日本で「トランス女性」だとされる人たちには、さまざまな身体状態が認められる。

 

・「私は女性」と名乗る、男性とされる身体を持つ者
・外観を女性とされる状態に装うことで女性性に近づこうとする、男性とされる身体を持つ者
・女性ホルモン等の化学的手段を用いることで身体の状態を女性性に近づけようとする、男性とされる身体を持つ者
・形成手術等の物理的手段を用いることで身体の状態を女性性に近づけようとする、男性とされる身体を持つ者
・医師により性同一性障害(「女性の身体に生まれた男性」として)の診断を受け、あるいは経過観察中の者

           【修正:2020.08.28→(「男性の身体に生まれた女性」として)】
・医師の診断の下、女性ホルモン治療を受けている者
・医師の診断の下、性別適合手術を受け、男性器を一部あるいは完全に除去した者
・性同一性障害特例法の要件を満たし、戸籍を「女性」に変えた者

 

「トランス女性」について語られる時、「トランス女性」という言葉には上記全ての身体状態の者が該当するという前提を、まずは共有したい。

ご存じない方が多いようで、混乱の素になっていることが多い。

 

また、DSD(Disorder of Sex Development 性分化疾患)は、トランスジェンダーとは異なる。

 

なお、男性が Man、女性が Woman、オスが Male、メスが Female。