縮版をクリスティアン・アガピエさんのピアノ演奏との共演でご披露させていただきました!


写真はリハーサルの様子です。



本番前は極めて緊張しました。

自分の普段の公演も大変に緊張しますが、その何倍も緊張しました。


この厳粛なるイベントに、果たして自分のパフォーマンスがお役に立てるものなのか…と、普段の公演とは全く違う種類の、吐き気を催す程の緊張でした。



日野原重明先生への感謝の気持ちを、全身全霊で捧げる思いで挑みました。


自分が登場する直前まで、めまいがする程の緊張に襲われていましたが、舞台へと登場した途端、会場に包まれていた温かな空気に、全てが解放され、のびのびと演じることが出来ました!



舞台に飾られた日野原先生の肖像画が、会場全体を優しく包んでくださっているかの様でした。




王子さまの人形も、とても嬉しそうでした!!


クリスさんのピアノ演奏が本当に素晴らしかった!!


照明の中村浩実さんも、僅かな仕込み時間の中、素晴らしい照明デザインをしてくださいました!




何より…お客様が素晴らしかった!!


お客様の圧も凄かった!!w




一体感のあるあの濃密な空気!!


幸せなひとときでした。



こんなご縁、繋がりを導いてくださった日野原重明先生に感謝です!!




私の他にも、素晴らしいアーティストの皆さんによる歌や朗読、貴重な映像の数々、ゲストの方によるお話など…、次から次へと披露され、極上なひとときとなりました。





そして…、素晴らしい劇場でした!!


個人的なお話になり恐縮ですが、これで私は、新国立劇場…小劇場・中劇場・大劇場(オペラパレス)、オペラシティのコンサートホール、リサイタルホール…初台の主要ホール全ての舞台を経験させていただけたことになります。舞台役者として、大変にありがたいことです。滅多に出来ない体験をさせていただき感謝です。



どのホールも素晴らしいですが、今回のオペラパレスは、大劇場なのに舞台裏の動線がとても良く出来ていて、身動きのとりやすい劇場でした。帰りたくない程に居心地が良かった…。





関係者の皆様!お疲れ様でした!

ご来場の皆様!ありがとうございました!!

日野原先生、本当に本当に、ありがとうございました!!




幻冬社より発売中の

「生きていくあなたへ」


ぜひ!あなたも手にとってお読みください!

豊かな名言のオンパレードに絶句します!

本当に素晴らしい本です!!

世界中の人に読んでいただきたい一冊です。