前回記事で書きました、映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」。
ここに登場する黄泉の国では、すべての景色が、それを見る人の観念によって違う・・・
つまり、それぞれの人が、別々の景色を見ているという設定になってます。
「すべてのものに、絶対の自我はない。」
般若心経でも教えている、この考え。
すべてのもの、すべての出来事に特定の意味はなく。
どう意味づけするか、で、すべては変わる。
一言で「黄泉の国」と言っても。
そこに、どんな素敵な景色を見るのか?
その景色が、いかなるものかは、それを見る「観測者」によって決まる。
だから、人の数だけ、その景色も存在する。
演劇も同じで、それを観た人の数だけ、感動の種類があり、作品の意味づけがあり。
だから、一本の作品でも、観客の数だけ、完成品は存在するのですね。
それから。
この映画の中で。
黄泉の国では、
「強く想像すれば、それが実体となって目の前に現れる」
という設定になってます。
実はこれも、スピリチュアル的な「黄泉の国」の考え方そのままなんです。
「強く思えば、それが実現する。」
いわゆる、引き寄せの法則というものですが。
これが、現世(物質社会)では、「実現までにタイムラグができる」と言われてます。
・・・ま、普通に生きてたら当たり前に感じる話なんですけどね。
例えば、「キリンが欲しい!」と願ったら。
引き寄せの法則では、やがてキリンが実体となって、目の前の現実に現れます。
「強く想像したら、そこに現実として現れる」。
・・・でも、当たり前ですけど、キリンを強く願ったらすぐに、目の前に突然キリンが現れた、なんてことが起きてたら、たまりませんよね。
この現世、物質社会では。
キリンを強く想像していると、少しずつ現実が組み変わっていき。
例えば、キリンと交流したいと強く願ったら、そのうち、「よし、動物園で働こう!」と思う。
そして、動物園に就職し、キリンの飼育係を希望して、その「キリンが欲しい」という願いが実現される。
あるいは、キリンを強く願うことで、周りの人にもそのことを話していたら。
どこからともなく、アフリカ旅行の話が持ち上がって。
で、その旅行を計画していた人が、「そういえば、あんた、キリン好きだったよね? じゃあ、今回のツアーでキリンに会いに行くコースを申し込もう」なんてことで、結果、目の前にキリンが現れる。
・・・というのが、この世界での実現の仕方だったりします。
願い始めた時から実現まで、タイムラグがありますよね??
スピリチュアルの世界では、それを、こんな風に考えます。
「現世(物質社会)とは、強く願ってから、それが実現するまで、時間がかかる。
この物質世界は、その、実現までの時間(プロセス)を楽しむための世界。
我々は、そのプロセスを楽しむために、わざわざ現世(物質社会)へと遊びにきている(誕生する)。」
・・・これが、「この世」というものなんだそうで。
これが逆に、あの世(黄泉の国)に行くと・・・
「強く願うと、その場ですぐに、それが手に入る。」
という、なんとも便利な世界なんだそうです!!
それが、黄泉の国。
つまり、映画「DESTINY」で描かれている、あんな世界なんだとか。
もう一度、言いますね。
黄泉の国では、強く願えば、それはすぐに手に入る。
でも、現世(物質社会)では、それが手に入るまで、タイムラグがある。
そのタイムラグ、現実に手に入るまでのプロセスを楽しむために、我々は、この世界へと降りてきている。
この世界は、プロセスを遊ぶ場所。
この遊びを、僕らの魂は、わざわざ選択して、この世に来ているのです。
だから、「願いが、なかなか実現しない・・・!!」と、嘆く必要はないんです。
その、実現までのプロセスを、魂は、楽しみたがっているのです。
大抵の人は、実現までのタイムラグの中で、「なかなか手に入らない」と失望の念を抱いてしまい、途中でその願いを手放してしまうんですね。
いやいや、本来、魂のレベルでいえば、実現するまでのプロセスこそ、ワクワクと期待に満ちた時間であるはずですし、それで良いのですね。
映画「DESTINY」に描かれている黄泉の国の描写、実は、こんなことも教えてくれてるんです。。。
・・・どこぞの映画批評のサイトで、「黄泉の国の描写が、『千と千尋の神隠し』のパクリだ」みたいなことを言ってる方がいらっしゃいました。
うん、確かに、僕も映画を見ていて、「千と千尋」思い出しましたよ、あの景色から。
でも・・・
映画「DESTINY」の解釈でいえば(つまり、宇宙の法則)、その疑問も、
「主人公が、『千と千尋の神隠し』が好きで、だからそれに似た景色をそこに作ったのかもしれない」
例えば、そんな風に考えてしまえば、辻褄が合ってしまうんです。
そもそも、観客が「千と千尋」を思い出したのなら、それすらも「その観客が作り出したもの」ということになりますよね。
「千と千尋」という観念が、その観客の中に強くあるから、あの景色が似て見えた、ということです。
だって、「千と千尋」を思い出さなかった方だって、いらっしゃるはずですから。
そもそも、「千と千尋」を見たことがないとか、あんまり印象に残ってない、という方には、その観念がないから、「DESTINY」の黄泉の国の景色を見ても、「千と千尋」とは繋がってこないわけです。
「千と千尋」をそこに投影した観客がいるなら、それこそが、
「何も意味を持たないものに、観測者が意味づけをした」
という、般若心経や宇宙の法則に、ほかならないのではないでしょうか。
ちなみに、僕は、こんな黄泉の国が待ってるんじゃないかと思ってます
行くのが楽しみではありますが・・・
この世界に行くには、まず、この世をきちんと全うしなくてはいけないいんですよね
先にあちらへ行った、僕のお袋や、ばあちゃんは。
きっと今ごろ、欲しいものがその場で手に入る、な〜んて、贅沢三昧を、あっちの国でやってるんだろうなぁ〜
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