使いこなさない、使えるCAEのブログ -140ページ目

抜き出しモデルでの解析=間違いを起こしやすく注意です

支配式を正しく解き そして 間違った解が出てしまう
よく起こるのが 抜出しモデルでの解析

$使いこなさない、使えるCAEのブログ
(似たり寄ったりの)条件変える度に コロコロ解変動、私も経験済みですが、
「現実的な条件設定は手探り」 みたいな事がよくあります
「実は抜出してはいけない解析ケース」それを、無理に行って墓穴などもあります。

カタログ掲載事例でも、「条件設定はそれで良いのであろうか?」「抜出してるけど大丈夫?」
「理想化し過ぎ 割り切り過ぎでないか?」 疑ってしまうようなものが割とあります。
応用した製品写真が出てて、心配になる事すらありますが・・・。

CAEソフトは、与えた条件に対し、解が出るように作られており、誰でも解は得られますので。

現実は、抜出し解析が多い模様です

パーツを抜出す → モデル化&各種条件設定 → 計算

バリバリCAEを行っているところは、上記パターンが多い印象です。
最近流行のトポロジー最適化も、単品パーツ事例が目立ちます。


パーツの抜出しですが、『摩擦が大きいものは、抜出せない』 事情があります

静止構造物の解析が意外と難しく
プラント・土木・建築 ここらは専用ソフトが多い分野でもありますが
抜出解析困難  汎用ソフトでフルモデル解析も困難
そんな事情があります

パーツだけ抜出せると解析は楽ですが・・・

部品単品を取出して計算できるとかなり楽です

●抜出し計算だと、雑で大雑把な計算になってしまうか?
●抜出し計算でも、実態に見合った高精度解析が可能か?   これがかなり明暗分けるところです 


$使いこなさない、使えるCAEのブログ


抜出不可能な分野は、土木・建築など 沢山ありますが・・
CAEがかなり難しいのが実情です