東京文化会館 
舞台芸術創造事業
新作歌劇「400歳のカストラート」

私は演出・脚本・美術を担当します。

これまで自分の出演する舞台の演出は何作品も務めて参りましたが、こうして自分が出演しない舞台の本格的な演出、そして裏方に徹する…ということは初めてのことです。

自分の持てる力を全て裏方に注ぐことで、これまでとはまた違う創作ができ、大変ワクワクしております。

このポスターのためのスチール撮影も実に刺激的な体験でした。これまでは撮られる側でしたが、撮影を前から見て演出させていただく…。演者さんの様々な表情が次々と引き出されていく…。その過程はある種の快感すらありました。

400年の時を越えて描く、かつてない歌劇が誕生いたします。

企画原案の藤木大地さんの「もしもカストラートが今も生きていたら…」という発想を元に脚本を構成しました。わずか2時間ほどの舞台の中に、400年の濃厚な人生を描きながら、様々な作曲家の音楽が次々と演奏されます。時系列で辿る壮大な音楽史とも思える見事な選曲です。

主演を務める藤木大地さんのカウンターテナーの歌声は、美しく超人的です。別世界へポーンと誘う歌声です。

楽器編成は弦楽四重奏とピアノ。音楽監督の加藤昌則さんのセンスが光る編曲、そして加藤さんの新曲初演もございます。演奏家の皆さんも精鋭揃い。繊細でありながらも荘重で迫力ある演奏となることでしょう。今回は奏者の皆さんをオケピに隠しません。皆さんの素晴らしい演奏姿も感じていただきながらの進行となります。

そして、物語を進める上で重要な朗読を務めるのは大和田獏さん大和田美帆さんです。なんと親子初共演!親子ならではの息の合った朗読にご注目ください。

主人公「ダイチ」の他に登場する様々なキャラクター。全て私の空想上の人物ですが、愛すべきキャラクターが何人も生まれました。それらのキャラクターの演技は朗読で表現されます。朗読ならではの想像力をかきたてる演出で、様々な景色を感じていただけることと思います。

スタッフ陣も素晴らしい方々が集結しております。

服飾史を反映させた素晴らしい衣裳の数々を増田恵美さんが手掛けます。

情景豊かな照明で舞台を照らしてくださるのは稲葉直人さん。

舞台監督は業界の大御所、菅原多敢弘さん。この方が居るだけで現場が引き締まります。

演出助手は、私の過去の作品でもお世話になっている伊奈山明子さん。彼女にどれたけ助けていただいていることか…。

そのほか、様々なセクションで、皆さんそれぞれ見事なまでに力を発揮してくださっています。



東京文化会館・舞台芸術創造事業
私はこれまで3作品で関わらせていただきました。

「王女メディアの物語」(2014年)
「Hamlet  ハムレット」(2016年)
「SALOME/サロメ」(2019年)

どれも、私の人形劇と音楽家さんとのコラボレーション作品でしたが、4作目となる今回、私は完全なる裏方に徹し、新たな歌劇作品の演出に挑戦です。

実に不思議な感覚…、新鮮な驚きの連続です。

東京文化会館という素晴らしい場所で、こうしてまた新たな創作ができること。本当に嬉しくて楽しみでなりません。

この度のオリジナルストーリーは、あらゆる世代の方々に共感していただけることと思います。生きる喜びとは何か…というテーマを皆様と共有しながら、皆さんが明日を生きる活力を得る公演となればと思っております。

とっても贅沢で貴重な公演となります。

どうぞ、お誘い合わせの上、お見逃しのございませんように!

本番まで、全力で準備を進めて参ります。

皆さまのご来場を、心より、お待ちしております。



●チケット一般発売  10/19(土)
●東京文化会館友の会先行発売  10/12(土)

「毛皮のマリー」専用劇場

  テアトル・ド・マリー


今年7月の開幕後、たくさんの方々にご入場いただいております。関東近郊の方はもちろんのこと、北海道から沖縄まで…、毎公演、全国各地からご来場くださる方が…。ありがたいです。


中には海外の方も…

字幕のリクエストも増えつつあり、これは本気で検討したいな…と思っております。


私の舞台はアドリブ満載なものが多いですが、この作品は一字一句全て、寺山修司さんの台本のまんま演じております。この作品なら字幕公演、できるかも!笑。




9月公演は今週末です!

12月までのロングラン公演です。


公演をする度、新たな発見にめまぐるしく襲われるような感覚。こんな作品は珍しいです。


この作品を、ひとつの劇場で上演が続けられることに感謝です。


濃密なる密室空間、至近距離…。

この物語の本質が浮き彫りになっています。


これまで、新国立劇場などの大きな劇場でも公演されてきましたが…それはそれで魅力的でした。しかし、この作品はこの空間のためにつくられたのかも…と思うほど、なにもかもが調和しています。


まさかのロングラン公演となりましたが、12月まで、全身全霊で駆け抜けます!!


主催である「ヴォイス・ファクトリイ」の計らいで、なんと、全公演カンパ制。お代はお客様に決めていただきます。なので、なにこれ?…という半信半疑のご友人の方もぜひお誘いくださいませ!


ものすご〜い世界へ、あなたを誘います。


「毛皮のマリー」専用劇場

テアトル・ド・マリー


9月公演

9/13(金)19:00開演

9/14(土)14:00開演

9/15(日)14:00開演

上演時間=約2時間(休憩なし)


電話予約

ヴォイス・ファクトリイ チケットデスク

TEL:03-3230-7770

(平日9:00〜18:00)


公式ウェブサイトからの予約も可。





10月以降のスケジュールは添付のチラシ画像、または公式ウェブサイトをご参照ください。


たいらじょう公式Webサイト「テアトル・ド・マリー」9月公演ご案内ページ



いよいよ今週末!開幕です!


まさかの新展開となった「シアター・ジョウ」。


「シアター・ジョウ」は、去る5月に閉館となりましたが、事務所社長の熱い計らいと、多くの皆様のご支援により、「毛皮のマリー」のみを上演する専用劇場としての営業が開始されることになりました!


Théâtre de MARIE
テアトル・ド・マリー


フランス語で「マリーの劇場」という意味です。


シャンソン曲の「La Marie-vison(毛皮のマリー)」はフランスで古くから伝わる有名曲です。この楽曲から着想を得て、作家の寺山修司さんが美輪明宏さんに当て書きした戯曲…、それが「毛皮のマリー」です。


本家本元の「毛皮のマリー」が初演されたのは1967年。「アートシアター新宿文化」での上演は今尚伝説として語り継がれています。


そして、私の人形劇版が初演されたのは2003年。寺山修司没後20年の年に上演されました。以後、約15年の間、この人形劇版は全国各地で上演されてきました。新国立劇場でも、ほぼ毎年のように上演されてきました。


初演に取り組んでいた頃、私は21歳でした。登場人物の欣也(設定18歳)に実年齢が近かった私も、現在37歳。今ではマリーの年齢(設定40歳)に近づこうとしています。


初演の頃には到底辿り着くことができなかった心情が見えてくるものです。1回の上演ごとに恐ろしいほど深まってゆく舞台で、毎回新作を上演しているような気分になります。


たくさんの大きな会場で上演をさせていただいた歴史を経て…先日、シアター・ジョウのファイナル公演にて本作を上演した際、この作品の理想形を見たような気がしました。


物語は…
密室空間で展開されるマリーの告白劇。


その劇世界の臨場感は、「シアター・ジョウ」にあまりにもぴったりでした。


10年に渡り運営を続けた「シアター・ジョウ」。場内に詰まった10年の歴史も、作品のスパイスとなっていました。


こんな極小空間で「毛皮のマリー」の上演は無理…、ファイナルだから無理矢理やってしまおう!と、先日上演されたわけですが…、


それが…


見事、怖いほど、ハマった…。


そして、寺山さんのメッセージに時代が追いついた。


多様性について積極的に思考されるこの時代、


異なるもの…と思われる何かをどう受け入れるか、


そして、親という存在の影響力について…、


今この世界に、現代のマリー、現代の欣也が大勢いるに違いない。この作品は、そんな彼らを慰め、背中を押してくれる…。


この至近距離だからこそ、言葉が、台詞が、ダイレクトに伝わる…。


やらねばならない…と思いました。


作品単体のための専用劇場なんて、まるでニューヨークのブロードウェイやロンドンのウェストエンド!なんという贅沢な取り組み!


ちょっと…これまた…
前代未聞の挑戦となります。


そして、全公演、カンパ制!
お代はお客様に決めていただきます。


なので、どんなものだか得体が知れない…と観劇を躊躇されている方、まずはいちど、騙されたと思っていらっしゃい。


そして、過去に何度も観てくださっている方も、またぜひご覧なさい。


同じ台本とは思えないほど、毎回、毎回、新発見がありますから…。


優れた名作は、物語に宝物をいくつも隠してあるように思います。


この宝探しの旅は、きっと私が死ぬまで、そして死んでからも続くのだと思います。


偉大なる寺山修司さん、
お母様の寺山ハツさん、
とんでもないものをこの世に残していただき、感謝します。


大切に大切に…上演させていただきます。




↑公演の詳細は公式Webサイトよりご覧ください。



2年振りに帰省しました!

故郷・北海道の実家へ…。

先日の北海道公演前後は忙しく、実家には立ち寄れなかった。

今回の帰省では、実家へ帰りつつ…美瑛・富良野を巡りました。

お世話になった皆様、ありがとうございました!




北海道・美瑛「青い池」

本当に青い…。

色がどうこうよりも…この不思議な景色…。

偶発的にできた人造池だそうです。




関東が梅雨時期の北海道は最高です!

上富良野の「ジェットコースターの路」から見た景色はあまりにも素晴らしく、震え上がるほど感動しました。そして、そのインパクトと雄大さは写真には納められず…。途中から撮影を諦め、心に焼き付けることに集中しました。


私が生まれ育ったのは札幌ですが、現在の実家は上川郡東神楽町。旭川空港から程近い場所。今から約20年前、私の上京と同時に、父の実家へと両親は拠点を移しました。

そんな東神楽町周辺も美しく雄大な景色がいっぱい…。




知る人ぞ知る穴場スポット…
「就実の丘」

旭川空港からすぐ近くの場所です。

こちらにもジェットコースターのようなアップダウンのある直線道路があり、その路の先に素晴らしい景色が広がります。

この景色、そのインパクトは写真では伝えられません。

緩やかな高低差のある雄大な大地。

その先に大雪山系、十勝連峰…。

そして、空が…広い…。

360度の絶景!!

しばらくぼーっと過ごしたくなる場所です。




北海道の食料自給率は全国的に見てもトップクラスの200%らしいです。素晴らしいことですね。

母の友人が運営に携わる「産地直売会」も覗かせていただきました。

朝採り野菜がズラリとならびます。
野菜達も元気いっぱいの様子!
こんな言い方は変かもですが、野菜から楽しげな笑い声が聞こえてくるようでした。




朝採りミニトマトをピザトーストにしてしまう贅沢…。

1.食パンにマヨネーズを塗る
2.ピザ用チーズをのせる
3.ミニトマトのスライスをのせてトースト

以上!それだけ!!




優しい眼差しのお馬さん…。

ひゃー…、なんて可愛い…。
そしてこの肉体美…。


生まれ育った札幌は都会でしたから…
北海道全体の雄大な景色は新鮮に映るものもあります。

ホッとする気持ちと同居して、外国へ訪れたような感動がいつもあります。


外国と言えば…


北海道滞在中も、お店やレジなのどで英語で接客されることがあります。

ほんと…、私、何人に見えるのかしら??笑笑笑。


ディズニーランドでもほとんどの割合で英語で接客を受けます。


日本人です…と訂正すると相手がとてもしどろもどろになって可哀想なので、最近はそのまま外人のフリをしちゃってます。ごめんなさい。笑。


美瑛のとあるお店では

「日本語お上手ですね。」

と言われました。


アリガトウゴザイマス…と言っておきました。



旭山動物園では、すれ違うお客さんが私を直視しながら

「今の人、日本語話してた。」

と言っていました。


うん、だって日本人だもん。笑。


明らかに違う空気が私に漂っているのでしょうか?


今後とも、在日宇宙人タイラジョウを、どうぞよろしくお願いします。



2019年も下半期突入ですね!

6月の出来事を振り返ろうとしているうちにもう7月…汗。

先月も沢山の感動的な出会いが…。

中学校・高校を巡回しての講演会や、幼稚園・保育園での公演。どの会場も熱気に溢れていました。

お招きくださった諸先生方、お世話になった関係者の皆様、ご来場いただいた保護者の皆様、そして子ども達…本当にありがとうございました!!




都内の某幼稚園さんでの公演の様子。

「3びきのこぶた」と「大きなかぶ」を上演。

梅雨到来で、この日は雨…。
足元がなにかと不自由な中、続々と保護者の皆様もご来場…。

一応、晴れ男なはずなのに、本領発揮できず…。

園長先生による冒頭の司会でのお言葉…
「今日は恵みの雨です。」

いやはや、なんと素晴らしい。

そうですよね。雨がないと地球も人間も生きられないのですから…。

このジメジメの毎日についつい不満を口にしてしまう自分を反省です。

今日は生憎の雨ですが…と口にしてしまいそうなドシャ降り…。恵みの雨…というひと言で、その場が一気に明るくなる感じがしました。

そして公演…。

子ども達がね…もう…盛り上がり過ぎてしまい…笑笑笑。圧倒されてしまいました。恐るべしパワー。




茨城の某中学・高校さんでの講演会。

「たいせつなきみ」のダイジェスト版を演じながらのお話…。私の思春期の頃の葛藤、全国・世界での公演の体験談、若者に伝えたいメッセージなど…。

90分の講演会を2ステージ。

私の場合、講演会2ステージは、お芝居の公演2ステージ以上に集中力が必要でして…、終演後はグッタリでしたが、幸せなひとときでした。



中高生向けの講演会の質問コーナーでは毎回必ず登場する「将来への不安について」の質問…。

講演会で毎回お話することを、今日はここにも書いておくことにします。




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今なにかに悩んでいる若者の皆さんへ


その悩みを、最低でも、3人の大人に相談してみてください。人数は1人でも多い方が良いですが、最低3人以上です。

人間の考え方は千差万別。
正しい答えはひとつとは限らないし、誰も考えもしなかったような素晴らしいことをあなたが生み出すかもしれません。

1人の大人に何かを強く言われたとき、それが答えの全てのように感じてしまうこともあるかもしれません。その答えはその1人の大人にとっては真実かもしれませんが、あなたの人生に適しているかは分かりません。

なので、必ず3人以上の大人に相談してください。

色々な考えを聞いて、その上で、自分の道を歩んでもらいたいです。

私は幼い頃から比較的、いや、かなり、喋ることが大好きでした。自分の思うことや悩みを、会う人、会う人に話してきました。ときに叱咤され、ときに褒められ、ときに励まされ…そのどれもこれもが糧になっています。

私はこれまで、周りの人達になんでもさらけ出すことで沢山の恥をかいてきました。同時に、沢山の得もしてきました。

あなたの話を真剣に聞く人もいれば、適当に聞き流す人もいるでしょうし、傷つくこともあるかもしれません。けれど、そのひとつひとつの会話の中に必ずヒントがあります。宝探しをするように、そのヒントを見つけるのを楽しんでください。


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このメッセージが、ひとりでも多くの若者に届きますように。



さて、レポートに戻ります。

そのほか、この講演会では10代ならではの素敵な質問も…。思わぬ質問に、なんだか嬉しくなりながら返答させていただきました。


お招きくださった諸先生方の情熱も素晴らしく、感動的でした。



さて…

これらの巡回公演や講演活動、

はしばらくお休みとなります。



カラダがあと10個くらい欲しい…。
1日300時間くらい欲しい…。

しかし、カラダはひとつ、時間は1日24時間。
これはどうしても変えられないわけで…。


この夏からは、続々と、新たな挑戦に取り掛かって参ります。