すっかり更新が滞ってしまっていた9月辺りから、何気にアクセス数がトップの記事がある。それがこの「婦人警官と昭和とスカートと」である。
タイトルにも「昭和」って入れている通り、「婦人警官」と「スカート」の組み合わせが何とも‟昭和”な記事で、ここ近年、「ヒロインアクション」と共に「昭和」に拘ってブログを書いてきた身としては、当ブログを「昭和の‟砦”」と思ってきてくださる人がいるのではないか、って思うと嬉しくなってしまう(;^_^A 日本という国を考えたら今後憂うべきことだが、何といってももうすぐ‟最初のリタイア”を迎える我々とその前後の世代が、国内で一番多い世代だものヾ(- -;)
さて、とかく「ジェンダーフリー」が叫ばれ、「男性」と「女性」を隔てるもの、要は男たちが勝手に「女らしく」と押し付けてきたものが徐々に世間の傍流に追いやられている。そもそも女性がスカートを履いてきたのは、それなりにまっとうな理由があったのだろうが、近年、学校の制服でも女子がスラックスを選べるケースが増えてきたりする(こちらは「LGBTQ」に関係する要素も強いが)など、「女性はスカートを履く」という固定観念と「ジェンダーフリー」の観点がぶつかり合った結果の一つかもしれない。勿論、好んでスカートを履く女性も多いと思うが。
またこと婦人警官となると、「動きやすさ」という観点から、スカートよりもスラックス(ズボン)が好まれる、という一面もあるだろう。とかく保守的な警察機構が、婦人警官のスラックス化を推進しているのは、本当に機能性を考えてのことだろう。
しかしながら、映画・ドラマの世界は飽く迄イメージ先行でいい。「女性ならば婦人警官であってもスカートを履くべき」なんて‟保守の化石”のような精神論ではなく、一つの‟アイコン”としての婦人警官像に「男性警官と変わらぬ制服にスカート姿」というイメージ、ていうか「憧れ」があるからだ。あれこそ「制服女子」の典型だし、婦人自衛官・婦人消防官もしかり。そしてその先には「CA」にも一脈通じる「女性の制服」の妙だ。
だから、生きているうちにいつかは「昭和」風スカート姿の「婦人警官」が活躍する映画を短編でもいいから撮ってみたい衝動はある。当然今の風潮は無視して、令和の世に甦った「昭和」風の映画として。もっとも、その背景にある警察機構や警察署内の描写や、ミニパトの調達など、現実問題として考えたら越えられないハードルが多すぎる。しかも現時点で調達できる婦警の制服もデフォルメされ過ぎていて、全編登場するとボロが出そうだ。そうなると「七変化」の一形態として短時間登場させる、ってのが現実的だ。
そんなわけで、いつか撮ってやりたいと考えている私版「謎なぞ七色レディ」(桃井あきらby「電子戦隊デンジマン」)の「七変化」リストに「婦人警官」を加えておこう(;^_^A(;^_^A
そういえば、今は「婦警(婦人警官)」じゃなくて、「女性警察官」って呼ぶようだね(;^_^A