3人の子供達とのホームエデュケーション -3ページ目

たね



アナログ回路とかプログラミングとか

レゴとか好きな長男(14歳)ですが、

同時に反対に位置するであろう自然も大好き。



今、蟻🐜を飼育中。

庭のお花達の水やりも欠かさない。

生態系の本や昆虫の本もぐいぐい読む。

庭に雑草を生えさせ、アブラムシが

好む植物を植えて、生態系をもっも豊かに

すると言ってます、、、。



実は私達、人間が作り出した

物より自然の方が遥かに上を行くテクノロジーを

持っている事に気づいたそう。


それをネイチャーテクノロジーと言うそうです。



そして、あの小さなタネ達について

息子は疑問に思う事があるらしい。




タネの中には何もないのに、

発芽のタイミング、花の色、形、実をつける。

全ての情報があの中に詰まってると。

中に電子部品を一切使わず、

ここまでプログラミングされてる事に

自然の凄さを感じるそうです。





目に見えない何か、人間のレベルでは

理解する事ができない何かがタネの中には

あると思うそうです。






おしゃれが好きな娘(10歳)は別の視点から、

自然を見ます。

素敵な蝶や花、鳥を見れば

神様おしゃれ〜おねがい

と言います。

配色、艶、形、

そのどれもがパーフェクトですよ。






AIとかプログラミングとか技術はどんどん

進化していくけれど、目に見える範囲を

超えない。

結局、人間は自然から学んでいく事

が必要なのかもしれません。





なんて、子供達との関わりの中で

ふと思った母のつぶやきでした。









ずる休み



気持ちの良い秋晴れです。





連日、子供達と植物園に行き

昆虫や植物の観察をしたり、

芝生の上で裸足で遊んだり、

自然に遊んでもらってます。







子供達と何気なく話してる時に

娘(10歳)が、

ねえ、ママ。
なんで、ずる休みって言うのかね?

なんで、休みたいのに、ずるいのかね?

ずるいと思う人は、自分も休めばいいのにね?
おねがいおねがい

って目をキラキラさせて言いました。




今日一番心に響いた言葉でした。



ほんとだね。

いつから、人間は休みたい時に

休めない、休んじゃいけないように

なったんだろうね?


休みたいって心も身体も感じるなら、

そこに理由はいらないよね。

それこそが、最大の理由だわ。

まして、そこにずるいなんて

気持ちを持ってしまう、あなたこそ

休んだ方がいいのかもね。




ここらで、ちょっと立ち止まり

寄り道でもしませんか?

自然栽培



今年の夏、娘はキアゲハを何匹か育てていました。


娘が育ててたパセリはすぐに食べられてしまい、

餌がない状態に、、、。


アシタバの苗を買ってきたり、

人参の水耕栽培を始めたり、

長男が育ててた、パクチーを時々頂いたり

してなんとか生き延びていましたが、

それらも、全部なくなり

とうとうスーパーのパセリをあげるしか

ないという事になりました。





スーパーの野菜は殆ど農薬がついてるので、

幼虫達は食べても死んでしまう。

という事はわかっていました。


なので、本当によく洗って洗って与えました。









幼虫達は、いやいや食べてました。

申し訳ないという気持ちで一杯になりました。


娘もその後の幼虫の姿を見て本当に、

悲しんでました。





そして、娘が

「幼虫が食べて死んじゃうパセリを人間が

食べても大丈夫なの?」と質問してきました。




人間にとっては害がないだろうって事なんだと

私は思ってました。


だけど、本当にそうなのかな?

これは、幼虫からのメッセージじゃなかろうか?


と思い、農薬、肥料、微生物、腸内細菌、

土壌、と子供達と一緒に調べるうちに、

自然栽培という言葉を知りました。

農薬も肥料も使わないで、雑草を残して

土壌の微生物が分解してくれた栄養と

日光と水で自然に育てる方法。




なんて、素敵なんだろう!

と感動しました。

もっと自然を信頼していいんだよ。

何も不足なんかしてないじゃないか!

不足してると思ってるのは人間で、

不足させるような環境を作っているのも

人間なんだよ。


それは、きっと農業だけの話じゃなく、

教育もそうだよ。と



私が、最近

感動した本。

特に教育について。


教育なんて、本来は無用なものだけれど、
教育しなければならない条件を、人間が
社会全体がつくっているから、教育しなければ
ならなくなる。教育すれば、価値があるように
見えるだけにすぎないということです。


子供は教育しなければいけない。

という社会のシステムがあるから、

そのシステムに有利な勉強しかしなくなる。

本人達の気持ちは置き去りに。






自然栽培の玄米。

子供達も納得のお味。