ともあれ当事者が多目的トイレの数が少ないと言うのだからそうに違いないと、つい思い込みで語ってしまったのかもしれません。

 

私にも覚えがあります。


学生時代にウサギに卵を食べさせてコレステロール値を測った実験が紹介されていてそれを頭から信じ込んでいましたが、現在では草食動物のウサギに動物性たんぱく質を与えて測る不自然さが批判されています。

 

また、世界で最初に鉄器を使用した民族はヒッタイトと習いましたが、これも現在は異なるようです。

 

これらが入試の合否を決めた方は、今ごろ涙を流しているかもしれません。

 

ただし、それなら「あなたの意見は思い込みではないですか?こちらをご覧ください」と指摘を受け必要なデータを提示されたら、一応目を通し、検討し、不具合や間違いが認められたら意見を変えるものではないでしょうか。

 


以下は、首都圏の交通網における多目的トイレの設置状況(一部)です。

 

 

【資料】A

 

JR東日本 駅バリアフリー設備のご案内

 

 ②首都高トイレ設備一覧

 

③NEXCO東

トイレリフレッシュ

トイレ設備

障碍者用トイレ

オストメイト対応トイレ

SA・PA トイレ設備一覧

多機能トイレ内音声案内装置一覧

 

新幹線のトイレ設備

 

 

多目的トイレの数は、果たして少ないでしょうか?

長時間並ぶ必要があるでしょうか?

 

「境界線上のアリア」黒井みふ子の真夜中日記(2019-03-26) 

 

 

 

もしそうなら、企業や自治体、政治家へ整備を訴えましょう。

時間はかかるかもしれませんが、始めなければ何も変わりません。

 


また、このようなHPもご紹介します。

 

【資料】B

みんなで作ろう!多目的トイレマップ

 

オストメイトトイレJP

 

 

多目的トイレは車いす利用者の利用を基本として作られていて、その中に設置されているストーマ対応はさらに数が少ないのが現状です。

 

同じように慣れない場所で、トイレがなかったらどうしようとの不安を持つ方に向けて拡散していただけると幸いです。

また、ある筈がないと思っていたこんな場所にも多目的トイレ(もしくはストーマ対応)があったという気づきがあれば、提供をお願いします。

社会や他者と協調的に生きていくことを希望されるトランス女性の方とは、これら情報の共有を希望します。

 

現在置かれている条件でできる限りのことをし尽していない者が、権力や金を与えられた瞬間からなにか偉大な業績をあげはじめるなどありえません。

 

同じ時代、同じ国に生きる者同士、社会インフラを誰もがアクセスしやすいものにしていきましょう。

 

ご協力をお願い致します。