第5弾!動物編!

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クリスマス公演 メイキングレポ!

いよいよ、人形達のお話に突入です!






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人形制作にはとにかく時間がかかりました…。
数が多く、それぞれカタチも全く異なります。

ねずみ・カエル・ウサギの3体から試作品を作り、大きさなどの方向性を検討していきました。






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ウサギまで方針が決まったところで、他の大きめな動物のサイズを、デザイン画の拡大コピーで検討していきます。この拡大コピーよりももうひと回り小さくて良いな…と判断。

ここから一気に他の動物の彫りを開始します。

素材は主にサンペルカ。コストはかかりますが、軽くて加工もしやすく、比較的丈夫です。ここ最近の人形はほとんどがサンペルカです。






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色彩指定。カラーチップを使ってそれぞれの色を決めていきます。本来ならデザイン画に色を塗るべきなのですが…すみません、ここ、いつも省略してしまっています。






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今回の動物の体の表面は主にパイル生地。所謂タオルの生地です。理想の色のパイル生地がないものは染めました。

目の玉は全てプラスチックの板を使用。プラスチックの板を熱して柔らかくして、これらのカタチにします。






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まぶた・まつ毛・まゆげ…などの細かな部分は主にフェルトで…。
ほんの少ししか使わないフェルトもありますが、アトリエのフェルト在庫に理想の色が揃っているわけではありません。ほんの少しの部分のフェルトでも、買いにいかなくてはいけない。オカダヤのフェルト売り場にどれだけ長く居たことか…。あのフェルト売り場のフェルトの棚、そのまままるごとアトリエに置きたい!!w






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こんな感じでまぶたが付きます。人形の表情が豊かになります。






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ウサギのほっぺにはポンポンを。

濃いめピンクのまぶたも付きました!

これらは全て「G10ボンド」で接着!!我らの強い味方!!通称ジーテン!!買っても買ってもジーテンがすぐに無くなる…。






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動物達勢揃い…。まだ、それぞれの存在感が薄い…。

ここから細部の装飾&メイクに入ります。



さて…
この辺から、実は作業がかなりギリギリで!!汗!!全く写真を撮る余裕がなくなり…。制作風景がほとんどない!!スタッフチームに撮ってもらうんだった!!作業が佳境に入っていると写真どころじゃなくなります…涙。

ギリギリに完成とかほんとはあってはならないことなのですが、今回の演目、全ての美術アイテムが完成したのは本番初日の朝でした。私は一睡もせずに2ステージという、とんでもない状況になってしまいました。もう年齢も年齢なので、これからはそんなことないようにしたい!!




では、写真はありませんが、ここから先の作業の流れをざっくり解説…

鼻やヒズメなどの露出部分はアクリル絵の具で塗装しました。

サンペルカは直接色を塗ることが出来ません。そこで、下地塗りがまず必要。


1.シンナーとゴムのり(G10など)を混ぜたものをまずサンペルカの表面に塗ります。

2.それが渇いたらまずは白塗り(場合によってはここは割愛)。

3.その後、最終的な色を塗装。

4.そして、表面にツヤを出したいときは木工用ボンドを塗り込みます。ニスだとツヤツヤし過ぎる。木工用ボンドが乾いたときのツヤは絶妙です。



さて、メイクです…。

人形のメイク(タッチ・陰影)はほとんどを水彩色鉛筆で行いました。水彩色鉛筆、ほんと便利…。水彩色鉛筆を多用するまではいつもすべてアクリル絵の具で頑張ってました。水彩色鉛筆だと早い上に、繊細なメイクがより可能になります。


今回、それぞれの人形の黒目部分はビニールテープです!調節自由でとても便利!光り具合もちょうど良い!!


というわけで、制作風景の写真がほとんどないので、完成した人形達を舞台写真でご覧いただきます。






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物語の最初に登場する、小さなねずみくん。
そしてカエルのおばさん。






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てぶくろに入るねずみくん。
そして驚くカエルのおばさん。






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てぶくろに入るカエルのおばさん。






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ぬくぬくあったかーい!!



いかん、こんな調子で写真をアップしていたらとんでもない量になる…。まるで紙芝居!w


ここからは細かなストーリーの流れについての説明は割愛します!!






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陽気なうさぎの兄ちゃん。






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キツネの美人お姉さん






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狼!!

昨年初演を迎えた「3びきのこぶた」の狼も個人的にかなり気に入っていますが、そちらは焦げ茶色。グレーのウルフを作ってみたい!とずっと思っていたのです。夢が叶った!この劇世界にはシルバーウルフが似合います!!

狼のみ、表情人形(パクパク人形)です。口がパクパクできるので、とても愉快な演技が出来ます。






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そして、イノシシおばさん。
大きなクマさん。



「てぶくろ」はウクライナの民話が原作です。


おじいさんが森に落としていったてぶくろに、動物達が暖を求めて暮らし始める…という何とも夢のあるお話。絵本でもお馴染みです。


さて、このてぶくろにどうやって動物達を入らせるか…。ここは色々と考えました!!




普通なら…

てぶくろを何らかの方法でマジック的に差し替えて大きくする…、もしくは、てぶくろの家を動物達が増築していく…

というところですが、



今回はどうしても…おじいさんのてぶくろは差し替えたりせずに、そのままのてぶくろを使い通したかった!!

そこに夢があると思ったのです。

ギュウギュウでいっぱい!
てぶくろパンパン!!…にはなるものの、あくまでてぶろはそのままという演出にしたかった!

もちろん、マジック的に差し替える面白さもあるとは思います。てぶくろが巨大化するという演出も面白いと思います。

しかしながら、それらの演出はこれまで様々な劇団さんの「てぶくろ」で一般的に取り入れられてきた演出。何らかの新たな工夫が出来ないものかと、色々とプランを練りました。






小さなてぶくろに何匹もの動物が住むなんて…

なんて夢があるんだ!!

そこがポイント!そこがファンタジック!!なんとか、てぶくろを差し替えずに演出する方法はないか…(←くどい!しつこい!すみません!)





まず考えたのは、てぶくろの差し替えこそしないものの、大きくなる何らかの仕掛けを施したてぶくろ。そして、大きな動物は、てぶくろに入る瞬間に頭(顔)とボディを分裂させて、頭(顔)だけをてぶくろの中に入れ、入っているとかのように見せる…というプランでした。プラン図面を描いたが、これが…描いても描いても…ひどくつまらなかった。なんだか無理がある…という感じ。これじゃダメだ。



おじいさんが飼い犬と森に戻ってきててぶくろを見つけた際、動物達は居なくなります。そして元のてぶくろの状態に戻ります。


であれば、やはりてぶくろに仕掛けや細工を施してしまっては、この流れがうまく表現できなる…と判断。


てぶくろは多少の伸び縮みはしたとしても、最初から最後まで、そのままの見た目が良いな…と思いました。



そこで!!

逆転の発想!!


あれを、ああして、ああすることにしたのです。



人形劇ならではの手法です!!



ここは、演出上のネタバレになるので、今回は書きませんが、次の投稿では全て公開してしまおうと思っています。




ネタバレしたくない方は、次の投稿「第6弾!」は観劇後にご覧ください。もし見たとしても、生の舞台ではそれにプラスしての色々な演技がございますから、充分に楽しめます!ご安心ください!




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シアター・ジョウ
クリスマス特別公演
「てぶくろ/ウォルターのおくりもの」
「クリスマスファンタジー」

12/23(土)〜25(月)
全日14:00開演

最新残席状況
23(土)→比較的余裕あり
24(日)→残席僅か
25(月)→残席僅か

来場者全員クリスマスプレゼント付。

完全予約制
TEL予約:03-3230-7770
Web予約も可!
詳しくは…


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