金沢競馬は県営第11回(通算13回)開催の前半が終了しました。
この初日(13日)には3歳馬の三冠レース最終戦・第61回サラブレッド大賞典が、そして2日目(15日)には、若手ジョッキーたちの共演・YJSトライアルラウンド金沢が、それぞれおこなわれました。
というわけで、今週の金沢競馬担当日記は二本立て!
サラブレッド大賞典については、大川がお伝えします。
長く停滞する秋雨前線の影響で長引く雨。
この13日・15日の金沢競馬も、雨模様のお天気でした。

(終始このような分厚い雲。雨が降ったりやんだりのお天気でした)
13日(日曜日)のメインレースは、重賞・日本トーター杯第61回サラブレッド大賞典。金沢3歳三冠レースの最終戦です。
金沢競馬の3歳三冠戦線は、
一冠目:北日本新聞杯
二冠目:石川優駿
三冠目:サラブレッド大賞典
であらそわれます。
石川優駿が創設されて、今年で10年(創設時〜第7回までは『石川ダービー』)。
いまだ三冠馬は誕生していません。
なお、石川優駿創設前の金沢3歳三冠レースは、
一冠目:北日本新聞杯
二冠目:MRO金賞
三冠目:サラブレッド大賞典
というオーダーでした。
2008年、これらを3つ全て勝ち、三冠馬となったのがノーブルシーズでした。今年三冠馬が誕生すれば、18年ぶりの快挙。そして今年は北日本新聞杯と石川優駿を制して二冠を獲得しているグリーゼが、このサラブレッド大賞典で三冠に挑みました。

(サラブレッド大賞典パドックのグリーゼ)
ノーブルシーズに騎乗し三冠に導いたのは、中川雅之騎手。
グリーゼの管理トレーナーは中川雅之調教師。
中川師にとっては、騎手として・調教師として、ともに三冠達成という偉業に挑んだ一戦でした。
1番人気は、新設重賞・金沢城鼠多門賞を制し、金沢では4戦全勝のアメジストロード。

(パドックのアメジストロード)
続いて、金沢2戦2勝のニャンタロウ。

(パドックのニャンタロウ)
グリーゼは、鼠多門賞を出走取り消しで、実戦は石川優駿以来となったことが影響したか、3番人気でした。
レースは、好スタートを切ったグリーゼが先頭で最初のコーナーをむかえ、人気上位馬がこれを好位で追う格好から、一周目スタンド前に出てきたあたりでアメジストロードが前に出て逃げる形になりました。
逃げるアメジストロードを追って、二番手外にグリーゼ、内にスターキャンディがつけ、その後にケーズコマクサとニャンタロウが並び、直後にシャンパンスター。このあたりまでが一団で後続はやや離れてばらけた展開になりました。
向こう正面で外を通って押し上げるシャンパンスター、ケーズコマクサは少し苦しくなり後退。
2周目3コーナーでは、
アメジストロード、スターキャンディ、グリーゼ、その外から進出するシャンパンスターの4頭にしぼられて直線に向いてきます。
直線でも一旦アメジストロードが突き放し、そのまま押し切るか?というところへ、外からスターキャンディとシャンパンスターの2頭が伸びて並びかけ、ゴール前は3頭のあらそい。真ん中のスターキャンディの脚が勝り、身体半分、先着。重賞初制覇となりました。

(パドックのスターキャンディ)
勝ったスターキャンディをはさんで、内のアメジストロードと外のシャンパンスターは2着あらそいでしたが、2着:外から差してきたシャンパンスター、3着:内で粘っていたアメジストロードでした。

(2着:シャンパンスター)
前3頭から離れて4着:ニャンタロウ、グリーゼは5着でした。
優勝したスターキャンディは、ここまで重賞では兼六園スプリント3着、鼠多門賞2着と惜敗だったものの、それ以外は金沢では負け無し。前走は古馬B2に組まれて勝ち切っていました。
重賞3回目の挑戦での制覇、鞍上の好騎乗も相まって、その強さを発揮しました。
第61回サラブレッド大賞典
優勝 スターキャンディ号 望月洵輝騎手
「馬がよく頑張ってくれました。
砂をかぶるとあんまり良くないという話だったんですけど、2000メートルで、100メートルですけど前走より距離延長していますし、最初だけ砂をちょっとかぶったあとは、折り合ったところで、内の砂をかぶらないスペースのギリギリを走って、リズムよく運べたのかなと思います。
(内でも砂をかぶらない位置?)ちょうどいい前との距離感と、(インの)重たいところと前の馬との境目を走っていたので、なんとか馬の気分を損ねることなく走ってこられたかなと思います。
前に行った馬も、追ってからしぶとい馬で、後ろも来ていましたし、なんとか届いて、後ろはしのいでくれっていう思いでした。
北海道に先日まで短期で行っていて、北海道にあるミルファームさんにもお邪魔して、今日勝てるように頑張りますって言ってきたので、有限実行できてホッとしています。オーナーにも電話したいなと思います。
だいぶ暑さもやわらいできて、競馬見に来やすいシーズンになったかなと思うので、ぜひ現地で応援してください!」

(第61回サラブレッド大賞典 優勝 スターキャンディ号 左から望月洵輝騎手 金田一昌調教師 辻加武斗厩務員)
結果的に、春シーズンで重賞戦線上位に奮戦した馬たちにかわって、新勢力が台頭した形となったサラブレッド大賞典でした。
この世代がこのあとどんな構図になっていくのか、まだまだ予断は許されません。注目していきたいと思います。
金沢競馬、この開催の後半戦は
3日目:21日(月曜日 祝)第2回 金沢鼓門賞
4日目:22日(火曜日 祝)第46回 白山大賞典
以上に日程でおこなわれます。
シルバーウイークも、ぜひ金沢競馬にご参加ください!