赦すについて学んだ本。それは
『海からの贈り物』だ。
世界的に有名な飛行家チャールズ・リンドバーグの妻として、夫婦による航空調査で北太平洋を探査飛行したり、大西洋やインドも飛行。
そして自らも女性飛行家の草分けとして活躍した著者が、49歳になってニューヨークに夫と5人の子供を置いて、喧騒から離れて書いた女の幸せについて考える内容です。
このエッセイを読んだあと、全て順風満帆の人であるかのように見えたが、彼女にも大変な時期があったと知る。
生まれて間も無い長男のチャールズジュニアを誘拐、2ヶ月後殺害されてしまっているのを知った。
その事実を知ってから1番響いた言葉がある。
『愛とは向かい合うのではなく、同じ方向を向いて一緒に進むこと。』
コレが出来なくて私は離婚したと思う。
私は元夫の前妻が亡くなったら娘も引き取れるよと言って、義母と一緒に親戚だらけの家に二世帯に住んで『覚悟』があったつもりだけれど、
子供が出来て放っておいたら死んでしまうような時期に『母親になっちゃったね』と言われた。
以前の結婚もそれが嫌だったそうだ。
(子供が赤ちゃんの時に別れていた)
その時は見た目も頑張っておりましたが、
『味噌汁温い』とか『おかずはこれだけ?の言葉に呆れてしまったりする中での不倫。
私の私物のブランド品やパソコン愛用したりジャイアン化。
「お前も父親になれよ」
私の心の中です。
『どうしてわかってくれないの?』
と言われたが、私も思っていた。
2人がそう思っていたらダメですね。
浮気の最初の頃から気づいて信頼だけが取り柄の彼からチャリンチャリンと溢れ落ち、もう何も信じられなくなりました。
というか嘘ばかりでした。
「もし嘘だと分かったら貴方の1番大事なギター🎸達を捨てます」
と言われても開き直っていた。
彼の幼馴染にギターを回収してもらう予定の数日前、私が留守の際にお気に入りのギターを愛人の家に隠して二番手達がぶら下がっていた。
心底呆れて幼馴染にもうダメだわと笑いながら伝えた。
嘘とか最初から気づいてしまうタイプだったから
『どうして信じてくれないの?』
と悪い顔して言うのに閉口した。
今後も一緒にいたくないと心底思った。
触られるのも気持ち悪くなってしまい
過去も不倫し別れたい癖に前妻ともしていて子供をおろしているのに、前妻を悪者に仕立て上げて子供と離された悲劇の話しとかも閉口した。
前妻は付き合いも長かったから私より傷ついていただろうな、と同じ女性として女性に同情した。
それでも娘に会わせてくれる心の広い人。
なのに月に一回逢えるかわからない娘とプールに行き、プールサイドで愛人と私を間違えてLINEしてきた。
私はそういう時だけ珍しくLINEをうっかり見ていた。
娘と一緒なのにと怒っていた、こういう彼女に失礼な事があるたびに私か姪っ子が怒った。
娘を私は可愛がっていた。
母親?親戚のおばちゃん目線で成長を喜んでいた。
それを『気持ち悪い』と言われたりして、
こんな男と何で結婚したんだというより、
ただただ絶望して、産後の鬱と体調不良もあり自殺しようとした。
いつも大人しい息子が泣き喚き思い止まった。
息子が居れば良いじゃないか。
子供達には見返りなんか求めず無償の愛を捧げられる。
この感覚、時間を⏳大事にしようと思い直した。
要らないわ。
一皮バサっと剥けた瞬間だった。
許すとかではなく、子供の立場でどっちが良いか考えて月に一回以上逢わす事にした。
家族でも、わかって欲しいとか、自分は正しいとか、そういうのじゃ平行線で上手くいかないですよね。
母に対してわだかまりが凄かったですが、
やはり一人暮らしになり彼女の苦労を知り、
子供を産んで彼女の不器用な愛を知った。
子供の頃受けた数々の酷い仕打ちや言葉も赦す事ができた。
逆に父親が嘘つきで立ち回りが上手かった事(元夫に似ている)にも気付いたが、それも赦せた。
話しを戻すと、
彼女の言葉は深みがあり、30代、40代、50代と改めて読む本てないけれど、又何度も読みたいなと思います。
『浜辺の生活で第一に覚えることは、不必要なものを捨てるということである。
どれだけ少ないものでやっていけるのかで、どれだけ多くでではない。
それは先ず身の回りのことから始まって、不思議なことに、それが他のことにも拡がって行く。』
『そしてそれよりも助かるのは、何を着るかということで頭を悩まさずにすむことである。
そして、着物の面倒がなくなるのは、同時に、虚栄心を捨てることでもあることが解る。』
『浜辺中の美しい貝を凡て集めることはできない。少ししか集められなくて、そして少しのほうがもっと美しく見える。
つめた貝が一つあるほうが、三つあるよりも印象に残る。空には月が
一つしか輝いていない。
なぜなら、まわりに空間があって初めて美しいものは生きるからである。
事件や、ものや、人物はそうして初めて意味があるので、だからまた、美しくあるものである。一本の木は空を背景にして意味を生じ、音楽でも、一つの音はその前後の沈黙によって生かされる。蝋燭の光は夜に包まれて花を咲かせる。』
こうして内観できた後にはコチラを是非とも読んでいただきたい
「Bless」
人のために祈っていたつもりだったけれど、
自分の中にある恐怖や怒りを追い払うことだったんです。
「Bless」=祝福
相手に祝福を送ることは、
自分に祝福を送ることと
イコールなんだと思います。
わだかまっている人がいるなら
その相手に
1週間、祝福を送ってみよう。
それは自分を祝うことになります。
Bless you
オノ・ヨーコさんがジョン・レノンの命日にチャリティーコンサートをやっていて、私も一度行った事があります。
オノ・ヨーコさんの考え方に共感できる事が多いです。
コチラにもビートルズを取り上げております↑
ひすいこうたろうさんの新しい本が凄い人気ですよね
私はものの見方検定からファンです。