金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

こんにちは、泉です。

金沢競馬は県営第二回の開催が行われています。

 

今開催は変則開催で17,19,21,24日と金・日・火・金と

競馬が行われます。

 

その中で19日にノトキリシマ賞、21日に金沢スプリングカップ

と2つの重賞が行われました。

 

まずは19日のノトキリシマ賞。

開幕日に行われた準重賞の若駒賞を制したピカピカピロコや

重賞で2着2回のグリーゼが人気を集めましたが

勝ったのはケーズコマクサ。

 

鞍上はさすらいの重賞ハンター吉原寛人騎手!

関係者の皆様おめでとうございます!

 

ここまで好走は続いていたものの、裏を返せば勝ちきれなかった

ケーズコマクサですが、この日は2着を1秒1離す圧勝。

驚くほど弾けたその脚を引き出した吉原騎手、流石です。

 

吉原騎手コメント

「懇意にしていただいているオーナーの馬で重賞を勝つのが

夢だったので、今日その日を迎えられて本当にうれしく

思っています。

 

少しテンションの上がりやすい馬なんですが、今日はギリギリ

耐えてくれてゲート裏まで消耗せずいてくれたので

なんとか競馬ができるなと思ってました。

 

ちょっと(ペースが)流れてくれればいいと思っていたところ

加藤君(ライクシュガー)が内から攻めて行ってくれて

僕にとっては絶好の展開になってくれて、これなら勝ち負けに

なると少し微笑みながら(笑)3コーナー回ってました。

 

どこからでも競馬ができる馬なのでそれはいい部分ですが

メンタル面でちょっとテンションが上がりやすいので

そういう面が成長してくればさらに強くなれると思います。

 

また一つ重賞を勝たせてもらって、着実に数を伸ばせて

本当にありがたいなと思います。

今後とも金沢競馬をよろしくお願いいたします。」

(インタビュー・山中アナ)

 

これで吉原騎手はこの時点で地方重賞208勝。

常に乗り続けている馬ではなくともその力を

いかんなく引き出すあたりは流石としか言いようがありません。

 

そしてこれで金沢の3歳戦線はさらに面白くなったと

言えるでしょう。

 

一方人気のピカピカピロコは6着。

松戸騎手は

 

「1度勝ったメンバーで期待していましたが甘くなかったですね

パドックでおとなしかった時点で『ん?』と思ったのですが

レースにいっても走る気を見せてくれませんでした。

促しても進んでくれない感じで。

また次に向かって仕上げていくしかないですね。」

 

と無念の表情。

ただ、力を出し切れなかったのは明らかなので

今後の巻き返しに注目しましょう。

 

 

 

続いて21日の金沢スプリングカップ。

 

①オヌシナニモノ

 

②キュムロンニンバス

 

③マリンデュンデュン

 

④フラップシグナス

 

⑤ショウガマッタナシ

 

⑥エコロブレード

 

⑦ヴェルテックス

 

⑧ハクサンパイオニア

 

以上の8頭立て。

 

人気は転入後2戦2勝のキュムロンニンバス、前走1400mで

強さを見せたヴェルテックス、実力馬マリンデュンデュンが

集めましたがレースを制したのはそれらの後ろで息を潜めていた

フラップシグナス。

 

 

世界の競馬を知る名手・米倉知騎手の騎乗が冴えわたりました

関係者の皆様おめでとうございます!

 

米倉騎手コメント

「(勝利は)うれしかったです。調教に一回乗せてもらいましたが

乗りやすい感じだったので、テン乗りでも大丈夫かなと。

 

作戦は任せてもらえました。

ペースについては想定の範囲内でした。

望月君(キュムロンニンバス)が思ったより後ろにいたのは

誤算でしたけど、ただ、その後ろでもいいかなと思いました。

 

(仕掛けは)レースなりに行こうと思ってましたが

3コーナー辺りいい手応えで、望月君と一緒に上がっていけて

あの子が内いったので僕は外行こうかなと。

 

直線は、もうかわしてくれ!と祈ってました。

(これだけの相手に勝って)楽しみです。

もっと走ってほしいですね。

 

応援ありがとうございます。これからも頑張りますので

応援よろしくお願いします。」

 

レースなりに、という米倉騎手の言葉が印象的でした。

個人的に勝負強いというのが米倉騎手の印象ですが

海外経験含む豊富なキャリアからそのレースのポイントを

つかむ感性、そういうものが育まれたのでしょうか。

 

50歳を迎えたとは思えぬほど若々しい米倉騎手。

今年も活躍期待してます。

 

 

そして連日の重賞制覇となったのは中川雅之調教師。

金沢スプリングカップの表彰式後にお声がけすると

 

「こんないい事もあるんですね。」

 

とニコニコ顔。

 

フラップシグナスについては

 

「まだ馬が若い感じがしますのでね、期待があります。

金沢は夏が暑いですから、それをどう乗り切るかが

今期のポイントになるでしょうね。」

 

と展望を語っていただきました。

昨年のマンガンもそうでしたが中川調教師の

馬の新味を引き出す手腕は素晴らしいの一言。

 

また1頭金沢の重賞戦線に楽しみな馬が出てきました。

ぜひ今シーズン盛り上げてもらいたいと思います。

 

 

 

最後に区切りの勝利の話題を。続々達成されました。

加藤和宏調教師が通算1100勝、佐藤茂調教師が通算2200勝を

それぞれ達成。おめでとうございます!

 

そして金田一昌調教師が4/23現在で通算2999勝。3000の大台に

あと一つと迫っています。

藤田弘治調教師も99勝で100勝にリーチ。

ぜひご注目を。

 

 

 

さて金沢競馬は24日の後はゴールデンウイークの開催。

4/29・5/1・35

この4日間の開催。

5/3には重賞・利家盃が行われます。

ゴールデンウイークも金沢競馬でお楽しみください。

 

 

 

 

 

こんにちは、泉です。

金沢競馬は県営第一回の開催が終了。

 

お天気にも恵まれ、遠くの山並みもクッキリ見えました。

 

今年は金沢でJBCが開催されることを記念して

重賞・JBCイヤー記念が4/12に行われました。

 

非常に好メンバーとなった一戦。

1番人気は昨年末のファンセレクトカップで

衝撃の末脚を披露したリュウノブレイク。

 

2番人気は昨年の百万石賞で「もう一度」輝きを取り戻した

ナミダノキス。

 

3番人気は昨年も重賞戦線を沸かせたマリンデュンデュン。

 

4番人気は金沢転入後好成績を重ね続けた

ハクサンツキミテイ。

 

5番人気は重賞まであと一歩というウェザーコック。

(パドック写真は全て大川アナ提供)

 

全10頭で争われました。

 

 

 

レースは見るからにスローで進みます。

ハナはハクサンツキミテイ、2番手マリンデュンデュンと

前はすんなり隊列が決まりましたが

ハクサンツキミテイの加藤騎手も

マリンデュンデュンの松戸騎手も

ガッチリと手綱を抑えていましたし、後続勢の騎手の皆さんも

とにかくムダな脚は使わないようにという意識が

感じられました。

 

レース直後に偶然松戸騎手とお話しすることができ

 

「前走(今季初戦・馬場が変わってからの初戦)勝ったけど

最後止まってる感触があって、逃げ馬を強くは

追って行けなかったんですよね・・・

息が入ったところでこの位置でいいと判断したのが

結果として良くなかったです。」

 

とやや悔いの残る心情を話してくれましたが

やはりどの騎手も重くなった馬場への意識、そしてこの馬場でも前走末脚を見せつけたリュウノブレイクへの警戒が

強く感じられるレースになったのは間違いないでしょう。

 

一方逃げたハクサンツキミテイは全くのマイペース。

昨年末のファンセレクトカップで重賞の壁に跳ね返された

イメージもあったのか他馬からのマークが軽くなったことで

軽快に、というよりもゆっくりゆっくりと逃げる形に。

 

3コーナー過ぎからは流石にペースを上げましたが

それでも逃げるハクサンツキミテイの余力は十分。

リュウノブレイクも自身としてはかなり早い仕掛けで

前を追いますが、思うようには差が詰まりません。

 

結局そのままハクサンツキミテイが逃げ切って優勝。

リュウノブレイクは2馬身半差までは差を詰めましたが2着。

ナミダノキスはこのペースでも地力を見せて3着。

マリンデュンデュンは最後脚色が一緒になってしまい4着。

 

 

関係者の皆様おめでとうございます!

 

加藤騎手インタビュー

 

「有力馬が後ろに多かったので、上り勝負では分が悪いとみて

自分の展開に持ち込んで、前で逃げ残りを狙った作戦が

うまくハマったので良かったです。理想の競馬ができましたね。

 

この馬とはずっとコンビを組ませてもらってるので

いい雰囲気で来ていて勝負ができるかなと思ってました。

 

(馬場は)差しが決まりやすいこともあって、他の騎手も

以前に比べて仕掛けを待つだろうと思ったので

自分はセーフティーリードを取る競馬にしようと。

 

本日はハクサンツキミテイを応援いただき

ありがとうございました。

これからハクサンツキミテイも金沢競馬場も共に

もっと頑張っていくので応援よろしくお願いします。」

(インタビュー:大川アナ)

 

 

デビュー4年目とは思えぬ冷静かつ的確な分析。

師匠が父であり名手であった加藤和義調教師

兄弟子がさすらいの重賞ハンター吉原寛人騎手という

恵まれた環境。そして馬場が重いとされる

高知への冬季武者修行の経験もフルに生かした

結果なのでしょうか。まさに伸び盛りの加藤翔馬騎手。

今後の活躍から目が離せません。

 

 

 

 

話題は変わって、区切りの勝利の達成がありました。

 

魚住謙心騎手が地方競馬通算200勝達成!

おめでとうございます!

なお魚住騎手はYJSでJRAに参戦した際に1勝を挙げており

生涯通算では201勝目ということになります。

 

金沢競馬公式Xにミニインタビュー動画がありますので

ぜひチェックしてみてください。

 

 

さて4月の金沢競馬はやや変則的な日程で行われます。

次回の金沢競馬は

4/17・19・21・24

と金・日・火・金の4日間。

17日21日百万石かがやきナイターでの開催です。

重賞は19日ノトキリシマ賞

21日金沢スプリングカップ

が行われます。

次回金沢競馬もどうぞお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月7日(火曜日)、金沢競馬県営第1回開催の2日目。

新年度最初の開催も2日目を迎えました。

開催2日目は
3歳馬の交流重賞・第3回ネクストスター中日本

メインに百万石かがやきナイター開催でレースが行われました。

3コーナー4コーナー外周の桜もきれいに咲きました。


前半戦からエキストラ騎乗があった望月洵輝騎手と小笠原羚騎手は、望月騎手が1Rと10Rで1着、小笠原騎手は3Rと6Rどちらも2着など、活躍を見せていました(渡邊竜也騎手も7Rで2着)。


メインレースのネクストスター中日本、

笠松からヨサリリバーストリート
名古屋からリトルリリイミモザノキセツが参戦して、

地元勢はエムティジークを筆頭に8頭の12頭立て。

人気を集めたのは

 


1番人気12番ミモザノキセツ

 

2番人気4番ヨサリ
 

3番人気8番エムティジーク

名古屋・笠松・金沢の世代トップが
ほぼ拮抗する形の支持を集めました。

この3頭はいずれもパドックで
環境に動じることなく落ち着いているように見えました。


レースは大外枠の12番ミモザノキセツが好スタートから仕掛けることなく先頭に立つと、隣のリバーストリートに寄られ外へ切り替えて上がっていったエムティジークが2番手に。さらに内に入るような形になったリバーストリートの外にヨサリ、後ろにグリーゼとオレンジケーキで向正面へ。
向正面に入った辺りから、後方集団にいた吉原騎手のグラシアレスが前の集団に向かって外目を一気に動いていって、合わせてヨサリもスパート。3コーナー手前でオレンジケーキは後退、リバーストリートとグリーゼが前のエムティジークとミモザノキセツから遅れてしまい、代わって迫ってきたのがグラシアレスとヨサリ。
最後の直線に入って前で競り合うミモザノキセツとエムティジークにヨサリが迫って3頭の争いになりそうでしたが、ミモザノキセツとエムティジークはどちらも譲らず2頭並んだままゴール。アタマ差でミモザノキセツが逃げ切って優勝、2着エムティジーク。最後は1馬身差で3着がヨサリ。ここから3馬身離れて4着グラシアレス、2分の1馬身差に追い込んだパッションビートが5着でした。
(着順は→こちら



表彰式インタビュー
ミモザノキセツ 望月洵輝騎手



ー優勝おめでとうございます
ありがとうございます。

ー最後は実に熱の入る叩き合いでしたね
はい、僕も熱くなりました。

ー去年までの金沢のイメージで乗ると危ないかな?という
 話をされていましたが、実際乗ってみていかがでしたか?
いい枠が当たりましたし、行く馬を行かせて2〜3番手で競馬をするのが自分のプランだったんですけど、思った以上に馬の具合が良くて自分からグイグイハミ取ってくれたんで、ゲート開いてからの行きっぷりからハナに行っちゃったほうがいいと思ったんで、ハナに行くことにしました。

ー途中から、金沢のエース・エムティジークが並んできました
一回出られているんで。「盛り返してくれ」っていう気持ちが馬に伝わって、最後ミモザが頑張ってくれたんで、頑張ってくれたミモザにありがとうって言いたいです。

ー遠征競馬でこういったレースができたのは

 この先に繋がっていく?
この中日本でナンバーワンになって、中日本だけでなく全国的なメンバーと戦うことになると思うんですけど、どれくらいやれるのか楽しみの方が大きくなりました。

寒い中ですけど、ナイターの最後まで集まっていただきありがとうございました。この馬もまだまだ成長分あると思うので、この馬の今後に皆さんも目を向けていただけたら嬉しいです。

(聞き手・泉アナ)


ひとまずは東海地区と金沢で、地区の3歳馬同士の戦いにそれぞれ戻ることになりますが、この先交流重賞もいくつか組まれているので、さらに成長した馬たちが再び戦うことを楽しみに、この先のレースを見守っていきたいと思います。


さて、新年度第1回の開催は、

10日&12日に3日目&4日目のレースが行われます。

12日のメインは重賞・JBCイヤー記念。
(4/12・第8競走。発走17:45)

枠順が確定しています→こちら


今シーズン初戦を勝っているリュウノブレイクとマリンデュンデュンに、
実力馬ハクサンツキミテイ・マンガン・ナミダノキスや、
もつれればウェザーコックやダイヤモンドラインも怖い存在です。

そして10日は百万石かがやきナイター!
開催後半戦も金沢競馬でお楽しみ下さい!!
 

金沢競馬は3月29日まで、令和7年度県営第19回開催がおこなわれました。

 

これで令和7年度の開催は終了し、次回(4月3日から)は新年度の開催となります。

 

とはいえ、冬季休催期間のある金沢競馬はようやく今年の2開催目が終了したところです。

 

 

金沢ジョッキーの一部の方々に、今年の抱負や、昨年から大きく傾向の変わった馬場状態などについてうかがいましたので、そのコメントをご紹介します。

 

 

まず2開催終了時点で金沢リーディングトップに立っている、ハマのファイトマン・栗原大河騎手

 

 

 

「今年は取りこぼしを少なくして、たくさん勝てればと思います。

 

リーディングトップは、強い馬に乗せてもらってるので。まだ最初ですから、順番はこれからコロコロ入れ替わると思います。

 

馬場については、気をつけなくてはいけないことはつかんだかなと。折り合いを欠くと、しまいパタパタになってしまうので、折り合いが大事だなと思います」

 

 

 

闘志タップリ・沖静男騎手

 

 

「馬場傾向…つかんでないです。非力なタイプの馬だと、一完歩・一完歩、こたえるのかなあ。去年だったら立ち回れた馬でも、一完歩、カキ込むのにパワーが必要なので、ペース配分とか色々考えないと、最後、足が上がったりしますから。

 

今年…一生懸命がんばります」

 

 

 

トラッキングイエロー・柴田勇真騎手

 

 

「ケガなく。やっぱりナミダノキスでがんばりたいですね」

 

 

 

意外性のエンターテイナー・服部大地騎手

 

 

「ケガなく、無事に終われば。

 

馬場は、昨年までにくらべて面白い。以前は前に行った馬ばかり勝ってましたけど、今年の馬場は展開でどんな馬にもチャンスあるし、馬券買うファンの方々も難しいし面白いでしょう」

 

 

 

忍法炸裂!・甲賀弘隆騎手

 

 

「ボク、ケガしちゃって4月からしばらくいなくなっちゃうんですよ。左手の靭帯切れちゃって、手術するので新年度開催からしばらく離脱。なるべく早く復帰したいです。

 

馬場は、サイコーですね!差しも決まるし。先行、差し、追い込み、そういう戦法がちゃんと全部活きてくるので。

ゲートが上手い馬だから買うっていう去年までの金沢競馬と違って、馬の特色・騎手の特色を組み合わせて馬券を考えてくれたら、楽しめると思います!」

 

 

 

ポライトモデレーター青柳正義騎手

 

 

「去年と馬場の感じが全然ちがうんで、馬券も色々荒れてるみたいですし、全国的にこれが認知されていくといいですね。

 

活躍馬の傾向も変わるんじゃないですかね。騎手も戸惑ってるからお客さんも戸惑ってるのかな?

 

今年自分、厄年なので、それに負けないよう、目立てるようがんばりたいです」

 

 

 

高知での期間限定騎乗中に通算300勝を達成した、躍動飛翔・加藤翔馬騎手

 

 

「去年の金沢開催終了時点で300まであと14勝だなとわかっていたので、高知で14勝して達成して帰ってくるのが自分の中で目標でした。達成できてよかったです。

 

砂が深くなって馬場傾向が去年までと変わってるんですが、砂が深いのとか時計がかかるのは、毎年冬の間、高知で経験させてもらってるので、それが活きる、活かすことができるなあと思います。

 

ただ、去年走れてた馬が走れなくなったりとか、そういう違いは乗りながら修正していきたいと思います。

 

去年のペースでいけば年内に400勝を目指せると思うので、去年以上の成績で400勝達成を目標にしたいと思います」

 

 

 

百万石の笑顔・松戸政也騎手

 

 

「今年は重賞を勝ちたいです。

昨年は期待のマリンデュンデュンで主役に!と思ってそれが叶わなかったので。

 

ピカピカピロコがね、パワーアップして帰ってきてくれて、よかったですね。元々、足元があまりよくなくて、ビッチリ調教できなかった馬が、その状態でも3つ勝って、ポテンシャルだけで勝ってたんですけど、足元も改善されて、帰ってきて乗ったら、全然違う!って思ったくらい。すごい脚を使ってくれて、いい結果出てよかったです。

 

今年は3歳はピロコ、古馬はデュンデュンと、両方そろってくれて楽しみです」

 

 

 

金沢の龍・中島龍也騎手は、3月28日におこなわれた準重賞・加賀ケーブル杯スプリング特別(金沢スプリングカップトライアル)をヴェルテックスで制しました。主にこの馬について話していただいています。

 

 

「ヴェルテックスは金沢2戦目でよくなってましたよ。長い距離のイメージがあるんですけど、1400メートルも、前回、スタートも思ったより出たし、ハクサンバードの後ろにつけられるほど行けたし、今の馬場ならチャンスあると思って乗ってました。

 

ちょっと相手なりにヤメちゃうところもあるんですけど、今回は3~4角もちゃんと反応して最後まで脚つかってくれました。前回だって、リュウノブレイクがビックリするような脚つかったから止まったように見えたけど、38秒くらいの脚でしたからね。

 

道中もひっかかる馬でもないし、器用だなと思いました。百万石賞でも短距離戦線でも、『どっちもいけるけど、どっちにする?』って聞かれて、『どっちも乗りやすいからわからん!』って贅沢な悩みですね。

 

 

(準重賞・スプリング特別を制したヴェルテックス パドックでの様子)

 

 

自分の今年については、ちょっとスタートが決まってない部分あるんですけど、年間200勝は自分の中で達成してみたい目標なので、200勝、がんばりたいと思います」

 

 

全員にお話をうかがうことができなかったのが残念ですが、シーズンのスタートから2開催が経過して、軌道に乗ってきた感のある、騎手のみなさんの表情を見ることができました。

 

 

金沢競馬は4月3日、新年度初日のレースがおこなわれます。

 

新年度はさっそく、

 

 

百万石かがやきナイター

 

 

としておこなわれます。

レース実施時刻など、公式サイトでよくご確認ください。

 

 

令和8年度も、たくさん金沢競馬にご参加ください!!

こんにちは、泉です。

今年の金沢競馬、3/11に開幕を迎えました。

今年もどうぞ金沢競馬をよろしくお願いします。

 

 

まず今年の金沢競馬、馬場傾向が大きく変わりました。

これまでは地方競馬の中でも比較的「軽い」とされてきた

金沢の馬場ですが、これが一転時計の掛かる馬場に。

 

当日の朝、騎手の皆さんからは「重いね」「深いよ」

と伺ってはいましたが、実際に1レースを見ると・・・

 

明らかに流れが遅い。

 

そして勝ち時計を見てびっくり。

1:43.7

これまでより4~5秒ほど掛かる馬場へと変貌を遂げました。

 

騎手の皆さんは概ね「どうしても探り探りになる。」とのことで

柴田騎手は「これまでならこのペースで押し切れると思って

いた感じでいっても止まってしまう。」

と難しさを教えてくれました。

 

ぜひファンの皆さんも馬場の変化を頭に入れて

今年の金沢競馬をお楽しみください。

 

開幕の開催から多くの有力馬が参戦しました。

昨年の年度代表馬であるエムティジーク

百万石賞で"もう一度"輝きを取り戻したナミダノキス

快速馬マリンデュンデュンなどが登場。

 

 

エムティジークも参戦した開催初日の準重賞・若駒賞を

制したのはピカピカピロコ。

エムティジークとのハナ差の接戦を制しました。

 

松戸騎手は「いい脚でしたね。ビックリするくらいでした。

馬体が減っていたので、その回復も考えながらのローテになる

と思いますが今年が楽しみになりましたね。」

と手応えをつかんだ様子。

 

一方惜敗のエムティジーク・中島騎手は

「負けは負けですから。」とサッパリした様子。

ただ、「序盤番手につけてという形は佐藤先生と話した通り

に出来ましたし、思った通りの競馬はできました。

 

遠征の精神的ダメージがあったら困るなと思っていましたが

それが感じられなかったのは良かったです。

 

本当はもっと控えて2列目から構える形も試してはみたいですが

使うレースがどうしても重賞級になるので

試す場がないというのが正直なところですね。

 

最後は止まってしまいましたが

これは馬場もあったと思います。

そのあたりは今後様子見ですね。」

 

と次に向けて前向きな様子でした。

条件的に今回は休み明けに加え58㎏を背負っていたことを

考えると、上積みは大きいことが想定されます。

なんといっても年度代表馬に輝いたあのパフォーマンスの数々

を考えると今年の3歳戦線も楽しみが膨らみます。

 

 

A1のレースは距離選択の2レースで行われ1400mを勝ったのは

マリンデュンデュン。

松戸騎手は「1~2コーナーでは少しハミを噛んでしまったけど

すぐになだめることができました。勝ちに行く競馬をした分

終いは少し甘くなりましたけど結果を出してくれて良かった。

 

今の重い馬場なら1400~1700mぐらいでも

面白いかもしれませんね。」

 

とニッコリ。

中日杯を制するなどここのところ短距離の印象が薄れていた

マリンデュンデュンですが考えてみれば元々はスピードで

圧倒していた馬。

 

「ピロコもそうですしデュンデュンとも重賞獲りたいですね。」

 

と松戸騎手は今シーズンの意気込みを語ってくれました。

 

そこへ「松戸さん僕からばっかり勝つじゃないですか!」と

笑顔で入ってきたのが2着ハクサンバード騎乗の栗原騎手。

 

「今回はこちらの思った以上にデュンデュンが走ったというのと

バードが思った以上に止まってしまった感じですね。」

 

と敗因を分析。

中央競馬から未勝利で転入し2勝を挙げて中央へ再転入。

そこから3勝クラスを勝つまでに出世し金沢へ再び帰ってきた

ハクサンバード。金沢でもうひと花咲かせる可能性は十分です。

 

 

 

距離選択のもう1レース、1700mを制したのは

リュウノブレイク。

あのファンセレクトカップを思い出すような鮮やかな末脚で

差し切りました。

パドックでの記者の方の判断からも決して開幕から

万全ということでもなかったのでしょうが

それでも鋭い差し脚を見せつけてくれました。

 

そして2着にはヴェルテックス。

かつて名古屋グランプリを制した大物が金沢にやってきました。

直前まで在籍した南関東では思わしい結果を残せずにいたよう

ですが、そういう馬と中島騎手のコンビというのは

金沢で蘇ったマンガンを思い起こさせます。

 

ナミダノキスは4着でしたが、レース当日の朝

柴田騎手に伺うと「昨年の春先よりは大分いいですよ。」

ということだったのでここからの巻き返しに期待です。

 

このレースは開催最終日の最終レースに組まれていたので

レース後に騎手の皆さんに話を伺うことはできませんでしたが

また折にふれファンの皆様にお伝えしたいと思います。

 

 

多くの実力馬が出走し、今年の金沢競馬を占う上でも

見どころの多かった開幕開催。

昨年から激変した馬場ですが、これから整備の状況や

馬や騎手の皆さんが慣れてくるとさらに傾向は変化するかも

しれません。ぜひ金沢競馬から目を離さないでください。

 

次の開催は令和7年度の最終開催、県営第十九回の開催です。

 

変則的な日程で

3/24,27,28,29の4日間で行われます。

 

ご来場ご観戦お待ちしております。