YAO 3!
以前の記事で、八尾と聞いて何を思い浮かべるか?との問いに、心合寺山古墳(しおんじやまこふん)、八尾空港、アリオ(笑)等と答えた際、「え?いやいや、物部守屋の墓や守屋首洗池、鏑矢、弓代塚に稲城跡等の守屋フルコースがあるでしょうが!?」ってイラッとした方もおられるかと思いますが…知ってる知ってるそれくらい知ってる敢えてやねん。守屋コンボは改めて個別で書きたかったからこれが正解やねん。ていうワケで、八尾市内の一部に集中している物部守屋関連の史跡を巡ってまいりました。バイクやチャリを使ってあっさり見れば30分以内で全て回れます。古本屋でたまたま買った「歴史読本」が内容モロかぶりだったのでそれと合わせてご覧くださいませ。(写真が若干白んでいるのは当時のカメラレンズの不具合が原因です。御見苦しいかもしれませんがご了承ください)では、回った順に、先ずは物部守屋(もののべのもりや)の墓587年の蘇我馬子、聖徳太子らとの対立「丁未の乱(ていびのらん)」にて討たれた物部守屋のお墓です。交通量の割に道幅がさほど広くない国道25号線に面しています。墳墓を囲む玉垣には、名立たる神社の名前が。長いあいだ仏敵として扱われてきた守屋への労い?でしょうか。墳墓側には歩道がないので、近付く際は気いつけなはれや。次に、守屋の墓より100mほど西にある大聖勝軍寺(たいせいしょうぐんじ)の境内、というか入り口付近にある守屋首洗池水は枯れています。この池は聖徳太子が迹見赤檮(とみのいちい)に鏑矢で守屋を射させ、秦河勝(はたのかわかつ)がその首を取って、この池で洗ったとの伝えがあります・・・が、以前の記事にも書いた通り、他にも守屋の首洗池と称する池があるんですよね・・・ま、まあ、そこらへんはね、アレですよ、うん。ぼや~っとさせとった方がええのんとちゃいますか(笑)守屋墳墓と大聖勝軍寺の位置関係続いて、大聖勝軍寺の道路向かい南東の位置にある交番横駐車場?駐輪場?奥の忠魂碑案内板等はありません。多分守屋関係ありません。とにかくでっかい。因みに、大聖勝軍寺南西向かいには天童よしみ音楽事務所があります。逆に守屋関係あったらおもろいけど。で、一旦道路に出、東へ20mほどずれた歩道橋下の道標道標って、ええよね。見つけたらワキワキする。ワクワクではなく?案内板があります。野道標もええけど、整備、管理された道標もええよね。野道標とは言わねえだろ。守屋絶対関係ない。そして、南へ30mほど路地を進み、飲食店が密集している場所に立てられている鏑矢塚(かぶらやづか)守屋を射た鏑矢を埋めたと伝えられています。石碑前に飲食店の看板が置かれてしまっている写真をよく目にしますが、この日は時間帯のせいか、置かれていませんでした。ただ、写真パシャパシャ撮ってたら、前の喫茶店のおばちゃんに思っくそ不審がられましたけどね。ちゃんと案内板が設置されています。忠魂碑、鏑矢塚の位置関係更に、そのまま南西へ300mほどの場所に弓代塚(ゆみしろづか)鉄塔下のフェンスで囲まれた場所に立てられているのですが、先ず、その入り口に前フリそして、路地を進み、奥に本命「迹見赤檮発箭地(とみのいちいはっせんち)史蹟 弓代」と書かれています。迹見赤檮が物部守屋を射たときに用いた弓を記念として埋めた所と伝えられています。本の写真は草もっさもさで後ろに木も見えますがすが、私が訪れた時はきれいに草は刈られ、木もなくなってました。てか、物の本によると塚状の盛り土と書かれてましたが、塚になってなくね?あと、入り口のが「弓代塚」で、中のが「弓代」というね。文句多いな!鏑矢塚と弓代塚の位置関係ポイントうまい事立てれなかったんですが、ポイントの東隣が弓代塚です。そして最後に、樟本神社(北木の本)の面する道路(二号線)まで戻り、そのまま一気に1km強下って、狭路をぐちゃぐちゃ~っと入ったところにある稲城址(いなきのあと・光蓮寺の門前)聖徳太子が物部守屋の館のあった阿都の桑市を攻めたとき、守屋は兵を集めて、この地に稲城を構えて抗戦したという。稲城は稲で囲った城とか、稲積みの城であったとか伝えられる。この碑は昭和十四年建立された。 ~石碑前の石板より~石碑の方は、個人の手によって建てられたんだとか。しか~し!こちらも、守屋首洗い池同様、稲城の跡と称する場所が他にもあるのです・・・過去記事直突きの名手、稲城文之信(いなぎぶんのしん)もビックリ。突然の刃牙ネタが決まったところで、守屋コンボ終了でございます。守屋首洗い池(大聖勝軍寺)以外は四輪で回るのは非常に厳しいので(稲城址に至っては進入出来ません)、バイクとか自転車とかで行くんやで。最後の最後にオマケとして、鏑矢塚の西隣にある飲食店密集スペース。袋小路で囲まれたコミューン的空間。昔はよくこういう場所見かけましたが、最近はめっきり減りましたね~時間帯的に準備中が多く、全ての店が営業しているのかどうかはわかりません。嫌いじゃないです、こういうの。しかし・・・「あも~れ」じゃアカンかったんか?(笑)