金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

金沢競馬は県営第14回開催の後半3日が終了。

10日(日)には伝統の長距離重賞・第67回北國王冠、
そして12日(火)には2歳牝馬の金沢シンデレラカップと
地方全国交流の重賞が2つ行われました。
 
まずは北國王冠から振り返ります。
 
遠征馬は川崎、兵庫から2頭、
岩手、大井から各1頭の計6頭。
地元馬6頭の12頭で争われました。
 

直前の人気は…
 
1番人気:タガノゴールド(兵庫)2.3倍
2番人気:エンパイアペガサス(岩手)4.8倍
        ティモシーブルー(金沢)
4番人気:バンローズキングス(兵庫)10.3倍
 
以下、川崎・アッキー(10.7倍)、グルームアイランド(10.9倍)、
川崎・サウスアメリカン(15.6倍)と続きました。
 

装鞍時刻に検量前に伺うと、
大井・藤田凌騎手と笠松・渡邊竜也騎手の、
同期コンビに遭遇。
 
 
デビュー3年目の2人。
今年は勝ち星も増え、重賞も勝利。
まさに飛躍の1年となった渡邊騎手と藤田騎手。
遠征先での再会は「刺激になる」とお互い話していました。
 

と、そこに現れたのは吉原寛人騎手。
「輝いているね~、眩しいよ~!」と話す吉原騎手ですが、
その吉原騎手も先だってGⅠジョッキーの仲間入りを果たし
更に輝きを増したと思います!
 

全国を飛び回る金沢の第一人者の薫陶を受け、
若手2人にも更なる活躍に期待が掛かります。
 

レースはその渡邊騎手騎乗の
大井・ツーエムアリエスが先手を主張しましたが、
2週目の直線でアッキーとグルームアイランドが並んで前へ。
 
ペースが上がったのは2周目向正面に入ってすぐでした。
人気のタガノゴールドが一気に先行勢を捕らえにいきます。
そして、これに食らい付いたのはアッキーでした。

3角から直線半ばまでは2頭の競り合いでしたが、
残り100m辺りでタガノゴールドが抜け出し勝利。
食い下がったアッキーは2着。
3着は直線追い込んできたエンパイアペガサスでした。

勝ったタガノゴールドは重賞5勝目。
金沢での重賞勝ちは9月のイヌワシ賞に続いて2勝目となりました。
 
一方地元勢、最先着は5着グルームアイランド。
後日、手綱を取った青柳正義騎手にお話を伺うと、
「掛かってしまって…前に壁を作りたかったけど、
行ってしまって…」
とのこと。

そして2番人気のティモシーブルーは8着。
「距離かな。もっと走れると思うけど…」
と首をかしげた畑中信司騎手。

地元でも期待の高かった2頭は
思うようなレースが出来なかったようです。
 

表彰式での下原理騎手のコメント。
「距離が長ければ長い程、走る馬です。
2600mもあるので出たなりで競馬をしようと考えていました。
スタートは五分に出たんですが、二の足が早い馬が多くて、
最初は中団になりましたが、流れが向いてくれました。
(道中は)すぐ折り合いがつく馬なので、
長い距離は乗りやすいですね。
直線もまだ手応えに余裕がありました。
(金沢については)内が深い馬場もこの馬に合っています。
厩舎の方にもこの距離に合わせて仕上げてくれて、
結果を出せたので、これからも長距離では負けない
気持ちで頑張りたいですね」
 

優勝おめでとうございます。
 
 
続いては最終日のメインレース、
第4回金沢シンデレラカップを振り返ります。
 
遠征馬は6頭。
北海道から3頭、船橋、兵庫、佐賀から各3頭。
地元勢は5頭というメンバー構成。
 
重賞2連勝中のハイタッチガールが不在となり、
地元勢はやや小粒な印象もあり、
人気を遠征馬に集まりました。
 
1番人気:ミスカゴシマ(佐賀)2.5倍
2番人気:ミステリーベルン(北海道)2.7倍
3番人気:ピュアインペリアル(北海道)4.2倍
 
4番人気以下も、スパイスワールド(北海道)、
ポピュラーソング(船橋)、エムティミーナ(兵庫)
と続き、人気は遠征勢に集中しました。
 

そしてレースも遠征勢が前を占める展開に。
好位4番手追走のミステリーベルンが、
徐々に外に出しながら前との差を詰め、
直線粘るミスカゴシマとの競り合いを制し勝利、
地元のフローラルカップに続く、重賞2勝目を挙げました。
2着には逃げたポピュラーソングを早めに捕まえにいった
ミスカゴシマが粘り、3着は内から差を詰めた
ピュアインペリアルが入りました。
 
地元最先着はエムティエーレ6着。
遠征勢が掲示板を独占、
金沢勢には厳しい結果となりました。
 
 
北海道勢は金沢シンデレラカップ3連覇。
2歳戦線での強さを改めて見せつける結果に。
 
また手綱を取った宮崎光行騎手は
この勝利が地方通算2100勝目となり、
重賞でのメモリアル達成となりました。
 
 
表彰式での宮崎光行騎手のコメント。
「北海道で重賞勝ってきている馬なので、
強いところを見せられてホッとしています。
輸送はありましたが、落ち着いていて
地元と変わらない状態だったので、
これなら大丈夫かなと思いました。
道中は楽に4,5番手に付けられて、
距離もマイルくらいまでは走っていたので
(心配ありませんでしたが)北海道よりは
力のいる馬場だったので、そこだけは心配でしたが、
能力通り勝ってくれました。
北海道は他の地方競馬場と違い、坂路などの調教施設もあり、
2歳馬が育ってくれます。この馬もマイルくらいまでなら
もっと活躍してくれると思います」
 
 
管理する小国博行調教師の話では、
次走は年末の大井・東京2歳優駿牝馬を目標に
調整して行くとのことです。
 
北海道門別、金沢で重賞制覇、
今後も更なる活躍が期待されます。
 
 
優勝おめでとうございます。
 
 
金沢シンデレラカップが終わり、
年内の重賞もあと2つ(金沢ヤングチャンピオン、中日杯)。
とりわけ交流重賞では厳しい戦いが続いた金沢勢ですが、
一方では他地区に遠征し重賞2勝(岐阜金賞・ニューホープ、
兵庫クイーンカップ・ヤマミダンス)を挙げるなど、
嬉しい結果もありました。
 
来年は今年以上に地元、遠征先を問わず、
金沢の馬が先頭でゴールを駆け抜ける姿を見たいですね。
 

最後に…
北國王冠のレース後に
「ここまで長い距離のレース初めてで、とても楽しかったです」
と大井の藤田凌騎手が話していましたが、
私、百瀬も初めての2600m戦で、
今回初めての北國王冠の実況を担当致しました。
 
これまで2400m以上のレースの実況は1回のみ。
実況もペース配分を考えなければならないところでしたが、
何と言ってもここは大一番の北國王冠。
スタート前から力みっぱなし、
道中は完全に”掛かって”しまいました。
何とかゴールに辿り着けたものの、
レース後の振り返りでは、声はバテバテ…。
 
反省の多い1日となりました。
これからもっともっと経験を積んで、
いずれは長距離戦の駆け引きを
"楽しみながら"実況できるようになりたいと思いました。
 
 
さて次週の金沢競馬も不規則な日程。
県営、第15回の前半戦は
18日(月)19日(火)の連続2日間!
日曜日の本場開催はありませんので、ご注意下さい。
 
次週も、金沢競馬でお楽しみ下さい!
金沢競馬は
県営第14回開催の前半戦が終了。
 
初日の6R発走前に先月14日、盛岡競馬場の
第32回マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)、
サンライズノヴァに騎乗し勝利した
吉原寛人騎手の優勝報告会が行われました。

この担当日記でも吉原騎手のコメントは既に掲載しましたが、
改めて地元・金沢競馬場での報告会ということで、
その時のインタビューをご紹介致します。
 
 
-時間は経ちましたが、改めて"勝利の喜び"
をどのように感じていますか。
 
「この金沢競馬場でデビューして、
夢であったGⅠ(JpnⅠ)を勝つことができ、
GⅠ制覇は"雲の上のような目標"だったので、
その日を迎えることができて良かったです。」
 

-レースを少し振り返って下さい。
 
「スタートが決まれば、いい位置を取りに行こうと思っていました。
ゴールドドリームやアルクトスの進路を見ながらレースができ、
本当に一番いいところが開いて、
3,4コーナーもいい手応えで上がっていけたので、
『勝つときはこんなに上手く行くんだな』
って思うくらい上手く行きました。
関係者の皆様や馬に感謝したいですね。
 

-念願のGⅠジョッキー仲間入りを果たしました。
次の目標は何にしますか。
 
「GⅠを勝つことが大きな目標、『叶うかな?』
と思うくらいの目標だったので、
次の目標を立てるのに悩んでいます。

 
金沢からデビューして、
今は金沢の開催で乗れない日も多く、寂しい思いもしていますが、
僕が全国で活躍することが金沢競馬への恩返しになると
思っているので、これからも応援して頂ければと思います」
 

-明日のJBC浦和、3レースとも騎乗予定です。
 
「また浦和のJBCで3鞍とも騎乗馬がいるのは
本当に有難いことだと思うので、
一つでもいい結果が出せるように頑張りたいと思います」
 

-最後の地元・金沢のファンの皆さんにメッセージを
 
「今日は金沢競馬場にご来場頂きありがとうございます。
これからも金沢の看板を背負って全国で騎乗していきたいと
思いますので、金沢競馬場とともに応援の程、
宜しくお願い致します!」
 
 
全国区での更なる活躍を誓った吉原騎手。
「明日も浦和で頑張れよ!」など多くの声援が
ファンの方より送られていました。
 
 

報告会には”偽・吉原寛人”も登場!(松戸政也騎手)
会場を盛り上げてくれました。
 
 
さて、ジョッキー人生の大きな一区切りとなる
GⅠ(JpnⅠ)制覇を果たした吉原騎手。
「次の目標を立てるのに悩んでいます」と話していましたので、
ここは大きなお世話ではありますが、
吉原騎手の実現可能性が高そうな目標を
を一つ考えてみました。

それは…

『地方競馬全場重賞制覇』
(平地のみ)
 

現在全国の地方競馬場では重賞日のみ
所属場に関係なくスポットで参戦することが可能です。
そのルールを利用し全国を飛び回る吉原騎手。
正確には調べてはいませんが、
きっと全場での重賞制覇となれば、
史上初ということになると思います。
 
 
今回、報告会の司会進行をするにあたり
主催者より吉原騎手の生涯成績に関する情報を頂き、
その中で重賞を勝っていない競馬場を3つ見つけました。
 

本当にお節介な話ですが、
JBCから帰ってきた翌日(5日)の朝、
本人にその事を伝えてみました。
その時のやり取りは以下の通りです。
 

百瀬「次の目標『地方競馬全場重賞制覇』はどうですか?」
 
吉原J「実は今朝、調教乗ってて同じこと考えたんだよね!
まだ勝ってないのは、佐賀と高知でしょ…」
 
百瀬「あと姫路!」
 
吉原J「あっ!姫路忘れてた!(笑)来年から開催するんだ。」
 
百瀬「1月に復活重賞(*)があるらしいですよ」
*2020年1月30日:白鷺賞(2005年以来)
 
吉原J「その時期は南関東行っているからどうかな~」
 
百瀬「直近の重賞だとこのレースですね」
 
吉原J「4月以降は?姫路の重賞いくつあるの?」
 
百瀬「知りません!(笑)」
 
 
名手・吉原寛人のスイッチが入ったようです。
姫路、高知、佐賀競馬場で重賞を勝てば、
地方競馬全場重賞制覇となります。
 
検量前で次なる目標について話す吉原騎手。そして松戸騎手
 
 
これからもどんな活躍を見せてくれるのか、
吉原騎手から目が離せません。
 
 
さて開催後半戦は
日、月、火曜日の3日間開催!

10日には第67回北國王冠、
最終日の12日には第4回金沢シンデレラカップと
2つの重賞が行われます。
10日には場内でトークショーなども行われる予定です。
 
次週も金沢競馬でお楽しみください!
金沢競馬は県営第13回開催が終了しました。
 
 

再三触れてきたとおり、北陸地方と関東地方をむすぶ北陸新幹線は、先の台風19号により大きな被害を受け、2週間ほど、北陸=関東間の直通運転を取りやめていました。
 
 
が、10月25日に全線開通、直通運転を再開!

 
 
われわれ金沢競馬実況陣も、北陸新幹線一本で金沢入りすることができました。本当にありがたいことです。
 
 
 
 
 
 
 
季節は着実に進み、金沢競馬場周辺ではイチョウも色づきはじめました。
 
 
見ごろは…11月頭くらいでしょうか?
 

 
 
 
ところで。
開催3日目の日曜日(27日)第4レースに出走した、JRAから移籍初戦のコスモボンバルダ(3番人気・10着)。
 

 
金沢競馬の専門紙には、こうした転入初戦の馬について、競走歴や血統背景をくわしく紹介してくれるありがたいコーナーがあります。

 
 
コスモボンバルダの転入馬紹介コーナーを見ると、

 
 
「母の全兄・ドリームシグナル(シンザン記念1着)」

 
 
とあるではないですか。
 

 
 
以前ここでもご紹介しましたが、JRA重賞・シンザン記念(G III)優勝馬のドリームシグナルは、現在、金沢競馬場にほど近い金沢乗馬倶楽部(石川県馬事振興協会)で乗馬として活動しながら、金沢競馬場の誘導馬としても活躍しています。
 
 
 
つまり、このコスモボンバルダ号は、金沢競馬誘導馬・ドリームシグナル号の甥っ子にあたるわけです。
 
 
 
コスモボンバルダ
 
父:ゴールドシップ
母:マイネマキアージュ
 母の母:ダイイチアピール
(この馬のお祖母さんがダイナフエアリーです!)
 
 
 

ダイイチアピールの4番目の子どもがドリームシグナル(父:アグネスデジタル)、7番目の子どもがマイネマキアージュ(父:アグネスデジタル)なのでした。
なお、ドリームシグナルのひとつ上のお兄さんがホクトスルタン(父:メジロマックイーン)です。目黒記念優勝、天皇賞では4着という成績を残したホクトスルタンも、コスモボンバルダの伯父さんなのですね。
 
 

それぞれ北海道で生まれ、競走馬としてJRA所属となった伯父・甥が、それぞれの経緯をへて金沢の地で巡りあったのです!…というのは人間に当てはめるとけっこうなドラマですが、馬的にはどうなんでしょうか?
 

人間なら「感動の再開!」みたいになるかもしれませんが、競走馬の伯父・甥はおそらく初対面でしょうし、もちろんお互いを覚えているどころか認識もしていないわけですから、せっかく「ここの誘導馬はキミの伯父さんだぞ」と教えてあげても、「ふ~ん」てなもんかもしれません。
 

 
 
 
まあいいや、とにかくせっかく縁のある馬とわかったのですから、せめて写真なりとも並べておきたい。
 

 
というので、パドックのコスモボンバルダを撮影。
 
 
 
 
…芦毛ですな。
 
 
 
ドリームシグナルは明るい栗毛。
 

 
いや、別に伯父・甥だから似てるだろうと期待していたわけではないのですが。
 
 
 
 
伯父さんのほうを撮影しようと誘導馬にカメラをむけると…ん?この馬、ドリームシグナルですか?
 
 
 
 
「違います。
ドリームシグナルは、今、背中を痛めて休養中です。
普段はいいのですが、鞍を置いたりすると背中を痛がるんです。これは持病で、前々から背中を痛がることはあったんです。
金沢競馬の誘導馬がドリームシグナル1頭だけだったときは、お医者さんに痛み止めを注射してもらって誘導したこともあったんですが、今はこの馬が一緒にがんばってくれるので、ゆっくり休むことができています」
 
 
というこの日の誘導馬は、この馬。
 
 
 
 
「イージーゴーといいます」
 

おお!歴史的名馬の名前に極めて近い!ですけど、もちろん別馬ですね。
 
 
 
調べてみますと、イージーゴー号は、父:キングカメハメハ、母:ザザ(母父:ダンスインザダーク)という血統。
2015年12月にJRAでデビューし、この新馬戦と続く未勝利戦では1番人気に推された期待馬でした。が、8戦して7着が最高という成績で2017年夏を最後に引退、とのこと。
 
 
このイージーゴードリームシグナルが、現在、誘導馬として金沢競馬の競走馬たちをエスコートしてくれているのでした。
 
(コスモボンバルダ)
 
(…の伯父さんのドリームシグナル。以前歩いて競馬場入りしたところを撮影したもの)
(つまりこの伯父・甥、まだ対面してないということになるわけですな)
 
 
(そして、誘導馬としての出番を待つイージーゴー)
 
 
 
金沢競馬場へご来場の際は、一度ゆっくり誘導馬にも目をむけてみてください。
 
 
 
 
 

ところで、負傷休養中の松戸政也騎手に、火曜日(29日)、お話を聞くことができました。
 
 

松戸騎手はこのとき、騎手研修館(いわゆる調整ルーム)から出てきたところで、聞くと、お風呂に入りにきての帰り。
自転車に乗り、元気そうな松戸騎手は、
 
 

「骨は折れませんでしたが、手とかかとを負傷しまして、特にかかとの痛みが強くて騎乗を休みました。
徐々に回復して、今朝は攻め馬にも騎乗しました。まだ痛みはありますが、近いうちにレースにも騎乗できると思います」
 
 

と笑顔で話してくれました。
その言葉どおり、日曜日(11月3日)の第1レースから早速、騎乗再開です(5番・ブルベアコローレ)。
 
(松戸政也騎手 今回のお風呂上りではなく、以前撮影したもの)
 

一方、今週のレースでは、鈴木太一騎手・堀場裕充騎手が負傷するアクシデントがありました。
塚本弘隆騎手も依然、休養中。
 

これ以上、ケガや事故が起きないよう、祈らずにはいられません。
 
 
 
 
 
金沢競馬、次開催前半戦は、11月3日・5日(日・火曜日)。後半戦は10~12日(日・月・火曜日)の連続3日間です。

この開催後半戦には、重賞競走が2つ、北國王冠が10日(日曜日)に、金沢シンデレラカップが12日(火曜日)にそれぞれおこなわれます。
 

県営14回開催も、たくさんご来場・ご参加ください!
金沢競馬は、県営第13回開催前半戦が終了しました。
 
 
 
今週も依然として台風19号の影響が残り、関東と北陸をむすぶ大動脈・北陸新幹線は、長野=上越妙高間で不通の状態。
たくさんの方々が、北陸=関東間の移動に大回りを強いられました。

 
 
われわれ金沢競馬実況陣も、東京→(東海道新幹線)→米原→(特急しらさぎ)→金沢という経路で金沢入り。
 
道中、東京から米原へむかう新幹線も、米原駅も、米原駅から自由席車両を臨時で3両連結したしらさぎ号車内も、たいへんな混雑でした。
 
また、金沢駅では臨時ダイヤを知らせる掲示がそこかしこに出され、多くの方が見入ったり写真に撮ったりしていました。
 
 
 
わたしも念のため、撮影。
 
 
 
とは言え、これは金沢=上越妙高間の臨時列車についてのもので、コレに乗っても関東までは連れて行ってもらえないのですが。

 
ちなみに、金沢=富山間をむすぶ「つるぎ号」は、通常ダイヤで運行されていました。

 
そして。

 
不通となっていた長野=上越妙高間も、25日(金曜日)には運行再開とのこと。
 
 
 
あれほどの大災害・被害を、これほど素早く克服する強靭さには、本当に頭が下がります。そしてわれわれ金沢=関東間を移動する者にとっては、実にありがたい対応です。JRさん、ありがとうございます!
 
 

 
 
 
 
 
今週日曜日、開催初日の20日、第1レース発走前に、このお二人にお会いしました。
 
 
 
柴田勇真騎手(左)と師匠の高橋俊之調教師
 
 
 
この日の騎乗馬について、なにやら相談しながら歩いておられるところにご挨拶しカメラを向けると、にこやかに撮影に応じてくださいました。
 
 
 
 
高橋調教師はこの時点で、地方競馬通算1100勝まであと3つとせまっていました。
 
 
「本当?あと5つか6つくらいじゃないの?」
 
 
いやいやいや、たしかあと3つです。
それに先生、あさって(22日・火曜日)はお誕生日ですね?
 
 
「じゃあ今日2つ勝っておいて、あさってちょうど誕生日に達成ってことにしようかな?」
 
 
笑顔でこたえた後、柴田騎手にむけ、
 
 
「頼むよ!」
 
 
と一言かけ、調教師控室へと向かわれた高橋俊之調教師でしたが…。
 
 

 
 
 
 
20日の高橋俊之厩舎は、第1レース・第3レースを勝ち、あっという間に区切り勝利まであと一つとせまると、続く第4レースも勝ち、まったく立ち止まることなく1100勝を達成!
高橋調教師のお誕生日を待たずに区切り勝利となりました。
 

 
 
通算1100勝達成に高橋俊之調教師は、

 
「実に感想も曖昧で(笑)。1100ですからね、ちょっと数字は半端だよね。
 
1000勝達成したときに言ったように、現在が『まさか』の生活だからね、だからこの数字も本当に余禄だよね。
 
自分が調教師をやって良かったな、というのが実感。
1000勝のときに話したとおり、いろいろなことがあって、それでも続けてこられて、投げやりな意味じゃなくて『どうなってもいいかな』というふうにも思えてかえってゆとりが出たんだね。
 
自分に言い聞かせてるのは、とにかく記録の上積みだけじゃなくて、競馬の調教師として、競馬場に、競馬界に、世間に貢献していこうかなという気持ちだね。
 
身体が元気なうちは、こういう区切りの数字みたいな目標にむかっていこうかなとも思うし、無理せずに、という気持ちもあるし。
 
あと3つって聞いたとき、全然気づいていなかったんですよね。そしたらスンナリ3つ勝てちゃって、本当に皆さんのおかげですよ」

 
(1100勝!ということでこのポーズ)
 
相変わらずの恵比須顔とでも言うんでしょうか、得も言われぬ笑顔でした。

 
 
さらに、現在注目を集める管理馬・タンクティーエーとグルームアイランドについて、
 
 
 
「タンクティーエーは北國王冠には向かいません。東海菊花賞に行こうと思います。
 
グルームアイランドとバッティングしてしまうのでね。
 
グルームアイランドは休養から戻って、次週の1900メートル戦で復帰させます。北國王冠まで間がないですが、前開催のオープンは1500メートルだったので、オーナーと相談してこのステップとなりました。
 
グルームアイランドで北國王冠、タンクティーエーで東海菊花賞と、ダブルで取りに行こうかなと思っています。
 
グルームアイランドは意外に競馬が不器用なところがあって、力で勝ってきたようなところがあるんですけど、タンクティーエーは技と力を兼ね備えたというか、競馬が上手なんです。
これからの季節、ぬかった馬場でも上手に走ってくれると思うので、有利かなと思いますよ。
 
2頭の対決は、みなさん楽しみにしてくれてるかと思いますけど、中日杯までお預けということで」
 
 
 
今後の予定を話してくださいました。
 
 
 
 
 

(タンクティーエー サラブレッド大賞典口取り)
 
 
金沢競馬は次の日曜日・火曜日(27日・29日)に今回開催の後半戦、次回の3日目・11月10日に北國王冠がおこなわれます。

 
北國王冠には、白山大賞典で地方所属馬最先着の5着としたティモシーブルーが参戦予定。
グルームアイランドとの対決がはたしてどんなレースとなるのか、ご注目の上、たくさんご参加ください!

こんにちは、泉です。

金沢競馬は県営第十二回の開催が終了しました。

 

全国の広い範囲で猛威を振るった台風19号。

被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げます。

 

金沢競馬場への直接的な影響はあまりなかったと聞きましたが

やはり雨は多く降ったようです。

 

そして金沢への移動という面では大きな影響が出ました。

報道されているように北陸新幹線が長野県内で大きな打撃を受け

東京との直通運転が出来なくなってしまい

我々アナウンサー陣も普段とは違うルートで金沢へ入りました。

 

金沢駅は帰路につく15日でもまだ窓口に長蛇の列ができていて

影響の大きさを感じました。

一日も早い復旧を祈るばかりです。

 

この方も偉業達成の後は大変な思いをしたそうです。

 

10/14に盛岡競馬場で行われたマイルチャンピオンシップ南部杯を

JRAのサンライズノヴァで制し見事jpnⅠジョッキーとなった

吉原寛人騎手!

長時間の移動の上jpnⅠ制覇の興奮も手伝ってほとんど

寝られなかったという事でしたが笑顔でポーズを取ってくれました。

 

 

 

「やっとですね。」

とjpnⅠ制覇について喜び爆発というよりは噛みしめるように

振り返った吉原騎手。

レースについては

 

「(向正面でゴールドドリームと並んでいたが)向こうが仕掛けを

ためらってるように感じたから先に行ってしまおうと思って。

それで自分だけいい所を通ってこられた。

 

それに馬が走る気になってて手応えは終始楽でしたよ。」

と勝負勘の鋭さが感じられるコメントを頂きました。

レースの合間の忙しい時間にご協力ありがとうございました。

益々の活躍期待してます!

 

そしてこの翌日は大井で騎乗した吉原騎手。

そのタフガイっぷりにも脱帽です。

 

 

 

この開催のメインレースは10/15に行われた

2歳重賞兼六園ジュニアカップ。9頭で争われました。

 

❶チョウマイモン

 

❷ストロングフーヴス

 

❸フジヤマブシ

 

❹グラムデイジー

 

❺ハイタッチガール

 

❻カガノホマレ

 

❼スピードドドド

 

❽ダブルポジション

 

❾アウマクア

 

人気は前走の金沢プリンセスカップで圧勝したハイタッチガール。

まだハイタッチガールと対戦のないカガノホマレやフジヤマブシ

前走特別戦圧勝のストロングフーヴスといったところが人気面で

続きました。

 

スタート直後はお互いの出方を窺いながらでしたが1コーナーでは

すんなりカガノホマレがハナを切る展開に。

 

向正面に入ったあたりでややペースが緩いと見たか

ストロングフーヴスが逃げるカガノホマレに取り付き

そこでペースが上がっていきます。

 

対して圧倒的人気のハイタッチガールは内目追走

3コーナー手前で青柳騎手がステッキを入れて促しますが

なかなか前の2頭との差が詰まってきません。

 

ここでは実況していて「おや?」と思いました。

4コーナーでも差はあまり変わらず後方からはフジヤマブシが

上がってきて直線を迎えます。

 

前の競り合いからストロングフーヴスが抜けたかどうか

というくらいのタイミングで外に出したハイタッチガールが

猛然と脚を伸ばして一気に突き抜けました。

 

後方からフジヤマブシも脚を伸ばして最後はストロングフーヴスとの

2着争いに。フジヤマブシ2着、ストロングフーヴス3着でした。

 

ハイタッチガールの豹変ぶりには驚きました。

向正面や3~4コーナーのハイタッチガールと

直線のハイタッチガールとではまるで別の馬・・・

圧勝するよりインパクトあるレースぶりだったように感じます。

ハイタッチガール号関係者の皆様おめでとうございます!

 

 

青柳騎手表彰式インタビュー(担当・百瀬アナウンサー)

 

―重賞連勝。今の気持ちは

「素直に嬉しいです。」

 

―位置取りはカガノホマレの番手。イメージ通りか

「何パターンか想定していた内の1つにハマったので。

前残りの馬場が嫌な感じはありましたが馬も頑張って最後まで

脚使ってくれたので本当に良かったです。」

 

―向正面で手が動いていたが手応えは?

「手応えはあったんですが少し動きの渋いところのある馬なので

早目に動き出しました。」

 

―直線で外に出すといい伸びを見せました

「外に出した時はハミもしっかり取ってくれていたので

自信を持って後は(前を)かわすだけでした。」

 

―前走とは違う形での勝利。今後の期待が膨らんだのでは

「前回乗せてもらった時より格段の成長が感じられましたし

今回のような厳しい競馬も経験して勝ち切る事ができたので

これからもさらに成長してくれればと思っています。」

 

―ファンの皆様へ

「何とか関係者の皆さんのおかげで重賞連勝する事が出来ましたので

これからはよその競馬場であったり大きな舞台に挑戦できれば

と思っています。応援よろしくお願いします。」

 

これで現時点での金沢2歳トップの座は

揺るぎないものになったと言っていいでしょう。

青柳騎手も前回の金沢プリンセスカップよりさらに自信を深めた事が

インタビューの端々から感じられました。

コメントの通り大きな舞台での活躍を期待します!

 

 

今開催は変則日程でしたが次週金沢競馬はいつも通り日曜・火曜

10/20,22の開催です。またのご来場ご観戦お待ちしております。