金沢競馬担当日記 -4ページ目

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

こんにちは、泉です。

 

7/19に令和6年度第1回調教師・騎手免許試験の

合格者が発表され、見事堀場裕充騎手と池田敦騎手が

調教師試験に合格されました。おめでとうございます!

 

8/1付で調教師となるお二人に大川アナがお話を伺いました。

 

~堀場裕充騎手~

 

・騎手生活を振り返って

 

「よくここまで長く乗ったなという感じですね。

印象に残ってるのは1000勝ですかね。僕の場合は。

デビューした時にね、ここまで勝てると思ってなかったので。

 

楽しかったことは・・難しいんですけど挙げるなら

いい先輩・後輩とレースに乗れたことですかね。」

 

・厩舎運営について

 

「ありきたりですけど、一緒に働いてくれる人と楽しく

そして強い馬づくりができたらいいなと思います。

スタッフは来てくれると約束してる人もいるんですけど

8月という時期が中途半端なのもあって、なかなか人を

集めるのが難しい面もあります。外国人の方にも

力を借りながらやっていく形を考えてます。

 

今そんなに忙しいわけではないけど、色々な事を

考えながら始めているので。

正直、乗り終わってちょっと一服してからでもいいかなと

思っていましたが、馬主関係の方で声を掛けてくださる方も

あったりしてやれる時にやり始めちゃおうかなと思って。

徐々にですね。」

 

・後輩騎手へ

 

「ケガなくが一番。今騎手も少ないですしね。

青柳も時間が掛かってますけど、大ケガすると治るのに

時間が掛かるし、僕らの仕事はケガすると復帰してからも

レースに乗る時の感覚が戻るのに時間が掛かることもあるので

ホントにケガに気を付けて乗ってもらいたいですね。」

 

 

私にとって堀場騎手といえばタートルベイとのコンビが

印象的。ちょうど金沢競馬場に出張し始めた年に

北國王冠を圧勝したのが思い出されます。

 

合格はもちろんおめでたいことですし、引退といっても

第二のホースマン人生の始まりでもありますが

あの勝負服姿を見るのもあとわずか・・・

と思うと寂しいのも事実です。

(1000勝達成時の一枚。池田騎手も友情出演。)

 

 

~池田敦騎手~

 

・騎手生活を振り返って

 

「汗取りの辛い騎手人生でした(笑)体重ギリギリなので。

年とともに基礎代謝も落ちますし、どうしても食べた分だけ

身になってしまうので。その分毎日サウナに入って2キロ

落とすのが日課なので辛いですよ。

 

引退したら食が解放されますからね(笑)現役やめて

スリムなボディからとんでもないカラダになった

お世話になってる他場の調教師さんがおられるんですけど

合格の報告をしたら、いの一番に飛んでこい!って言われて。

そこで暴飲暴食ですね。

 

それだけじゃないですけど、挨拶回りですね。

今度調教師になると一人じゃないので、横のつながりを

広げていって馬主さん、厩務員さんを紹介してもらいつつ

人脈を育てていく仕事なので、楽しみと心配と半々ですが。」

 

・厩舎運営について

 

「自分の目標は、上下関係はあるにしても温かい家族ぐるみの

厩舎にしていきたいと思います。

 

働きやすい環境を作って、福利厚生を充実させて。

自覚と責任を自ら持たせるようにして、自分は厩務員だ

この仕事を続けたいなと思うような思えるような

厩舎にしていきたいですね。

 

勝つためには、調教師と騎手と厩務員の意見がバラバラになる

と結果が出ないんです。そういうところを知っているので

今回自分が調教師になるにあたって、調教師だから

「ああしろ、こうしろ」と言うのではなく、自分も一つの

歯車となってそういう関係性を動かしていきたいと

思っています。」

 

 

いつも理論とユーモアを織り交ぜた話をしてくれる池田騎手。

グルメ情報にも詳しく、モーニングジョッキープレミアム1

ではおススメのハンバーガーを教えていただきました。

 

引退の暁には思う存分グルメも楽しんでほしいものですが

・・・いや、健康には気を付けてください。ほどほどに(笑)

 

(700勝達成時。こちらには堀場騎手が友情出演。)

 

 

堀場騎手、池田騎手の引退セレモニーが7/30に行われます。

ぜひご来場いただき、騎手として最後の姿をご覧いただければ

と思います。

 

 

さて、次の日曜から2週にわたってナイター4と銘打って

ナイター開催が行われます。(詳しくはこちら

ぜひお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 


金沢競馬、石川県営第5回開催が終了しました。


開催後半戦は、13日(土)15日(月・祝)にレースが行われました。

15日に2歳馬のレースが4クラ行われました。

新馬戦は3レースと4レースに。

3レースを勝ったのはサンエイチャコ
(柴田勇真騎手・金田一昌厩舎)


サンエイチャコは父エスポワールシチー・母リレミト。
母リレミトは金沢デビューで4勝、大井に移籍してさらに4勝を挙げた活躍馬です。
結果は→こちら

4レースを勝ったのはフェルナンダ
(吉田晃浩騎手・佐藤茂厩舎)


フェルナンダは父アメリカンペイトリオット・母ファンタビュラス。
母ファンタビュラスはJRAデビューで、その後門別や兵庫で走り、通算69戦5勝の成績。母の妹の仔に金沢で走ったスイスピリッツがいます。
結果は→こちら


新馬戦用に作成した資料


6レースに行われた睡蓮特別(2歳1組・1400m)では、
注目を集めるショウガマッタナシが登場。
1分30秒3の時計で駆けてデビュー3連勝。
持ち時計も大幅短縮しての勝利となりました。

結果は→こちら


管理する高橋俊之調教師にレース直後に話を伺うと

強いね!
遠征行ったほうが良いかな!?


と早くも遠征を意識されていました。
そして

ショウガタップリももうすぐ戻ってくるので、
ショウガ軍団また応援してください!


暑い時期には、ショウガに合うのはそうめんかうどんか…笑

そのショウガ(生姜)じゃないでしょ、先生!
といつも突っ込みたくなるのですがそれはさておき、
ショウガマッタナシは今回も良いレースを見せてくれました。
ショウガタップリの復帰も含めて楽しみですね。


後半戦ではメモリアル∨が2つ。

9Rヤンチャプリヒメに騎乗して1着になった
高野誠毅騎手が期間限定騎乗初勝利を挙げました。


結果は→こちら


期間限定騎乗初勝利おめでとうございます!


写真撮影のあとちょっとお話を伺うと

一安心です。

1コーナーで外へ出せたのが全て。
早めかなと思ったけど、馬の行く気に任せて3コーナー先頭で。

これで負けたら、大井に帰らなきゃと思って(笑)。

数字の目標は特にないですけど、
自分にできることをやっていきたいです。



これからも活躍期待しています!


続く10Rではベストオーシャンに騎乗して1着になった
池田敦騎手がこの勝利でデビューから通算700勝を達成。

結果は→こちら



記念撮影が行われました。


堀場騎手はなぜか「✕」を出されたので、
兼子騎手が両手で丸を作って「700」ポーズが完成。

メモリアル∨達成おめでとうございます。



次の金沢競馬開催日は、県営8回の前半戦。
22日月曜日・23日火曜日にレースが行われます。

梅雨明けにはもう少し時間がかかるでしょうか?
蒸し暑い日が続きそうですが、体調には皆様気をつけて頂き、
引き続き金沢競馬をお楽しみください!

こんにちは。
今週の担当は百瀬です。

7月7日、

県営第7回開催の初日、
今年新設された重賞、
第1回兼六園スプリントが行われました。

東海北陸交流の重賞。
記念すべき第1回は愛知、笠松から各2頭を迎え、
フルゲート12頭で覇を競いました。


最終的な単勝人気は以下の通り。

1番人気:ワラシベチョウジャ(2.0倍)
2番人気:シルバヴ―ル(3.0倍)
3番人気:ダブルアタック(5.5倍)
4番人気:ネッサローズ(8.3倍)


上位人気割れ加減で混戦ムード。
その中で唯一の重賞勝ち馬、ワラシベチョウジャ
が最終的に人気の中心に。



レース結果はこちら


レース映像はこちら



(優勝馬ネッサローズ)


第1回の覇者は、

愛知から参戦・ネッサローズ


人気のワラシベチョウジャを含む、
先行馬が作るハイペースを離れた位置で追走。
直線差し切る好内容で重賞初制覇。

2着は地元のトルピード。
勝ち馬と同様に離れた好位から、
長く脚を使って、ゴール前で2着に押し上げました。

人気ワラシベチョウジャは
序盤から息の入りにくい展開だったのか、
4コーナーの手応えはよく見えたものの、
最後脚色が鈍り3着となりました。


<丸野勝虎騎手のコメント>

ホッとした気持ちと

嬉しい気持ちで、有難く感じます。
夏場に向けて徐々に調子が上がってきたので、
いい状態で挑めると思っていました。

もともと先行力のある馬なんですが、
なかなか結果が伴わなかったので、
下げる競馬を試みたところ、作戦がうまくいきました。

直線の手応えも良かったですね。

まだまだ若い馬なので、
これから色々な経験をして
強くなって欲しいと思います。





<兼六園スプリントアラカルト>


優勝馬:ネッサローズ号
重賞は4回目の挑戦で初制覇。
これまでは新緑賞、クイーンカップの4着が最高。
通算成績は9戦3勝。

父エスポワールシチーは、
2013年の金沢・JBCスプリントの覇者。
同馬産駒の金沢競馬重賞勝利は
シオジスター、コーナスフロリダ
ショウガタップリに続き4頭目。


優勝騎手:丸野勝虎騎手


重賞は梅見月杯に続き今年2勝目。
金沢での重賞は昨年の北國王冠以来、
4年連続での勝利。



優勝調教師:安部幸夫師


重賞は2021年兵庫クイーンカップ以来。
金沢での重賞制覇は初。
名古屋勢の金沢重賞勝利は
お松の方賞(セブンカラーズ)以来、今年2勝目。


 

(写真は全てクシマシロウ様提供)


優勝馬関係者の皆さん、おめでとうございます!


さて今週は新設重賞、
兼六園スプリントが行われましたが、


今年は西日本優駿(旧西日本ダービー)が
金沢競馬場が実施される為、例年以上に
3歳重賞が多く行われます。


改めて、今後の3歳重賞の

スケジュールを確認しましょう。

  9月  1日:西日本優駿
(2000m/西日本交流/地元デビュー馬限定)
10月  5日:サラブレッド大賞典(2000m/金沢限定)
10月27日:MRO金賞(1400m/金沢限定)



また西日本地区で行われる
3歳限定の短距離重賞は以下の2競走。

 9月19日:秋の鞍(名古屋1500m/地方全国交流)
11月 7日:楠賞(園田1400m/地方全国交流)




近年地方競馬の重賞は体系整備が進み、
特に短距離の番組が充実しつつある印象です。

出走馬のこれからの活躍によっては、
来年以降の兼六園スプリントの注目度は
大きく変わっていくと思います。


兼六園スプリントが今後、
3歳短距離戦線の中で重要度を

増していくことを願いつつ、

 

今年出走した馬たちの
更なる活躍にも期待しましょう。

 

 

 

金沢競馬次の開催は

7月13日(土)7月15日(月)の2日間。

 

変則的な日程ですので、どうぞご注意下さい。

 

暑い日が続きます。

みなさん体調管理には十分気を付けて、

金沢競馬を楽しみましょう!

 

 

 

こんにちは!

いやー東京は驚くべき暑さですね…。

 

競馬場に出勤するまでに体力が大幅に削られている感じがします。

 

さて、今週の金沢競馬担当日記は鈴木が担当します。

 

金沢競馬県営第6回後半の開催が7月1日(月)、2日(火)の2日連続の開催で行われました。

 

 

 

気が付けば2024年も半分が終わってしまいましたね。

 

全国各地で繰り広げられた3歳のビッグタイトル争いや古馬のカテゴリー別頂上決戦もひと段落といったところでしょうか。

 

とはいえ、競馬は毎日どこかで開催されていますし、秋冬のビッグタイトルに向けての戦いというのも既に始まっているので見逃せませんね!

 

 

~2歳①文月特別はモカチャンが快勝で飾る~

4日目の4Rには、2歳①の競走「文月特別」が行われました。

 

ここは人気を集めた吉原騎手騎乗のモカチャンが2戦2勝を決める勝利。

 

image

(モカチャン号)

 

 

レースは、ベストタンゴに終始マークされる展開ではありましたが、余力十分に3コーナーでこれを振り切って、最後は持ったまま。

 

新馬戦同様、2着には1.2秒の差をつける圧勝で、現2歳世代の横綱候補の一頭と言えます。

 

馬体重は400kg少しと小柄ではありますが、まだまだ良くなりそうな余地を感じました。

 

血統面のプロフィールを見ていくと父フォーウィールドライブはAmerican Pharoah産駒の新種牡馬。

 

母父がMore Than Readyであることから短距離志向が強く、戦績からも2歳時にブリーダーズジュニアターフスプリント(T5F)を含め、重賞2勝を挙げる活躍を見せました。

 

母のベストオブミーは、中央2勝馬。

 

3歳時にはフィリーズレビュー2着と重賞でも結果を出した実績馬で、繁殖牝馬としても中央・地方ともに勝ち星を挙げている産駒を多く送り出しています。

 

名門・千代田牧場生産馬でもあり、改めて今後の活躍に大きな期待がかかります。

 

また、その可愛らしい名前から多くのファンの方々に愛されることも願っています。

 

 

 

 

~4日目メイン「楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別」~

同じく4日目のメインにはA1①「楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別」1700m戦が行われました。

 

古馬重賞戦線でも活躍目立つメンバーが揃った中、レースはその中の一頭、9歳馬・テトラルキアの勝利。

 

(テトラルキア号…少し遠くなってしまいました)

 

ロスを抑えて運んだダイヤモンドラインをゴール前外からねじ伏せるように差し切り、通算9勝目を挙げました。

 

鞍上の中島騎手に追って追って追われてではありましたが、ゴール前できっちりと差し切るあたりは、さすがベテランといいましょうか、馬がレースを分かっているという印象。

 

貫録勝ちという言葉が当てはまるのかなと後々レースVTRを見直して感じました。

 

敗れはしましたが、ダイヤモンドラインは4歳シーズンを迎えた今年もしっかりと重賞戦線、当地トップレベルの軌道にしっかり乗れている印象。

 

ひと夏を越えて、更なる成長にも期待がかかります。

 

高知から移籍3戦目となったフィードバックが3着という結果になりました。

 

 

~服部大地騎手にお会いしました!~

 

4月7日から6月25日まで約3か月の間、岩手県競馬に期間限定騎乗を行っていた服部大地騎手にお会いしましたよ!

 

少しばかりお話を伺いました。

 

(服部大地騎手、決してガンを飛ばしているわけではないのです…。撮り手の腕が悪いのです)

 

 

‐向こうでのお休みの日の過ごし方としては

 

「特に遠くに行ったりとはそこまでしませんでしたねぇ。

何をするにも近場で済ませるような感じで。

 

でも世界遺産の中尊寺に行ってきたりはしましたよ」

 

 

 

盛岡競馬場ってやっぱり広いんですか…?

 

「いやー広かったですよ。

 

なかなか乗りなれない感じで、難しかったですね。

 

上山時代含めても騎手としては左回りってほとんど経験がありませんでしたし…。

 

船橋の厩務員時代には調教でやってみたことはあったんですけど、実戦とはまた別物ですからね」

 

 

なるほど…。

 

全体的にどんな期間となったのか、もう少し深くお伺いしたいところです。

 

金沢競馬MJP1にて服部騎手がご出演される際に、より深くお話が聞けるといいなあと個人的には思っています!

 

 

【告知】その金沢競馬モーニングジョッキープレミアムワンは、これからも随時更新予定!

 

7日には2年目にして通算100勝達成!

加藤翔馬騎手出演回が公開予定となっております。

 

 

(収録が終わってからツーショットを撮っていただきました)

 

 

少しプライベートにも踏み込んだ質問もさせていただきましたので、ぜひご覧いただきたいと進行役としては思います!

 

今は少しばかり派手髪で「ちょっと怖い…?」という印象を持たれる方もいらっしゃるかも分かりませんが、加藤騎手はとっても好青年。

 

教養センターの修了式に供覧騎乗の実況としてお邪魔させていただいた際には、お父様である加藤和義調教師が大変にこやかにそして感慨深そうに

 

「あの子は性格が優しいから騎手には向いてないと思っていたけど、十分な騎乗ができているし、感慨深いものがある」

 

そう仰られていたことを思い出します。

 

というか、あれからあっという間に1年以上の時間が経過してしまったのかと思うとまさに光陰矢の如し。

 

大変暑さ厳しい夏が待っているでしょうし、皆さんもお体に気を付けてお過ごしください。

 

 

モーニングジョッキープレミアムワンは、過去動画ももちろんご覧いただけます。

 

過去の再生リストはコチラから!!

 

競馬は馬が走るものですが、やはりそれを語る上で騎手の存在は欠かせません。

 

勝負服や成績については知っているけれども、人柄までは分からないぞ…!

 

という方はぜひ上記の再生リストを回していただけますと大変うれしいです!!

 

 

 

さて、次回の金沢競馬は7月7日(日)、9日(火)の通常通りの日・火開催。

 

七夕となる初日の7月7日には新設の3歳重賞・東海交流の兼六園スプリントが行われます。

 

出走表は→コチラ!

 

引き続き金沢競馬でお楽しみください!

 

 

金沢競馬は6月23日・24日の日程で、県営第6回(通算第7回)開催の前半戦がおこなわれました。

 

 

今年は全国的に梅雨入りのたよりが遅れていましたが、ようやく九州から東北まで雨の季節到来のニュースが流れたこの週末、金沢など北陸地方も梅雨入りしたと見られるとの報が聞かれました。

 

23日の金沢市は、この梅雨入りのニュースにあわせたように強い雨に見舞われました。

 

午前中から一日中降り続き、その雨足もかなり強く、追い打ちをかけるように南よりの風が強く吹きつけ、お世辞にも競馬日和とは言いかねる悪天候。

 

しかしながらその悪天候をおして、たくさんのお客さまにご来場いただきました。

 

というのも、この日はJRA宝塚記念当日ということで、J-PLACE金沢ではJRA全レースを発売したのです。

開門時刻は普段よりかなり早めの9時でしたが、早くからたくさんのファンの皆さまで場内にぎわいました。

 

ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました!

 

 

この23日のメインレースは、3歳牝馬の重賞・山口シネマ杯第11回加賀友禅賞

 

6月9日の石川優駿で2着としたリケアマロンが、中13日というタイトなスケジュールをものともせず、圧倒的な人気に応えて優勝しました。

 

(パドックのリケアマロン)

 

レースは少しバラついたスタートとなりましたが、その中でリケアマロンは好スタートを切り、少し気合をつけられるとすんなり先頭に立って行きます。

簡単には行かせじと、シャトルトウショウバージンエスパーが競りかけて1コーナーへ。ここでシャトルトウショウは外にふくれてしまい、ポジションを下げます。

 

向こう正面に出ると、逃げるリケアマロンが二番手との差を広げ、バージンエスパーが番手追走。三番手にはプレストマーヴェルが上がり、少し離れてエムティトップトルピードが並んで前を追う展開となりました。

 

3コーナーではリケアマロンがリードを広げにかかり、後続勢は振り切られ加減。プレストマーヴェルが二番手に上がり、内を立ち回って三番手に進出したエムティトップは4コーナーから直線では外に出します。

 

先頭を行くリケアマロンは直線でも全く危なげなく、3馬身差の圧勝。

2着はプレストマーヴェル。3着争いは最後接戦となりましたが、エムティトップがトルピードにアタマ差、先着しました。

 

 

(2着プレストマーヴェル)

 

 

(3着エムティトップ)

 

 

(4着トルピード 3着とはアタマ差)

 

 

石川優駿でも先行して3〜4コーナーでは後続を突き放し、そのまま押し切るか?と思わせたリケアマロンが、その実績どおり、かつ、悔しさを晴らす走りを見せた一戦でした。

リケアマロンは北日本新聞杯についで重賞2勝目。

 

 

第11回加賀友禅賞

優勝 リケアマロン号 

吉原寛人騎手 談話

 

 

「昨日(22日)は高知にいました(準重賞・御畳瀬特別をユメノホノオで制覇)。

(元気の秘訣は)ニンニクパワーです!

 

リケアマロンは、走るのはわかってたんですけど、どうしても石川優駿から日がなかったので、その疲れだけが心配でしたけど、元気よく走ってくれてホントにホッとしてます。

 

いい状態で今日を迎えられて、ホントに厩務員さんには感謝したいなと思います。

 

(一気の距離短縮)そうですね、そこも一つ心配ではありましたけど、スタートしてから反応もよかったので、思い切って2枠だったのでハナ行きましたけど、よく最後まで走りきってくれました。

 

(悪天候、精神面に影響などは)石川優駿のときよりは落ち着いてたので、疲れてるのか落ち着いてるのかどっちなのかわからなかったんですけど、ゲートも集中してしっかり出てくれたのでホントにいいレースだったなと思います。

 

小柄な牝馬なんですけど、一生懸命、力を出し尽くしてくれる、ちょっとハクサンアマゾネスに似た走りをする馬で、楽しみな一面がありますね。

 

大変な天気の中、場内まで来ていただいて、画面で応援してくれてる方もいると思いますけど、ホントにいつも応援ありがとうございます」

 

 

実績通りの強さを見せたリケアマロン。

 

石川優駿馬・ナミダノキスとの再戦が楽しみです。

 

 

 

今週2日間で活躍が目立った騎手がコチラ。

 

 

中島龍也騎手です。

 

23日に4勝、24日も4勝。二日で8勝の大活躍でした!

 

これで金沢競馬リーディングジョッキー戦線の2位に浮上。独走する栗原大河騎手との差は16勝。

 

中島騎手は今シーズン途中、佐藤茂厩舎に所属変更。

環境も変わる中、調子を上げてきています。ここから好調を維持し、栗原騎手との差を詰めて行けるかどうか、注目です。

 

 

金沢競馬、今開催後半戦は、

 

 

3日目:7月1日(月曜日)

4日目:7月2日(火曜日)

 

 

の日程でおこなわれます。

 

引き続きたくさんのご参加をお待ちしています!