クリスマス公演 メイキングレポ!
遂に最終回です!!
「ウォルターのおくりもの」の主人公、ウォルターの制作メイキングをお届けいたします!
ウォルターのデザイン画、そしてウォルターが羽織るコートについては、ひとつ前の投稿「第9弾!ウォルターのコート編!」をご覧ください!
首(かしら…と読みます。人形劇の世界では頭のことを言います)と手、靴のベース素材はサンペルカ。動物達と同じ素材です。
大きさについては色々と悩みましたが、主人公としての存在感を際立たせるため、首(かしら)はかなり大きめにしました。しかしながら、子どもとしてのあどけなさや可愛らしさを出すために背丈はあくまで低く。ほぼ二頭身に近い比率。二頭身半いくかいかないかくらいを目指しました。
靴はストレッチレザーをオカダヤで購入して貼り込みました。靴底はフェルトです。
そして衣装…。
セーターというイメージは最初からありましたが、色は赤か黄土色で悩んでいました。
赤は必ず使いたかったのです。ただ、その赤をコートのメインカラーにするか…コートもセーターも赤系にするか…コートは何か違う色にしてセーターを赤にするか…と迷いました。
ウォルターは森の動物達におくりものを届ける、言わばサンタクロースの様な存在。赤色は必須でした。森の中ではコートを着用していますから、コートが赤系であれば良いと最初は思っていました。
しかし、ウォルターの最初の登場シーンは室内での場面!
シアター・ジョウのステージ横のカウンターを利用して室内シーンを描きます。
森から帰って来たおじいちゃん(私)とウォルターの会話シーンはこんな感じ…。
お客様にとってのウォルターとの最初の出会いはこの室内シーンとなります!
第一印象でのイメージはとても重要なので、室内着であるセーターの姿こそ、彼のイメージそのものな色にしたくなりました。となるとセーターもコートも赤?それだと派手だな…と色々考えて、コートの色は前回の投稿の第9弾でお届けした通り、茶色に落ち着きました。
森の中で雪だるま作りにせっせと励むウォルターくんですから、さぞやカラダもポカポカになることでしょう。茶色のコートを脱ぎ、森でもこのセーター姿になれば良い!と思いました。はい!解決!
森の場面では登場シーンこそ茶色のコート姿ですが、物語が進むとこの元気な赤色の姿で活躍してくれます!!
動物達の色に赤色がほとんどないため、その対比によってウォルターくんの存在も際立ちました。
さてさて…
このセーターをどうしたか…
ズボンをどうしたか…
つくりました…と言いたいところですが…
うふふ
買いました。
コートは流石に市販品では成立しませんでしたが、セーターとズボンは市販品のリメイクで済みました!!w
とはいえ、あちこち探しましたけどね…
最終的に理想の品をゲットできたのは…
GAPでした!!
GAPの子供服!!GAP様々でした!!
セーターは3〜6歳児用
ズボンは2歳児用のスウェットパンツの裾を半分程切り丈詰めしました。
冬の森へ出掛ける設定なので、ズボンの、イメージはジーンズ系でした。一見ジーンズの様にも見える理想的な色がありました。
セーターは理想的過ぎる程に理想的!全くのリメイクもアレンジも加えず、そのまま着せることが出来ました。ウォルターくんが着るために用意されていたのかと勘違いするほど理想的なセーターでした。
とは言え…GAP店内での洋服探しも初めは大変でした。人形にサイズが合うかどうかの判断が難しいのです。作りかけのウォルター人形はカバンに入れて持ち歩いていたのですが、その人形をカバンから出して服を試着させることもできず…カバンの中の骨組みウォルターをこっそり覗き見しながら検討…。
女性店員さん「何かお探しですか??」
私「(ドギマギ)セーターを探してまして…。」
女性店員さん「何歳くらいのお子様ですか?」
私「(答えに困りまたドギマギ)」
人形に着せるため…とは言いたくても言えない。そのときはひとりで買い出しをしていたので、人形に着せる服なんですけど…とか言ったら変に思われるのではないかと余計な心配をしてしまう…。
そうこうしつつも、欲しい品物の方向性を伝えると、あれこれと商品のことを教えてくださるとっても親切な店員さん!何より、とっても朗らか!!
よし、この方なら!勇気を出して人形劇の人形の服だと言おう!その方が早い!と覚悟!w
人形劇の人形の衣裳を探している…と伝えると…なんとその店員さんから人形劇に対する思い出が次々と語られました!なんでも、自分の娘さんが幼い頃、人形劇を観によく出掛けていたそうで、子ども劇場の会員だったこともあるとのこと。人形劇の人形の衣裳探しと言う話に超協力体制!!言って良かった!!
(その前に、この方に娘さんが居ること、その娘さんは今大学生で間もなく就職する…という話も驚愕でした!物凄くお若く見えたので!)
そうとなれば店内で堂々と出すウォルターの骨組み!人形に次々とフィッティングを行う…という不思議な光景になりました。
おかげさまで、この親切な店員さんのご協力もあり、見事、ちょうど良いサイズの上下をゲット出来たわけです。
ちょっと長くなりましたがGAPでのストーリーでした!
そんなこんなで、無事にウォルターの服が揃いました。
さて髪の毛!
少し厚手のフェルト生地を使い、男の子のくるくるヘアーを表現しようと試行錯誤…。
カットしたフェルトを巻き、カール部分を手縫いで固定。それを何個も作り重ねてゆく…
あれ…??
思ってたのと違うぞ!!??
カーラー巻いたおばちゃんに見える!泣。
設定年齢6歳の男の子なのに!おばちゃんに見える!!
やり直し!!
うん!このイメージです!!これこれ!!
これなら行ける!!
方針が決まったところでひたすらカールづくり!!
3色のフェルトカールをG10ボンドで地道に貼り重ねてゆきます!
カール度合いを小さくして大正解!!イメージ通りになりました!!
竹串大活躍!!
この写真、本番2日前!ここから初日開演まで、一切写真がありませんでした!!
ウォルターのメイクだけなら良いのですが、動物達のメイクも全く終わっていませんでした。
ねずみ、カエル、うさぎ、キツネ、狼、イノシシ、クマ…みんなまだ白目状態でした!!汗。
しかも、第6弾のネタバレ投稿にございます通り、人形が、とにかく沢山…。ほかにもまだまだ作り物が…。
これに加えてのリハーサル…。
気分は24時間テレビでした。
いやはや、深く反省です。
「ハムレット」の頃から、作業はかなり前倒しでやるようになったつもりですが、納得のいくものに…となるとどうしても追われ追われ押してしまいます!汗。
これではいけないぞ!!というトラウマからか、今年からは異常な程に前倒しで全てを進めております。それもこれも、過去のギリギリ大魔神なトラウマからです。何本もの作品が只今同時進行で進んでおります。大変ではありますが、どうやら私は同時進行が体質に合っているようです。何かひとつだけだとスパイラルに入り込んでしまう…。キリがないんです。しかし本番は待ってくれない。進めなければ完成しない。
もちろん限界はありますが…「同時進行」であることにより、それぞれの作業の集中力と判断力と決断力が高まり、脳が活性化されるのを感じます。何事もバランスは大事ですが、時間の使い方がうまくなりたいものです。
そんなこんなで、昨年、無事に初演を迎えた「てぶくろ」&「ウォルターのおくりもの」
今年は新作「燭/TOMOSHIBI」の上演を来月に控えているため、クリスマス公演の実施は難しいかな…と思っておりました。とは言え、冬季限定演目として手掛けたこの2作品。今シーズンの上演が出来なくなるとまた1年先まで上演の機会がありません。倉庫で眠る彼らを冬には起こしてあげたい!!そして何より!!今年も観たい会いたいというお客様の声に支えられ、この度のクリスマス公演を決意しました!!
これまでは2年に一度のクリスマス公演でしたが、今年は初めて!2年連続の開催です!!
おかげさまで、どの日も残席僅かとなって参りました。今から皆様にお会い出来るのが楽しみです!!
シアター・ジョウの空間でなければ実現できないホットでほっこりなクリスマスのひととき…。
冬だからこそ感じられるこの物語の魅力。
大人も子ども一緒に感動を味わえるこの公演。
存分に!お楽しみくださいませ!
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
ウォルターくんのオフショットです。
そっと本番を待つ姿…。
今年はどんなお客様に会えるのかな…。
嬉しい再会、そして新たな出会い、楽しみにしています。
シアター・ジョウ
クリスマス特別公演2017
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」
2017.12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演
3公演ともに、残席僅か!
完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…