「トランス女性」が抱える社会生活上の困難に関し、昨今、Twitter上で「トイレ問題」に注目が集まることが増えた。

 

 

【資料】

 

https://twitter.com/packraty/status/1110942448413401088

 

 

https://twitter.com/rummy_chocolove/status/1110953358393659393

 

 

『トランス女性』は『女性』なのだから、『女性トイレを利用する権利』がある」というのがその主張である。

 

これに対し女性側から、盗撮や強姦など、数々の性犯罪の舞台になってきた女性トイレを想定外の身体状態にあるものが使用することに懸念が示された。

 

法定要件を満たし戸籍を女性に変更した者や性別適合手術を受けた者はともかく(*1)、男性器を有する身体状態の利用者に反対意見が続出した。

 

 

(*1)争いあり

 

 

 

 

日本で「トランス女性」だとされる人たちには、さまざまな身体状態が認められる。

 

・「私は女性」と名乗る、男性とされる身体を持つ者
・外観を女性とされる状態に装うことで女性性に近づこうとする、男性とされる身体を持つ者
・女性ホルモン等の化学的手段を用いることで身体の状態を女性性に近づけようとする、男性とされる身体を持つ者
・形成手術等の物理的手段を用いることで身体の状態を女性性に近づけようとする、男性とされる身体を持つ者
・医師により性同一性障害(「女性の身体に生まれた男性」として)の診断を受け、あるいは経過観察中の者

           【修正:2020.08.28→(「男性の身体に生まれた女性」として)】
・医師の診断の下、女性ホルモン治療を受けている者
・医師の診断の下、性別適合手術を受け、男性器を一部あるいは完全に除去した者
・性同一性障害特例法の要件を満たし、戸籍を「女性」に変えた者

 

「トランス女性」について語られる時、「トランス女性」という言葉には上記全ての身体状態の者が該当するという前提を、まずは共有したい。

ご存じない方が多いようで、混乱の素になっていることが多い。

 

また、DSD(Disorder of Sex Development 性分化疾患)は、トランスジェンダーとは異なる。

 

なお、男性が Man、女性が Woman、オスが Male、メスが Female。

 

 

旧版に修正をかけた部分プラスアルファになります。

空欄部分には予定記事がありましたが、「Q子の覚書き」を作成するにあたりこれらを発展深化させたため削除しました。

【記録】以下のもくじのみ、断りなく追記します。(追記・赤字部分文字縮小 2021.06.25)

 

 

一.はじめに

 

日本の「トランス女性」とされる人たちの身体状態について

「トランス女性」が課されているとされるトイレ問題について ~その指摘と現状~


二.多目的トイレの試用(使用体験)報告をするに至った経緯

 

 ・ 上瀧弁護士の提案 

 ・ ラミーさんとの対話

 ・ 黒井みふ子さんの体験談


三.詳細

 

 ・ 期間

 ・ 条件

 ・ リスト


四.結論


五.ティーブレイク


六.批判


七.未来に向けた提案


八.上瀧弁護士へ(愛の告白です!)


九.空蝉

 

十.参考までに 私(Q子)の立場


十一.おまけ つちのこ病院 (追記あり)

 

十二.いただいた反応 ① 因縁編

 

十二.いただいた反応 ② 興味編

 

十二.いただいた反応 ③ その他

 

十三.サイドストーリー ① アンケートを取ってみました。

 

十三.サイドストーリー ② 一般的に女性がトイレを使う時って…

 

十四.

 

十五.

 

十六.

 

十七.

 

十八.三橋順子さんの考察(レインボー風呂ジェクトに見られる対応の変化)

 

十九.改訂版に向けて(変更箇所の記録)

 

二十.多目的トイレの目的外使用

 

【記録】伝言ゲームよろしく変質が進む多目的トイレの話

 

二十一.本来の利用者にとっての多目的トイレの現実①

 

二十二.多目的トイレが混む、という証言

 

 

 

 

旧版の「もくじ」はこちら