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三角系統の融通効かなさ=意外な盲点かも知れません

テトラなど、技術計算で主として使う三角系統の要素は、アセンブリに意外に弱い問題があります。
円や直線いう、シンプルかつ形状の基本に弱いのは痛いところです。
理由ですが、2次元の三角なら60度が基本 「直角・直線と相性悪い」 いうところでしょうか


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日曜大工で、三角板を使って机や棚を作るのは、非常に難しい思います 四角なら簡単です
同じことがCAEで起こってしまいます 

テトラ主体で、問題なくCAEを行っている人には、テトラで難儀する事は、予想つかないかも知れません
「薄肉だがソリッドで行いたい」「簡単形状だが薄い層構造で綺麗にメッシュ並べたい」
テトラはかなり苦しくなります

道具(アプリケーションソフト)は出揃った 後は使いこなし?

CAEソフトウェアは出揃っており、それらを 「組合わせ使いこなせばOK」
そんな意見は多いですが・・・・ より簡単に使える道具を作り、
使いこなす必要ない状態を作った方が、生産性も精度も信頼度も何も全て向上する筈で、 
そこをやるCAE業者さんが増えて欲しいですが・・・

CAEソフトは、ものづくりと密接に関わるビジネス。 米国だと西部シリコンバレーより、
ものづくりが盛んな、ミシガン近辺や東部あたりに会社が多い。

日本は、トップ水準の優良メーカー多く、より進化したCAEソフトを作るに大変有利な状況ですが
CAE業者さんは、インドオフショアなど、人材派遣業志向だったり
人・工数 商売に熱心で、私として大変残念。
技術動向も、米国や欧州ばかり気にしてますかね。



テトラは多層・積層・段差・パイプ・シャフト・直線・直角・貫通等 不得意で注意

基礎しっかりマスターしておけば、何かと潰し効いて多方面に応用できる
そう行かないのがCAEの困ったところです

それは要素と呼ばれる、モデル分割単位を見ても判ります。
モデル分割は基本の基本  ですが、これがきちっとできる要素が存在しないのです。

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「ソリッドなら、テトラでやっておけばOK」 
「その言葉を信じたがためうまく行かない」 そんなのが私周辺は沢山あります

テトラは多層・積層・段差・パイプ・シャフト・直線・直角・貫通等 設計の基本が意外に不得意
テトラ要素が不得意とするモデルは実は多いが、
日々CAEにまい進しているベテランは(出来る事しかやってない)、意外に気付いてなかったりします。

ヘキサ要素は長所多いですが、それはそれで問題あり。 これいう鉄則事項ないのがCAE。
汎用ソフトを使った実用レベル計算は、あっさりした形状限定 
まだまだそんな実態があります。