今夜は。
僕が、月3〜4回ペースで開催している、ミュージカル・ナンバーを歌う会「演ろうよ、ミュージカル!!」のリハーサルでした。
「演ろうよ、ミュージカル!!」については、以前、こちらの記事でご紹介しました。
オンライン・サロンの会員の皆さまにご協力いただいて産声を上げた、この会。
まだまだ、始まったばかりではありますが。
徐々に、新しい仲間たちが集まってくれています♬
わたくし、素敵な女性達に囲まれて、思わずニンマリ……(笑)
ミュージカル大好きな皆さま、ポーズも決まっております♬
現在は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の大ナンバー「ワン・デイ・モア」の練習中。
まずはゆっくり、コーラスパートの音取り。
その後、曲を通して歌う際のソロパートは、その都度、希望者を募って歌っています。
最後に通して歌う時には、とにかく「カラオケに来てるみたいに、楽しんで」!!
特にソロパートに関しては、まずは自由に、思いのままに歌うこと。
そうでないと、喉も閉じてしまうし、自由な発想の中から「自分なりに歌う」という一番重要なことが発見できない。
一方の、コーラス部分。
音が取れてきたら、徐々にオーダーを増やしていく。
例えば「音の切り」。
最後の音を、何拍伸ばして、何拍目で切るか。
コーラスパートにおいて、音の切りがバラついていると、それだけで締まりがなくなってしまうんですね。
ただし。
「音符にそう書いてあるから」というだけの理由では、絶対に終わらせません。
なぜ、コーラスは、その拍で音を切らねばならないのか??
そこには、コーラスを歌う群衆の、どんな意思があり、感情があり。
そして、音楽的に、どういう理由があるのか??
……以前。
もう15年くらい前ですが、ミュージカル『ウエスト・サイド物語』のオーディションを受けた時のこと。
(結局、オーディションは落ちたので、出演はしませんでしたが。)
アメリカ人の振付師さんが付けた「Cool」という曲の振りを、みんな、どうしても上手く踊れなくて悩んでいました。
低い姿勢で歩きながら、上下に何度も手を伸ばすという謎の振り(笑)があったんですが、僕らが踊るとどうにもカッコ悪い。
その時、振付師さんが、こんなことを言いました。
「これは、ただ手を伸ばすだけの振りじゃない!!
この『Cool』という曲は、ジェット団とシャーク団の喧嘩のナンバーだ。
いいかい?
この、上下に伸ばしている手は、敵対するチームに対し『石を拾って投げつけている』という意味があるんだ。」
……なんと。
この振りの意味を聞いた直後、みんなの手の動きがバチッと決まり。
全員の動きが最高にワイルドでカッコよくなったんです!!
「熱くなるな、クールに振る舞え!!」
大事なのは、振付のカタチや、譜面の記号ではなく。
そこにある「意味」です。
意味がわからなければ、いくらカタチを真似しようとしても、一向にバチッとハマってはくれません。
しかし。
その意味が理解できた瞬間、振付や歌は途端に呼吸をはじめ、魂が宿るのです。
「演ろうよ、ミュージカル!!」では、練習する歌に対して、その意味を一つ一つ丁寧に紐解きながら進めていきます。
実は、表面だけをヨコになぞっていくよりも、その核心に向けてタテに掘り進んでいった方が、近道なのです。
結果、表面のカタチも整っていきます。
例えば、どうやっても微妙に音程がブレてしまう部分があったとしても。
その音の「意味」を理解しただけでブレなくなる、ということだってあります。
『ウエスト・サイド物語』の振付の意味が分かった途端にバチッとハマった、というのと同じですね。
表面だけを見ていたら、世界一周という途方もない旅を続けなくてはいけないけれど。
核心に向かえば、全てが1つにつながっているのがわかる。
それはとってもシンプルだから、掴みやすく。
そして、熱く煮えたぎっています!!
今月は、あと一回。
9月30日(月)に開催予定です。
時間は、19:00〜21:00。
ご興味のある方はぜひ一度、遊びにいらしてくださいね!!
◆年会費:1,000円(入会費 2,000円)
谷口浩久LINE@
◆登録無料。
◆谷口浩久の情報をLINEで配信します。
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◆現在、週1回ペースで開催中。
基本、金曜夜が中心ですが、変更の場合もあります。
◆参加費:1,000円/1回
◆会場:都内・西日暮里〜日暮里のスタジオ
(詳細は参加者に直接お知らせします)
◆毎週木曜日、19:00〜20:30。
(変更の場合もあるので、詳細はHPをご覧ください。)
◆会場:日暮里〜西日暮里の稽古場
(詳細は参加者に直接お知らせします。)
◆参加費:1,000円/1回